克氏単独で全キャラ担当というだけで価値がある。
エロゲというよりはラノベっぽい。
主人公はツッコミ役で鈍感系で、じつは魔法使いだが周囲にはそれを隠して生活してて、
幼なじみは美少女で、妹はメイドとして家事をしてくれて、金髪魔法使いが空からいきなり落ちてきたと思ったら勝手に師匠になって家に居候することに。
とにかく設定はひと昔前のラノベ感が強い。
舞台となる町にはわるいまほうつかいが潜んでいて人を不幸にしてるとかもそれっぽい。
なろう系が流行る以前のラノベ全盛期に何百回も見たタイプ。
古いというよりはなつかしい。
シナリオはヒロインみんなとワイワイ楽しく登下校する共通ルートが一番たのしい。
透音が序盤の方で、地域振興を目的としたご当地アイドルデビューをするのが死に設定ではなくちゃんと色んなルートで活かされてたのが面白かった。
後半のシリアスはわるいまほうつかいの正体がわりと声でバレバレなあたり、始めからあまり深刻に受け止める必要はないんじゃないかと。
本編のシナリオが楽しめなくてもアフターの素敵なエロが用意されてるし。
CGはパープルソフト安定のレベルの高さ。
中でも、せつなの着替えをのぞいてしまうシーンで、爆乳を支えるブラジャーがやたらとエロかったのと、
ホウキで空に浮かんだせいで小さな豚らしきものがプリントされたパンツが丸見えになってるリズの赤面顔がお気に入り。
細かいところまでエロへのこだわりが感じられる素晴らしい仕事ぶりだった。