期待以上だった
※D.C.シリーズ未プレイはバック推奨
D.C.らしさをサクッと楽しめる作品だと思った。根っこの部分である「祈れば願いが叶う」のようなものが「楽園システム」として登場していることを自分は自然に受け入れることができた。どうしてもD.C.の枠内で書いてしまうとシナリオがずっしり重くなってしまうので(D.C.に求めているものはこれなのでこれでよい)、いくらかライトに書くならばこうというのが今作では味わえた気がする。最後にちゃんと天のルートでほろっとさせてくるのも良かった。
前述の楽園システムを軸として個別ではヒロインとの話が進むのも同じようなものだろう。近いのはD.C.シリーズの無印かな。当然の如く杉並のような男が出てくるのも同じ。他にも天枷研究所が出てきたり、その天がスカーフのようなものを首に巻いていたりと挙げはじめればきりがない。これは自分だけかもしれないけれども、主人公は島に来たばかりという設定のせいか主人公の先を歩いて主人公のほうを振り返るヒロインの構図(CG MODEの立ち絵ポーズ選択3がこれ)が多く、これを見るとどことなく由夢っぽさを感じる。
キャラは自分は結構気に入っていて、依愛はなかなか癖になる。
そして何よりこの作品がデビューであるRin'caさんの歌唱が素晴らしい。opよりもedのアイノヒカリのほうが個人的にはお気に入りで、編曲ANZEのクレジットに自分は少し納得がいった。
D.C.シリーズを以前プレイしてからだいぶ間が空いての今作でしたが、やっぱりこのシリーズ(に本作も含んでいいはず?)が好きだなと自分は思えた。