短いのに心の奥をじんわりとあたたかくさせてくれる見事な作品
これぞトノイケダイスケと思わせてくれるテキストでした。少し進んで、考え直して、そうしてふらふらしながらここかなっていう地点に感情が落ち着くという感じ。散歩するだけの作品で、テキストも散歩しているような。でもそんなテキストが不思議と心にしっかりと届く。このテキストに安瀬聖サウンドがまたよく合います。 ワンコとリリーというタイトルからどこか期待はあまり持っていませんでしたが、終わってみれば大変素晴らしい作品でした。