生粋の寝取られゲー!かと思いきや色々な属性のシュチュをぶち込んだ闇鍋カオスゲーでしたとさ。ヒロインはチリ紙程度の薄い貞操感しか持ち合わせていないので寝取られ感などはほぼ皆無。とはいえ、体はムチムチ頭は無知無知のヤンヅマ心春にはひと山いくらのビッチには無い魅力がある。また後半の展開の奇天烈さ具合も相当なもの。デジタルコミックをベースにした演出も新鮮。ちょっとブス気味なのはご愛嬌。「いまぁ、心春はぁ夫以外の男にハメられてぇだらしなくぅ感じちゃってまぁ~すぅ~、イェーイ、ピース、ピース♪」←バカ
満足でした。
妻の肉体を他人に委ねて一人悶々とする、寝取られマゾ亭主のADV。
という紹介がされています。
寝取られADVと謳っている通り、寝取られ(寝取らせ)要素がメインな様子。
少なくともメーカーはそう謳っています。
同時に、「マゾ亭主の」ADVでもあります。
これには単に寝取られて快感を感じてしまう亭主が登場するという
意味以上の意味があるのですが、こちらは後述。
とりあえず、普通の寝取られ作品に求めるような欲求にはあまり
応えてくれない一方で、とても斬新で多分この作品以外では見ることの
できないような個性的な側面を兼ね備えている作品です。
■概要・構成
雅弘と心春(こはる)は結婚したての新婚さん。
ある日、妻の元彼の友人という佐藤君(=寝取り役)に誘われて、
写真撮影のアルバイトを始めてから段々と歯車が狂ってゆく…
みたいな感じ。
選択肢などはなく、一本道の物語。
2部構成で、寝取られが完了する前後で区切りられています。
後半はアフターストーリーという扱いですが、分量・内容的には
前半と同じくらいのボリュームあり。
前半と後半で作品の毛色がガラリと変わるのは
大きな特徴と言ってよいでしょう。
作品テーマの一貫性も否定するほどの変化をします。
前半は寝取られの体裁を保っていますが、後半からは
調教希望のマゾ妻と妻の可愛いショタ息子が参戦。
一気に混沌としてきます。
■寝取られ
アルバイトの内容が段々エスカレートしてゆくことで
物語(=寝取らせ)が進行。
といいつつも妻の心春は初めから(設定上)好奇心旺盛で、
冒頭の寝取られる前から、お小遣い欲しさにエッチな撮影の
アルバイトの許可をおねだりする有様。
夫婦の歯車が狂う前にすでに妻のネジが緩みきっています。
薄々貞操観とともに、どんどん行為はエスカレート。
初めこそ普通の写真撮影ですが、すぐに水着でバナナ咥える、
乳首露出、ゴムフェラ寸前の写真撮影へ。
撮影の回を重ねるごとに、服装とかもなんだか露出が高くなり、
心春のオナニー中に、違う男の名前を挙げるのを聞いてしまう、
などなど段々と日常にも変化が。
その間、夫は悪い(しかし的を得ている)想像をしてドキドキ、ハアハア。
心ではアウト(浮気)と思いつつ、あり得ない理屈で無理やり自分を
納得させる悶々とした日々が続きます。
本格的に、寝取られらの様相を見せるのは、
ある時心春のバッグの中にあった一枚のDVDを再生するあたりからでしょう。
写真撮影時の様子が映し出されるのですが、そこには・・・
みたいな感じ。
なんだか普通の寝取られ作品のように感じるかもしれませんが、
実際は心春が常識外れに淫乱すぎで寝取られ感が全然ありません。
感覚的には、よく抜きゲー見かけるような淫乱設定の女性が乱交などを
していてもこちらとしてはなにも感じないのに似ているかもしれません。
あまりにエロすぎてもう、初めから快楽の虜状態なので堕ちる過程なども当然ない。
寝取られ感はほとんど感じないと思います。
では寝取られたあと(発覚した後)はどうなるかというと大変なことになります。
シュチュエーションとしてはDVDで見せつけられるものが多め。
単なる写真撮影だと言っていたに実は続きがあって・・・という話なのですが、
心春はビデオカメラを向けられた際も恥ずかしがるなどはしません。
むしろ
男「タマ○ンおいちって言ってみて」
心春「タマ○ンおいち♪」(即答)&フェラしながらピース。
顔射されて精子まみれになった際に、
心春「これ(=精子)どうしようか」
男「さあ、ローションとか適当に誤魔化しておけばいいんじゃね?」
心春「あ、そうか!」
心春「うんと、じゃあこれみても浮気と誤解しないでね、(カメラに向かって)いぇーい♪」
「あなた、バイト先でセックスしてごめんなさ~い、ピース(キャキャッ)」(カメラ目線)
「浮気セックスサイコー!!」
なんていうか・・・バカ丸出しもいいとこ。
ここまで行くとある種の癒しを感じました。
同時に温かい気持ちで見守ってあげようかなと。
こうした気持ちにさせてくれるゲームはあまりないと思います。
需要もあまりないと思います。
■寝取られ「後」
ここからは物語後半部分の話。
何故このADVに「マゾ亭主の」という言葉が添えられているかに関して。
多分大変珍しい特徴だと思うのですが、
寝取られて絶望した後、話がまだまだ続きます。
しかも単なる蛇足としてではなく、もっと明確なストーリーがある。
主に後半の中ごろからですが、妻が佐藤君と浮気することは諦めて、
本人はあらたな幸せ模索し始めます。
なんだか格好良い感じですが、
女はもうこりごり→ちょうど近所に可愛い男の子がいる→「君、家来ない?」
という、とんでもない思考プロセスを経て見事解脱の道へ。
この辺りになるとご主人様募集中のマゾ妻調教シーンなども挿入され
わけのわからない状態になっています。
このマゾ亭主、最終的には妻に愛想を尽かして、心春を社会的に抹殺してしまいます。
この時の大逆転シーンは見もの。
妻が慌てふためいて泣きつく様子などは嗜虐心をそそります。
女も怖いですが、マゾ亭主も怖いですね。
先ほど作品の一貫性が無いと書きましたが、亭主を中心としてみれば、
マゾ亭主が打ちのめされ絶望した後そこから立ち直り今度は本当の
自分の幸せを見つけるというまさに「マゾ亭主」の物語として一貫性が
あると言えるかもしれません。
その他にも癖の強い要素が含まれているのでなかなかそのように
考えることは難しい気がしますが。
■エロ
回想枠は22。
しかし体を重ねる前の他人の男に妻が見られて悶々とするシーンや、
妻の言い訳シーンなどもカウントされているのでエロシーンだと
思えるシーンはずっと少ない。
そこから淡白な夫との情事、短い夫のエロい妄想を抜かすと
実質、10(前半5/後半5)くらいかと。
・寝取られ(6)
・マゾ妻調教(1)
・ショタ調教(3)
という実に消化に悪そうな3属性が混ざっています。
寝取られ部分は
・ハメ撮りDVDを見てしまう(3)
・オナニー覗き見すると・・・(1)
・目の前で見せつけ(1) ※完全寝取られ達成時
・夫に公然と、セックスしにお出かけ(1)
という感じ。
先に少し触れましたが演出デジタルコミックの演出が使用されています。
これは面白かった。
・画面がコマ割り状に分割されて、コマに一枚一枚絵が加わってゆく
・グチュ、チュパなどの効果音が文字で挿入
などはシーンに臨場感がでていたし、単純に絵が多いので視覚的飽きない。
特に夫の悶々とした様子と恍惚に浸る妻の対比が秀逸。
癖のないテキストですが、その分を演出が補っていたかと思います。
雰囲気は前述したとおりで寝取られ感は薄いのですが、ビッチすぎる面白さがあります。
個人的に秀逸だと思ったのは、
・B級AV「昼下がりの団地妻」的なエロシーン
・マゾ妻&心春がカラオケ熱唱しながらセックスするシーン
前者は、夫からのネックレスを舌先に乗せてそこにぶっかけという
素敵な演出あり。
後者は、バカな歌詞に、音外しまくり、大股開いて大熱唱。
豚のモノマネしてブヒブヒ、「あはは、ピースピース」と
なんかやたらテンションが高い。
これ程滅茶苦茶なエロシーンは中々無いと思う。
エロ詳細は下に記述。
お好みでどうぞ。
■まとめ
というわけで、
・ビッチな女が実は予想以上にビッチで、そのビッチ具合が面白い
・寝取られ、マゾ妻、ショタの混在
・マゾ亭主の絶望と復活
などの特徴を持つ、実に混沌としたゲームでした。
個人的には抜きゲーは実用性があってなんぼだと思うけれど、
このゲームはそうした部分と切り離された魅力があると思います。
なにかこれというモノを求めると駄目ですが、個性的な作品ならではの
魅力は十二分に持っている作品です。
これで赤字とは残念…もう少し話題に挙がっても良い気はします。
OHPで確認すると残念な雰囲気が伝わるのですが、様々な属性に耐性があり
個性的な作品をお求めの方はどうせしょうか。
興味が沸いたらどうぞ。
■エロ詳細
□前半
・寝静まったあと横で、妻のオナニー聞いてしまう。
別の男の名前を・・・
以下3 つはハメ撮りDVD
・写真撮影の後、そのまま生フェラ突入→玉舐め→ぶっかけ
・電話越しで夫と愛を確認しあった後、あっさりセックスに。
おしゃぶり&実は高校の時の彼氏発覚
・自宅でグラビア撮影
写真撮影している夫の前で公然とイチャイチャ。
二人でシャワー室→セックスへ
もう明らかに目の前で挿入されているのがばれているのに
誤魔化す妻がバカっぽくていい感じ。
その後、夫がマゾだと判明して、心春も遠慮とか無し。
以降は完全合意寝取らせに。
□後半
・美奈穂のテレフォンセックス→公園で新しいご主人様に調教
愛撫→フェラ→バック→最後に息子の或斗くんの目の前で奴隷宣言
或斗君大泣き、妻大啼き。
・或斗君とエッチ1
版脱ぎ愛撫&射精→正常位挿入
上の母の遅滞に深く傷ついた或斗君、同じく寝取られて深く傷ついたマゾ亭主
傷心を負ったもの同士が救いを見つける瞬間です。
・或斗君とエッチ2
或斗君がまたがってチュッチュッ→69→挿入
・或斗君とエッチ3
女子高生コスプレ、或斗君のフェラ→対面座位。
マゾ妻美奈穂の目の前で見せつけ。
或斗君絶叫、美奈穂発狂。
これに先に紹介した、
・昼下がりの若妻的なB級AV撮影
・前述したカラオケ大熱唱エロ。
が前後半に追加という感じ。
以上です。
長々とお疲れ様でした。