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komaichiさんの寝取られナース 実姉瑛利奈 監禁快楽地獄編の長文感想

ユーザー
komaichi
ゲーム
寝取られナース 実姉瑛利奈 監禁快楽地獄編
ブランド
STUDIO TRIUMPH
得点
74
参照数
6963

一言コメント

頑張った・・・あんたは頑張ったよ本当に・・・・・・

長文感想

寝取られゲーで主人公を使いまわしするという荒業をやってのけたシリーズの第3弾。
今回がラストということで寂しいようなほっとしたような複雑な気持ちです。
尤も続行なんか到底不可能な状態になってしまうのですが。。

1作目はのヒロインは妻、2作目は主人公を慕う後輩、そして今回は主人公の姉である日比野瑛利奈。
才色兼備のエネルギッシュな女性で、血のつながり故に一度は身を引いていましたが
ボロボロになった主人公の傍らに寄り添うために奮闘してくれます。

冒頭、主人公の近況を聞いた瑛利奈が大慌てで主人公の元へ駆けつけるところから話が始まります。


■構成・展開

基本的な構成や前2作を踏襲していて、

エンド数は3【完全寝取られ/完堕ち回避/添い遂げ】
選択肢も基本的にはヒロインを「気にかける」「気にかけない」という2択。

本作の大きな見どころは先生が復活するまでだと思います。

とりあえず過去2度にわたるの寝取られ経験から日比野先生がえらいことになっていて、すべてにおいて自信喪失
体重は41キロまで激減、事情は病院に知れ渡っていて嘲笑の的、おまけにこの度骨折までして身体の自由まで失う
という有様で精神的肉体的にもうズタボロ。
人間不信で特別病室のベットの中で震える姿は本当に無残で見ているこちらさえも居たたまれない気持になってきます。

そんな悲惨な状態の主人公に復帰の第1歩を踏み出させるためにお姉さんは大奮闘。
専属ナースになって毎日つきっきり、懐かしの手料理、理不尽な想いをさせた小娘(過去ヒロイン)への報復etc…
それまでのキャリアをすべて投げ捨てて主人公の為に一生懸命頑張り怒ってくれる姿は心打たれるものがあります。
そして涙ながらに語る主人公への秘めたる想い―・・・
彼女の愛情で勇気づけられてようやく精神的に前向きになることができた主人公。
というところで寝取られスタート!


■寝取られ

今回の寝取られは、「主人公の身柄を盾にした(輪姦)快楽堕ち」。
物理的な身柄だけでなく、過去のヒロインのスキャンダルを利用し時期病院長(一応)という立場も脅迫の材料にしていています。
自分のレイプ時の動画など程度では屈しない強いヒロインですが弟の為にやむなく身体を差し出すことに・・・

主人公の元にメールで顔モザイク入り動画送信→女性視点でのその時の調教シーンを閲覧の繰り返して徐々に調教が進展。
映像の女性がヒロインにそっくりであることを憂いつつ悶々とする主人公。

寝取られの特徴は、

・女性視点での寝取られ進行
・輪姦的な要素は思ったより低め
・ヒロインの快楽耐性低すぎ

といった辺りが印象的。
シリーズ通しての特徴も多いですね。

少し意外だったのは、ほとんど輪姦ばかりなのかと思いきやどちらかというと
輪姦グループのリーダー1人によって手篭めにされる印象が強いこと。
その他の男たちもその場にいるしチ○ポ突っ込んだりしていますがかなりおまけ状態。
終盤になると1対1での調教シーンも増えるし、最終的にはリーダー個人のモノにされています。

女性視点の割合の多さと描写の上手さは相変わらず。
全く男性視点だけのシーンと言うのは主人公との和姦以外ないくらい。
主人公視点で寝取られを楽しみたい方には厳しいかもですね。
ただ、女性視点は快楽に翻弄される心情描写がとても丁寧。
特に今回良かったのはヒロインが敵である寝取り男に雄々しさを感じてゆく過程。
初めは気性が荒くどうやって相手を出し抜くか様々に思索を重ねているヒロインですが
寝取り男の半端ないテクで調教されてゆくうちに、胸板の厚みや、引き締まった身体、他の輪姦野郎とは違う真摯な扱い
そしてもちろん逞しいイチモツなどなどに段々と寝取り男のオトコに惹かれてゆく描写が丁寧。
肉体からからそマスクを取った素顔の寝取り男の内面まで。
勝気な性格が調教の果てに強い男性に屈服することに歓びを感じ身も心も媚びるようになる様は落差が大きくてなかなかエロい。
今回は寝取り男の策略で主人公のことを嫌悪させるまでに仲を引き裂かれてしまうので終盤になると
主人公のことを軽蔑したりズバズバと劣等感を煽るような描写が増えるのもエグくて良かったですね。

でもだからそこ堕ち方の速度が矢鱈に速いのが目立ってしまっていたように感じました。
初回レイプ時に不意打ちキスされたときに既にちょっと感じてしまうくらいで、とんとん拍子で快楽漬になってしまう。しかも処女で。
いくらエロテクが半端ないといっても、半分オナニー中毒状態で拘束されてないと股間
弄りまくってしまうというのは堕ちすぎな気がします。
ファンタジーなので仕方がないのかもしれませんが。。

ちなみに寝取り男の正体に関しては個人的には不満でした。
がこちらはネタばれ度高いので後述別の項目で記載。


■エロ

シーン数17【寝取られ16/和姦1】

舞台が病院、衣装は基本ナース服、絵師が武藤慶次さんという点は前2作同様。

先ほど触れたとおり快楽堕ちの進展が早い分、

‐アナルセックス
‐拘束スパンキング
‐ローター&バイブ装着でトイレに放置プレー
‐犬コスチュームで野外露出

といった具合で寝取られ作品の割にはアブノーマルで過激なプレーが多めかもしれません。

その都度の責めと感じ方は丁寧なので個々のシーンはエロいのですが、全体を振り返ると
短期間に実に多くの性癖に目覚めさせられています。
元が変態なのだと言われればそれまでですが。

CG使いまわしなものの毎回のキスシーンが充実しているのも良し。
キスの反応で調教の進度が分かるくらいです。
特に身体が堕ちてからのキスは心まで蕩けてゆくさまが良く伝わってきて素敵でした。

寝取られ感的には微妙ですが実用性はあるという感じでしょうか。


■まとめ
というわけで、ヒロインの印象付けは良いし、寝取られ方もそれなりに説得力があるし、
さらには快楽に翻弄される描写もエロく基本的にポイントを押さえているだけに、
早堕ちが目立ってしまった作品でした。

主人公の置かれている状況や寝取り男の意図などが前2作と絡んでくるため本編からの
プレーはお勧めできませんが前2作が有りならばプレーしてみても良いと思います。
主人公の顛末とか気になるでしょうね!
一応シリーズもののラストとして緩やかながらに前2作を踏まえた結末が用意されていたりします。
これを目当てにするのはお勧めしませんが。

と言いつつ何よりも強く思ったのは「日比野先生お疲れ様」ということでした。
もうゆっくり休んでください。

エロ詳細→寝取り男の正体の順で下記に記載。
ネタばれ度は超高いので注意を(※エロ詳細では寝取り男のネタばれは無し)























































■エロ詳細

☆:男性視点あり、ただし短くて実用向けエロシーンと言う感じではないので省略
※特に表記がなかれば衣装は基本ナース服or黒ランジェリー

・☆不意打ちベロチュー→背後から全身まさぐり→押さえつけられて正常位(処女喪失)
‐廊下で突然襲われて・・・
‐主人公を盾に取られて罵倒しつつも従わざるを得ない状況に
‐初めてのセックス、でも快楽に翻弄されまくる程感じてしまう身体…

・☆またまたベロチュー→フェラ奉仕、両手コキ
‐キスや射精で昂ぶってしまう身体

・☆四つんばバックでアナル開発&セックス→膝抱え駅弁2穴挿し
‐媚薬ローション(嘘)を信じ込んで我を忘れてアンアン言いまくり

・☆あま~くディープキス→パイずり
‐キスで蕩けはじめてしまう
‐心の中で言い訳しつつもおしゃぶりに夢中に

・☆後ろ手縛り、乳首洗濯バサミで拘束されスパンキング、横ハメ
‐病院内で犯人を詮索した罰
‐徐々に痛みが快感に変ってきて・・・濡れてしまう股間
‐最後にはスパンキングおねだり

・☆優しく濃厚キス→騎乗位、口尻3穴責め
‐↑での詮索を理由に病院内に隔離監禁
‐甘く口説かれながら愛撫されとろとろ
‐もはや焦らされると我慢できない身体に

・☆全裸犬コス(耳、首輪、アナル尻尾)で散歩、院内の敷地でおもらし&四つん這い立ちバック
‐院内でバレそうになってドキドキ、それさえも感じてしまう

・☆2穴両手コキ騎乗位→主人公にまたがって立ちバック
‐主人公の寝ている前で発情し盛ってしまう身体
‐とうとう主人公よりも快楽に屈してしまう

・☆M字開脚包帯拘束ボールギャグで3点(乳首クリ)ローター&アナルバイブ責め、セックス
‐トイレに放置
‐各種玩具を遠隔操作でとろとろにされる身体
‐弟が途中用を足しに来た(=助けを求めることができる)のに声をひそめてしまうヒロイン
‐結局自ら雌犬・寝取り男の女宣言してオネダリ
‐弟を心の中で「捨てる」描写が秀逸

・一生懸命フェラ奉仕→おマンコくぱぁして正常位
‐弟は切り捨てた後、素顔の間男の完全に屈服

・対面座位
‐主人公が目を覚ますと―・・・
‐途中命令されて主人公にも跨るが・・・気持良くなれないので軽蔑

・★ボテ腹背面座位見せつけ
‐植物状態のような虚ろな主人公の目の前で見せつけ
‐ヒロイン視点で真相が明らかに
‐END

・★他の医師と四つん這いバック
‐寝取らせ(他の男としている姿でしか勃起できなくなってしまった主人公)
‐END

・騎乗位
‐HAPPY END
‐今度こそ、今度こそお幸せに!

































■寝取り男の正体
というわけで、結局謎のマスクメンの正体は1作目の間男だった東先生。
個人的には病院長が裏で手を引いているに違いないと思っていたのですが、病院長自身は
黙認はしているものの計画の立案と実行はすべて東先生個人。
ヒロインは普段東先生と会話しているのに声を変えてマスク被っただけで誰だかわからなくなる
という点がちょっと微妙な感じでした。
その代りに最後には病院長としての立場も含め主人公から何もかも奪いさってくれるので
主人公の悲惨さが際立っていて良い感じでした。



以上です。
お疲れさまでした。