いつものゆずです。これだけで伝わる人にはこれ以上の説明はいらないレベル。
とにかく可愛いヒロインたちと、本当に必要なのか疑わしいファンタジー要素。今回はそこに少しばかり親子の話を加えた感じです。
ナツメは両親の夢だった喫茶店経営のために喫茶ステラを始めて、
希は、彼女のルートのネタバレになるため詳しくは言えませんが、娘が母親のためにがんばります。
共通ルートでは元気のない父親のためにケーキを作る女の子が登場。
これらに共通しているのは、親のために子どもが行動するという点です。そういう意味では本作のテーマには親孝行や子どもの成長が含まれているのかもしれません。
主人公も最初は朝ひとりで起きることもできない子どもでしたが、ステラで働きながら一人前の大人へと成長していきます。
ひとつだけ失敗だったなと思うのは序盤で主人公のことを陰キャと呼んでしまったことです。これだけでだいぶ主人公のイメージが悪くなりました。陰キャとしてではなく、大人になりきれない未熟な大学生の物語で良かったと思います。
しかし全体としてはとてもよくできていて最高でした。とくにナツメと涼音ルート。このふたりのためだけに購入してもいいくらい。めちゃくちゃ可愛かったです。