力の入れどころを間違えた作品。
『サディスティックりとる』『夢見るエゴイスト』に続く桃色劇場ロリシリーズ3作目。
低価格抜きゲーです。※以下上記2作品をまとめて「前作」とします
今回は、従来のロリッ子から責められるというコンセプトが若干変化しており
「責めor甘やかし系の毛色の違う2人のロリによる主人公奪い合い」
がメインに。
そういうわけでヒロインも、
偲ヶ師亜季歩(さいがしあきほ)…黒髪ストレート、ドSな子、寡黙、罵倒大好き
日下部由紀乃(くさかべゆきの)…栗色前分けミドル、母性本能強め、甘やかし大好き、委員長兼寮長
といった具合で性格に差があります。
2人とも寮生。主人公は新米教師ですが、生徒との親睦を深めるために
学生寮で住まわせてもらっているという設定です。
冒頭さくっりヒロイン紹介をしたのち、ヒロイン達から襲われることろから話が始まります。
■構成・展開
エンディングは3【亜季歩・由紀乃・ハーレム各1】
ハーレムは各ヒロインエンド後にタイトル画面から「おまけ」選択。
本編での選択肢は序盤に2択が1つあるのみ。
起承転結がはっきりしているという意味では本作が一番シナリオに力が入れられています。
単なるエロシーンへの前座以上に、各ヒロインとも小話が用意されています。
またテーマ通りに、主人公をめぐって押し掛け合戦や、良き友人関係を築いてゆく
(もしくは主人公が気付いてゆく)といった2人の関係性に関する描写も割と多め。
前作のように一方のルートに入るともう片方は神隠し状態にはならず、負けを認め
諦める場面などまで描かれていたりします。
非エロシーンでの培ったキャラクターへの印象がエロシーンにも反映されて良いことです。
と思いきや、困ったことにエロシーンとの断絶感強し。
猫の世話や水泳の特訓など、性癖関係とはほとんど無関係な、場合によってはエロの
邪魔になるような話を持ってきたのがまずかった。
見せ方もイマイチで、直前のエロシーンでボロボロにされて苦悩しているのに、
次の場面では何事も無かったかのように(内面からさっぱり忘れ去っているかのように)
会話しているシーンに移る場合などがしばしばあって微妙な気分にさせられます。
これではせっかくシナリオに力をいれてもあまり意味ないのかなぁという感じ。
雰囲気自体は良いのでその辺りを積極的に評価できると良いのかもしれません。
■エロ
回想枠21、個人的な感覚ではシーン数18【亜季歩8／由紀乃8／ハーレム2】
シーン数はどんどん少なくなってゆきますね。。
特徴は
・悠路絵
・S度はUP
・甘やかしロリの凄み
・やや不徹底なヒロインの性癖描写
・主人公が中途半端すぎ
といった具合。
絵師さんは前作同様、悠路担当。
あまり極端なデフォルメをしない身体のバランス、淡い肌の色遣い、ちょっと骨ばった肉体など、
割と現実感溢れる(といっても限界がありますが)少女造詣が魅力的です。
本作は表情や髪の質感等はより柔らかくなって良い具合。
でもやっぱり一番のポイントはやっぱり眉毛です眉毛。
単なる線眉毛ではあるのですが、ヒロインのおでこが広い所為かやたらに
喜怒哀楽を表しているように見える(一般性の程はわかりません)。
プレー中は眉毛ばっかりに目がいってしまう。
S系プレーは黒髪ストレートの亜季歩担当ですが、プレーの激しさでいえば
多分本作が一番だと思います。
前作までは主人公と共にヒロインも徐々に性癖に目覚めていましたが、本作は
初っ端からかなりS娘として完成度高し。
初回から挿入有りでのエロだし、初めからがっつり罵倒されます。
罵倒語彙は豚やら変態などオーソドックス(？)なものが多いですが、たまに
「イモムシちゃん」など、なかなか素敵なお言葉もいただけたりとか。
プレーもおしっこご褒美や、ペニバンやチ○ポ縛られて罵倒足コキ程度には
激しいものもぼちぼち見受けられます。
本作から登場する甘やかし系ロリエチは由紀乃担当。
結論から言うと本作では残念賞だったのですが分野としては将来性がありそうな予感という具合でした。
甘やかすなんて如何にもありがち、と思いきや、幼女が見せる母性が意外に破壊力高し。
「我慢しないで出(射精)しちゃっていいからね」みたいなベタな言葉も、ペタンコおっぱい
を健気に顔に押し付けられた状態で言われると妙に興奮します。
フェラ後刺激に我慢できずおしっこ漏らしてしまった時に、おねしょした子供を
あやすように「良いんだよ、うふふ」と飲んでくれたときとかもう・・・はふぅ
母性は年上だけの特権ではないのですね。
ロリというとひたすらに幼さ・未熟さを強調するか、小悪魔的な方向に行く場合が
抜きゲーでは(も？)多いように思うのですが、幼い子供に対して、さらに子供になって
ダダ甘えみたいな方向性も有りなのではないかなと思いました。
特化した作品とかどっかにないだろか。
オムツ装着・交換、屈辱(主人公)幼児プレー、トイレの世話とかして貰ったら幸せになれそうな予感…
でも残念ながら本作では、途中、ヒロインが人間関係で悩み始める辺りから
普通の純愛色が強まってしまい、甘やかせ描写が一気に薄々に。
シナリオでの展開が絡んでくるわけですが、エロを薄めてまで表現すべきだったかは甚だ疑問。
個人的にはかなり印象悪し。これがネガティブその1。
もう1点のマイナスは、主人公の中途半端さ。
基本ヒロイン達に対して狼狽してばかりでリトルへの熱意や歪んだ想いがあまり感じられません。
ノーブラ胸チラ、着衣ぽっちり乳首、マンスジ、パンチラ、パンツのシミ発見、肌の質感などなど
注目すべき部分はあるはずなのに、スルー、ちょいエロイベントも無くなってしまいました。
個人的にはロリ抜きゲーは、昆虫学者に虫の事を語らせる的な愉しみ方が好きなので
主人公(＝ライター)を通して存分に欲望を吐き出して欲しかった。
妙な所で倫理観持ち出してエロを渋りつつ、でもちゃっかり精子は垂れ流しにしている
男の様子など見ていても面白くない。
罵倒されているときは言葉や責めに感謝や崇拝を、甘えてる時は赤ちゃん言葉になるなど
してしっかり性癖を受けとめてもらいたいものです。
亜季歩後半辺りは結構いい感じで奴隷根性丸出したが、総じて大根役者気味。
上記以外の具体的なプレーの内容ですが、概ね
場所…自室／風呂場／プール／体育倉庫
衣装…普段着／全裸／スク水／ブルマ
体位…騎乗位／正常位
プレー(挿入以外)…フェラ／手コキ／クンニ／マンコキ
という具合。
か。
とりあえずブルマとスク水が復活してくれてよかった。
きっと要望(文句)が多かったのでしょうね。
ハーレム3Pは、どちらの個性もあまり反映されず単にセックスするのみの残念な出来。
主人公の奪い合いはどこへ行ったかというと、エロシーンでの奪い合いはありませんでしたとさ。
ネガティブなコメントが多くなってしまいましたが実用性はあるにはあります。
ただ、シリーズを重ねるごとに段々拘りを捨てている感じがして、プレー後の印象があまり良くない。
■まとめ
というわけで、シナリオに力を入れすぎて、エロシーンの質を落としてしまった残念な作品でした。
勿論シナリオ‐エロが両立するに越したことはないわけですが、本作ではまずエロシーン
の不備(ex.シーン数／甘やかしの一貫性／主人公視点のテキストetc)をなんとかして欲しかった。
とはいえ、そこまでエロばかりに特化して求めずに、日常では賑やかにヒロイン達を
見守り、エッチはエッチで愉しむのであれば案外悪くない作品なのかもしれません。
一応エロ詳細は下記に記載。
お好みでどうぞ。
とりあえず、母性本能全開な幼女を探す旅に出ようと思います。
■エロ詳細
【亜季歩】
・自室／全裸／押し倒されて手コキ→騎乗位
・プール／クス水／言葉責め手コキ、スク水すすって水分補給→騎乗位
・お風呂／全裸／泡泡クンニ→背面横ハメ
‐オシッコ飲むor顔で受け止める
・自室／制服／モーニングクンニ、おしっこゴクゴクor浴びる
・更衣室／スク水→全裸／69、オナホ責め→正常位
・自室／制服／モーニングクンニ→マン繰り返しされてアナルビーズ責め、おしっこゴクゴク
・自室／全裸／ペニバンで掘られる(正常位)→チ○ポしごかれながら立ちバック
‐白パンツの上に履いたペニバンの組み合わせがちょっと良いですね
・体育倉庫／制服／チ○ポにさらし(見たいな布)捲かれて足コキ
‐ノーパンぺろりんされて興奮
【由紀乃】
・自室／普段着→全裸／キス→正常位
‐両手頭の後ろに組んでの誘いポーズがイイですね。特に脇胸のライン
‐破瓜の際に血が出過ぎでちょっと引きます
・自室／普段着／モーニングフェラ→騎乗位
‐「我慢しないで出しちゃって良いからね」みたいな包容力良いです
‐微胸の垂れ具合が最高です
・体育倉庫／普段着／フェラ、飲尿→騎乗位
‐おしっこ口内に漏らしても優しい声で「いいんだよ」とか・・・
・風呂場／全裸／騎乗位マンコキ→対面座位(でも正常位に見えます)
・自室／普段着／モーニングフェラ
‐使い回しです
・プール／水着／水中手コキ→駅弁、失禁
・自室／普段着／無い胸おっぱいで抱擁→騎乗位
・風呂場／全裸／正常位
【3P】
・自室／ブルマ＆スク水／朝からスク水顔面騎乗＆体操着フェラ
・風呂場／全裸／顔面騎乗＆騎乗位→ペニバンアナル責め＆正常位
以上です。
お疲れさまでした。