微妙・・・。序盤の印象は、少し不満はあるけど充分楽しめるゲームだな、と思ってた。まさかエンディングまでずっと不満な部分が一切解消されないとは思わなんだ。ボリュームがあるから余計にツラい。
不満点をまとめると
・キャラの何気ないセリフ
・才能ある人間だけが活躍するシナリオ
・戦闘の単調さ
・覚える意味の無い設定の多さ
とくに違和感をおぼえたのは、キャラのセリフとシナリオについてで
例えばとあるシーンでヒロインの1人が恐怖でおしっこを漏らすと、別のヒロインが「いっぱい出したからしばらくは大丈夫でしょ」とか言い出す
・・・おしっこ漏らすほど恐怖してる仲間に言うセリフがそれなの? 冷たくね?
まともに優しい人間ならそんな言い方しないだろ、って発言がヒロインの口から平気で飛び出す
シナリオ全体を通して見ても、今作は人の欲望や醜態に対して、理解や思いやりが薄くて、
とにかく能力の優秀な人間が世界を救うという、ただそれだけのお話だった
登場する悪役たちは、
自分より優秀な人間を蹴落として成り上がろうとする小悪党ばかり
逆に主人公は、血統から才能まで盛られまくってて
この世界では能力が優秀であることが正義なんだな、という印象を強めている
まあ、RPGのメインキャラクターに特別な才能があるのは当たり前といえばその通りなんだけど、
今作の才能至上主義っぷりはさすがに、やり過ぎ・・・
ただの凡人は背景と同じレベルで、存在しないも同然です