(GiveUp) こんなんでメーカーは大丈夫なのか…
パルフェでこの世界に目覚めた僕、本作品HPで高槻つばささんの声を聞いた瞬間衝撃を受け、そのまま即購入に至った訳ですが・・・
なまじ絵と声がいいから地雷認定したくない!ちくしょう、なんて罠だ!
別に会話が電波走ってるとかじゃないですよ。(表面上)作りは至って丁寧な萌えゲーです。
簡単に言うと短いんですね。こうサクっとやるのにはいいのかも・・・ってやっぱり短すぎるわ!
これで中価格帯のゲームだったらよかったんだけど、フルプライスだものねえ。
まあ少し安かったら買ってみてもいいんじゃないんでしょうか。
絵
綺麗でよい感じだと思います。描き込みも塗りも丁寧ですね。
CG数が少ないのが難点。クリア後のライブラリ期待してたのに、埋まったのは差分ばっかりでガッカリでした。少なくする事でクオリティの維持を図ったのかもしれませんけど、終わった後にはなんとも言えない寂しさを感じました。
たまに会話パートで現れたギャグ狙い(?)の絵もパワー不足を感じます。
一部キャラのエフェクト、部分的には非常に効果的で多少の笑いを誘ったのですが、他の作りこみが半端な部分の方が目立つ気がしました。やはりこういうものは各々の場面が光るからこそ作品全体としても輝きを持つようになるのだなあと思った次第です。
シナリオ
ある日偶然送られてきたメールをきっかけに見知らぬ女の子との交流が始まり、その子から恋愛指南を受けつつ意中の子を目指す、というのがキモらしいですが。この設定は意味あったのかな?
ていうか攻略したキャラによって謎の女の子の正体が変わる、ってのはどうなのよ?
どうやってメールを最初に送れたか、といった疑問も残ってしまったままなんですけど。
短くてよくわからんかったよー。
システム
テキストまわりについては割と細かく設定できてよかったです。クリア後のケータイ着信音変更もすばらしいアイデア。
ケータイのメールは、結局よくわからなかったです。市内の散策におけるサブキャラとの会話もどうやら余興程度(中身が薄いので余興にもなりませんが)だったようで。
テキトーに意中の子のカーソルを追っていけばクリアできるようです(これを手軽と取る人もいるかもしれないが)。
あ、最初の主人公パラメーター入力ってのはどういう変化をおよぼすんでしょうね。自分はそこまで深くやり込んでない(やる気が失せた)ので気になる所です。
もしかしたら上記の不満を吹き飛ばすようなすごい要素だったりして。
勝手にメーカー様への要望
もう!メールで謎の子と交流とかマジで萌える設定なのに生かしきれてないのが残念です!
PS2進出も視野に入れてもう少し作りこみをしてくれないかなあ。
開発費を理由に半端で出すのはもったいなさすぎる。
骨組み(キャラ造形、各種背景、CG等)はすごくいいので。がんばれば絶対化けます。
その際、由莉(妹キャラ)は物語中盤まで男性嫌悪タイプのツンデレキャラ化希望。
志乃をめぐって家庭内バトル発生!とかね。