ストーリー展開的に考えて【ラスト・ダイバーズ】をプレイしてから【本編:The Day After EP03】をプレイすることを強く勧めます。今回もボリューム不足感はあるものの、内容が濃かった気はします。ただ駆け足すぎて説明不足な点が多々ありました。もう少し諸々の説明不足の箇所を掘り下げて説明してボリュームを持たせて欲しいですね。大規模戦闘シーンは二つあり、相変わらずクオリティは非常に高くて見ていて手に汗握るような緊張感がありました。特に○○がかっこよすぎて涙しました。ろくに体も動かせない状態でどんだけカッコイイんですか貴方達は・・・。生き残っていると信じたい。作品的には面白いけど、プレイヤーに与える感情の起伏が小さいのが残念。オルタのような魂に響くような作品にして欲しいです。
■疑問点
最後のJFKハイヴ攻略はどうしてあんな戦力で攻略できたのかが不思議でしょうがない。
JFKハイヴ攻略戦での参加戦力は日本は帝国本土防衛軍40機+近衛12機+海神12機(?)のわずか64機。
それ以外の数は自分の推測ですが作中のノーラッド奪還戦での状況を鑑みるに、米軍108機、加軍36機、仏軍36機、在シアトル国連軍36機、軌道降下兵団12機。多く見積もっても300機強。つまり3個連隊規模の戦術機+機甲師団+艦砲射撃+核攻撃+電磁投射砲が最大の戦力。
オルタ世界での佐渡島ハイヴ攻略戦の戦力は戦術機が帝国軍10個連隊=1080機、国連軍5個連隊=540機、海軍戦術機2戦隊=72機、第6軌道降下兵団=36機、A-10=12機、機甲師団+艦砲射撃+苛電粒子砲。つまり戦術機だけで言えばおよそ1700機強ほどが参加した計算になります。
いくらJFKハイヴが低い見積もりでフェイズ2で佐渡島ハイヴのフェイズ4と比べて規模が小さかったにしても、1/5にも満たない戦力で攻略できるものなのか?非常に疑問に思いました。フェイズ2だからそんなもんだよと言われたらそれまでですが、そんな戦力で攻略できるなら人類もここまでハイヴ建設を許してはいないでしょう。
おまけに描写が無かっただけの可能性もありますが損耗率が低すぎる気がします。まずオルタ世界での甲21号作戦ではあれだけ沿岸部からのレーザー照射で沈められた戦術機母艦の描写が皆無。それに加えハイヴ内、特に反応炉内での死者はかなり出ていたようですが、実際に撃墜される描写があるのは反応炉内の戦闘のみ。ハイヴ突入前に駒木大尉が「犠牲は出たが」と言っていたものの描写がないため対BETA戦が幾分か簡単になった印象を受けました。オルタ世界での甲21号作戦なんて撃震に乗った帝国軍衛士がやられまくってる描写と具体的に損耗率の数値が出ているのに、そういった描写がないとどこか軽い感じがして残念でした。
面白かったですが、若干ですが違和感を感じました。