カグヤのお姉さんに迫られる系等の中では現在でもトップクラス
まず単純に声優がそれなりに喋れる人達で揃えられており、カグヤゲーの中では珍しくボイスをスキップせずに聴く事が出来ます。エロゲ声優にありがちな、お前呼吸困難かよってレベルで無駄に言葉の間に息継ぎする聞き苦しい声が無いのはそれだけで加点部分です。
それ故に、キャラクターを鬱陶しいと思わずに済むので登場キャラ全員をちゃんと攻略しようという気になります。
即ち、実用度が高い。
そして各キャラクターもそれぞれが変に尖った個性を有しておらず、満遍なく好みに合致する様になっています。
しかし抜きゲー故に貞操観念が低く見えるのは事実で、ビッチ感があるのは嫌いという人には刺さらないでしょう。
尤も、その辺りは抜きゲーに対して何を今更という感じですが。
シナリオに関しては正直内容なんて有って無い様な物なので別に評価点ではないのですが、主人公が気持ち悪い知的障碍者では無いのもいいですね。
ちゃんと常識的な思考の元で行動しており、ご都合主義ではあるものの理解不能な気持ち悪い行動は非常に少ないです。シーンの繋ぎ目や主人公とヒロインとの会話というのは、感情移入に非常に大事な部分なのでここに嫌悪感が無いのは大事です。
総じて不満点の少ない、良質な抜きゲーに仕上がっていると言えるでしょう。