これが無料でプレイできるなんて…いい時代になったねぇ~
(最初に。感想と言うか覚え書きみたいなものなので読みにくくて本当にすいません)
(2009/06/24 色々修正+追加)
(2010/02/08 今更ながら少し感想書き変え。今までものすごいネタばれを上げてしまっていてすいませんでした)
《EDの感想追加》
2009/10/31 商人友情ED
2009/11/02 ティントア友情EDC
2009/12/15 グレオニー裏切りEDAB
アネキウス暦7403年、三足族の王国リタントは五代リリアノ王の御世であった。
六代継承者ヴァイルの成人を来年に控え、王城は譲位の準備が進められる忙しい年を迎えたのだが、ここで一つ大きな問題が発覚する。
選定印の持ち主がもう一人見出されたというのだ。しかも赤子ではなく、ヴァイルと同じ14歳の少年が。
リタントの王位継承の正当性は唯一選定印をもって保証される。身分も血統も関係なく、印を額にもって生まれてくることのみが、神の御手にある冠を受け取る証なのだ。
その少年の証が真実であるならば、放置しておく訳にはいかない。他の者が彼を擁立すれば、国を割る原因になりかねない……。
かくして少年は王城へと導かれ、彼らの庇護の元、成人までの一年を過ごすこととなる。
闖入者であるところの少年が城へと投げかける波紋はどんな形を成すのだろうか。
(作者様HPより転載)
ちなみに少年とはなっていますが、主人公たちは特殊な種族で成人前には性別は未分化と言う設定なので攻略キャラは♂♀両方います。
設定からしてアブノーマルな展開があるように思えますが、意外とそのような展開は少ないです。
と言うか、アブノーマルっぽいEDのあるキャラ2人ともそういうのを超越しているというか…もう愛情とかそういうレベルではない展開なので気にしなければ大丈夫だと思います。
フリーゲーム 育成SLG ワンプレイ1時間半~2時間 総プレイ時間不明(プレイ回数から計算すると恐ろしいことになっています)
OPが個人的に志方あきこさんっぽい雰囲気だと思いました。
いやー、面白いです。こんなにゲームに夢中になったの久しぶり。
環境周りも快適でクイックセーブ&ロード、イベントの最初に戻る機能も付いていて至れり尽くせり。
また、一度EDを迎えたキャラにはEDとのヒントやイベントを見る条件が追加されるのも親切。
では早速、それぞれの項目について感想を書いていきたいと思います。
・システム
このゲームの一番の特徴として、好感度と印象度と言うものがあります。
ここら辺はHPに詳しく説明されていますが、印象度はガンパレを簡易化したみたいなものらしいです。
(ガンパレやったことないのでよく分かりませんが…)
凄いのは印象度がちゃんとイベントに反映されていること。
同じイベントでも印象度によって選択肢が変わったり、追加されたりします。
中でも一番衝撃的だったのは印愛の低いキャラに、いかにも喜びそうな選択肢を選んだときのセリフ。
こっちの気持ちを見透かされているみたいでした。
とにかく細かいところまで丁寧に作られているなぁ~と感じます。
ただですね印象度を逆転させる「反転」という機能があるんですが、これを使うととても愉快なことになりまして…詳しくは主人公のところで。
・グラフィック(立ち絵)
ギャルゲー・エロゲーっぽくない絵。かと言って乙女ゲーっぽくもなし。(乙女ゲー・BLゲーっぽい絵=男キャラの顎が尖っている、胴体がダックスフントみたいに長いという認識なので、誤解でしたらすいません)
どっちかと言うと、萌えや可愛いというより綺麗という印象。結構好きです。
それに、この絵のおかげで男キャラ攻略時もあまり抵抗感を感じなかったので、ありがたかったです。
余談ですがHPの雑記に載っている絵がゲーム中のものより好みだったり…。
貴族の娘さんがめっちゃ美人。ものすごく好み。
ゲーム中のもあれはあれでいいのですが、あちらの方だったら憎悪EDが一層たまらないものになりましたね。
あっちの方の絵で見下されたら、もう……!!
(くっだらない内容で本当にごめんなさい)
・ストーリー
ある日突然王候補になった少年のサクセスストーリーかと思っていたら、思いの外重かったです。
華やかな貴族社会で成功する主人公の話を想像していたのですが、貴族社会ってのは華やかだけど決して綺麗ではないのだなぁと。
印持ちは王になるという義務に縛られ、死して尚自由は得られない…そんなものが根底にある気がします。
所々で挿入される4代国王の話もその雰囲気に一役買っていました。
・主人公
育成SLGの主人公って大抵無個性ですよね。彼(彼女?)もそうです。
プレイヤーの指示に従い、プレイヤーの思い通りに行動してくれます。
…しかし、彼には一つ異なる部分がありまして。それがシステムのところで述べた反転です。
この機能は主人公の感情を簡単に変えてしまいます。そしてこの反転こそが主人公をゲーム中一番のヤンデレでツンデレキャラにしています。
たとえ昨日まで殺してやりたいほど憎んでいた相手でも、次の日には愛の告白だってしちゃいます。
逆に、愛の告白だと思ってノコノコ付いて来た相手を殺害することも可能です。相手はたまったもんじゃありません。
面白いんですけどね。でも、そのおかげで主人公=プレイヤーという気がしません。どっちかというとプレイヤー=神。
主人公を思いのまま操ったり、主人公の感情を勝手に操作して事の成行きをニヤニヤしながら見ている、そんな底意地の悪い神様。
そして主人公はそんな神様に選ばれた少年。
ストーリーから考えると、この解釈強ち間違ってないのかも…。
(この解釈が正しいのかは分かりませんが、リリアノのとあるイベント見てそう思い始めました)
なので主人公に感情移入してゲームを進めていくよりも、たまにとんでもない行動に出る主人公に突っ込みを入れながら進めた方が楽しめます。
キャラ別感想で私が「主人公黒い」だの「歪んでる」だの言っているのもそういう風に楽しんでるからだと思って下さい。
・キャラクター
攻略キャラは11人(内、隠しキャラ3人)で、上は52歳から下は14歳までと幅広いです。
つい最近主人公が○○歳のゲームをプレイしましたが攻略対象が52歳の爺さんだったり、36歳の子持ち熟女(バツ一で子供は17歳)っていうのは新しいですね。
…子持ち熟女はあんま新しくないか。
本当の心を手に入れるためなら自分の命すら惜しまない男気溢れるお嬢様から、嫉妬に狂った挙句愛情が一転して憎悪に変わる気持ち悪い人まで、個性的なメンツばかりです。
怖いのは、普通に進めていても本性が現れないんですよね…特定のルートに入ると急に歪みだします。
EDはキャラ毎に愛情、友情、憎悪、裏切り、殺害の5種類。さらに愛情でも条件でいろいろ分岐するのでEDは非常に多いです。
ちなみに最初の1人称の選択を間違えると何とも言えない気分になるのでご注意を。そういう展開は(一応)ありませんが、気持ちの問題としてね。
愛憎渦巻くドロドロのゲームをプレイしてみたいって方にはお勧めです。
何の非もないメイドをネチネチいびり倒す「昼ドラプレイ(おしんプレイ)」も良し、衛士と王候補の身分違いの恋に酔いしれるも良し、2人の男を手玉に取る「小悪魔(笑)プレイ」も良し(ただしその後どうなっても知りませんが)、逆に掌の上で転がされるのも良し、きっと自分なりの楽しみ方が見つかるはずです。
ストーリーから受ける印象と違い割と地味めな作品ですが、一度はまればかなり長く遊べると思いますよ。
フリーゲームなので気軽にDLして見てはいかがでしょうか。
とにかくこのボリュームでフリーなのは凄い!(シェア版もありますがこちらも十分元が取れる値段です)
今までプレイした中で一番コストパフォーマンスが高いです。
最後に
3年という年月を費やし、きっちりとここまで完成度の高いものを、しかも無料で提供して下さった作者様に心からの感謝を。
以下、ネタばれ満載の各キャラごとの感想
それでは一度EDを見たキャラとEDの感想を。(隠しキャラは一応名前をぼかしておきますが、ネタバレ満載なのであまり意味ないですね…)
一部ごっちゃになっているかもしれませんが、エピローグ=性別選択後の会話シーン、後日談=エンドロール時のキャラ紹介としています。
主人公名はデフォルトの「レハト」でプレイ。さすがに本名プレイは……ねぇ?甘ったるいシーンは多分死ねます、本名プレイだと。
ヴァイル(未分化)
もう一人の候補者。ゲーム中の立ち絵よりEDのイラストの方が好み。
主人公にも好意的でいい子なんですが、反逆者EDや商人殺害ED見るとやっぱり王候補なんだなと思い知らされます。
彼の憎悪EDは一見の価値ありらしいですが、未だ見れていません。というか憎み合うのは精神的にきつい。
・愛情
挿入歌もあるし、これがトゥルーEDっぽい。
難易度は低めでしょうか。とりあえず中盤まで印友上げて、後半で一気に印愛上げたら見れました。
いやー絵がなんとかかんとかと言っていましたが、可愛かったです。
告白後に泣きだすとか、私のツボにクリーンヒット。やべー何なのこの子?
思わぬ伏兵。まさかこんなに可愛らしいキャラになるとは。ラストの台詞にもやられました。
でも立ち絵はもう少し可愛い方がよかったかも。まんま「男の子」なのは…ねぇ。
(いや、まぁ…私が主人公=男のつもりでプレイしてたというのもあるのですが)
せめて…せめて、ボーイッシュくらいに止めておいてくれれば。
未分化と言う設定、しかも男を望んでいる状態なので仕方ないかもしれませんが何と言うか…。
まぁグダグダ言ってはおりますが、告白シーンと最後には萌えました。だからこそ、そこが残念だなと。
ちなみに王にもなれました。コツ掴むと両方目指すのも楽しいです。
・友情
verAのみ確認。
多分このゲーム中で一番簡単なEDです。適当に進めていってもサクサク好友が上がります。
特筆すべき点はなし。印持ちが二人協力して国を治めるっていうのは、まぁいい終わり方なんじゃないでしょうか?
モゼーラ(♀)
文官。EDのイラストは良いのに、立ち絵が可愛くない。
正義感の強いお姉さんですが、それが押し付けっぽくてあまり好きではありません。
友好が上がりにくい反面、愛情が上がりやすいので嫉妬イベント起こすときの当て馬として使うことが多いです。何か色々申し訳ない。
非常にどうでもいいことですが、22歳で「行き遅れ」の烙印押されているのは何だか可哀相ですね。
(リリアノが18歳で出産していることを考えると、この世界での22歳と言うのは確かに行き遅れなのかもしれませんが)
某キャラの愛情EDAでの扱いといい、彼女は全体的に可哀相なキャラです。
・愛情
verA、Cのみ確認。
(verC)
私が一番初めに見たED。これも簡単でした。
最初に簡単に愛情EDが見れたので、他のキャラも攻略簡単だろうと侮っていたのでこれ以降苦しみました。
キャラ別EDの見れないこと見れないこと。
このEDはあまり印象に残っていません。
(verA)
彼女には思いもよらぬ秘密が…!!
真実は友情EDで明かされる!!ってところでしょうか。まぁ後日談見る限り確定ですかね。
…やっぱあんまり印象に残りません。
嫌いではないんですけどね。少なくとも裏切りEDが申し訳なくて見れないくらいには好きです。
・裏切り
verAのみ確認。
うわーーーーー!!!ごーめーんーなーさーいー。
↑で申し訳なくて裏切りED見れないよ~と言っておきながら、好奇心に負けて見てしまいました。
貴族の娘と違い、普通に裏切りEDです。だからこそ申し訳ない…。
エピローグのあれを寝取られとするのかは微妙ですが、後味は悪いです。
ゾクゾクする展開もなく、エピローグを見た後はあああああと言う気分になりました。
まぁお幸せに…。
サニャ(♀)
主人公のお世話係。そばかす娘。田舎っ子。
彼女と貴族の娘の憎悪ルート、互いに憎み合っているのに王配に据えるっていう展開があるそうです。
愛憎好きにはたまりませんね。見れてないけど。
・愛情
verB、C確認。
Aの難易度が半端ねぇです。序盤は名声上げず、でも王を目指すって不可能に近いよ…。
見たいですが、ちょっとこれは。
(verB)
普通。わりかし楽に見れました。
(verC)
切ない。相思相愛だけど、だからこそ主人公とくっ付かないって…。
たとえ主人公が誰かと結婚しても、ずっとそばに居続けるというのはお互いつらいのではないだろうか。
・友情
「私」らしいって何だろう?がテーマ。
愛情はただくっ付くだけですが、こっちは彼女の成長が見て取れるので私は友情の方が好きですね。
血生臭い展開もなく、すっきり終わってよかったです。
でも歪んだEDがあるからこそこういう爽やかなEDが引き立つのでしょうね。
魔術師(♀)
ツンデレねーさん。僕っ子。
一番不幸なキャラなのでツンデレしてるけど守ってあげたいタイプ。
・愛情
verA、Bともに確認。魔力が超重要。とあるイベントは早く起こしすぎると失敗します。ここで毎回引っ掛かっていたのね。
このルート主人公がかなりカッコイイです。今までの歪みっぷりはどこへやらってくらい。
でもあのシーンはお姫様だっこをするべきだったと思います。いくら何でも引きずるのは…。まぁ14歳の子供にそこまで求めるのは酷ですかね。
このルートはまさか全年齢のゲームでこんな設定持ち出してくるとは…!!な展開があり、結構重め。というかうわあああとなります。
何も知らない未分化の子供を騙して女性を選択させる→その後女にされる(多分処女を奪われたんだろうなぁ…)はこの展開でエロゲ作れますよ?
最後の選択肢と言い何だか鬼畜展開が多いのは気のせいでしょうか。最後の選択肢、いまだに私はあっちを選べません。
これが貴族の娘やタナッセや商人だったら、喜んであっちも選べるのですが…。
まぁ最後はA、Bとも救われてよかった…んだけど結局何も解決していないような。
ハッピーと言えばハッピーなのですが、彼女の依存対象がおばあちゃんから主人公に変わっただけな気も……ま、当人同士が幸せならいいか。
最後に…このロリコンがっ!!
・友情
verBのみ確認。
普通。愛情よりこっちの方がツンデレらしいです。
・殺害
verA、Dのみ確認。死にパターン多いっすね…。
(verD)
何と言いますか…ごめんなさい!!あの時間違えなければ…。
でも結構心に残るEDでした。
《印象に残ったセリフ》
「分かっていた。分かっていたよ。神の愛はもうひとりのもの。僕にはない。何も。何ひとつ。憎んでさえくれないんだ。赦されざる魔法使いになってさえ」
「間違えたんだ。いらないものが間違えたんだ」
(verA)
殺害EDと言うより死亡EDですね、これは。
多くは語られていませんが…まぁそういうことなのでしょう。
《印象に残ったセリフ》
「さあ、さっさとお帰り。あたしを一人にしておくれ。そっちの方が性に合っている。それが魔術師ってものなのさ」
貴族の娘(♀)
プレイガールで名台詞が多い。お嬢様なのに一番男らしい気がします。
尻軽女は嫌いですが、このキャラは好き。プレイガールだけど変なところで真面目と言うか、そんなところが魅力的。
彼女はメタ的なセリフが多く、結構ハッとさせられました。
いやーそれにしてもED見るの大変だったわ。
結構好きなキャラですが、ギャルゲやエロゲにいたら多分叩かれるタイプ。(いい意味でプレイヤーに媚びませんし、都合のいい女ではありませんので男性ユーザー受けは限りなく悪い気がします)
・愛情
verA、Bともに確認。
初期好愛高いくせに、途中で上がらなくなるのが厄介。でも一筋縄ではいかないヒロインっていうのもなかなか面白いです。
こっちが真剣になれば、向こうも真剣になってくれますし…ね。表面上は分かりませんが。
キーワードはおそらく二股。だけど、最後まで行くと大変なことになります。
浮気をしても、誠実に。矛盾してますが、これが彼女の価値観です。
(verB)
最初に見たのはこっち。
愛情ED見たときに思わず私が言ったセリフ↓
「やった~!!!やっと倒したぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
冷静に考えるとなんか違いますね。まぁ3度目の正直ならぬ、5度目の正直だったもんで…。
彼女は相変わらずですが、主人公とならうまくいくのではないでしょうか。
とりあえずものすごい達成感が得られました。
(verA)
最後までラブラブと言うかいちゃいちゃとか、そんな甘いものが無くて残念でしたが、彼女らしい終わり方。
ただ後日談は賛否両論ありそうな。
彼女と主人公の間に「永遠の愛」は存在しない。けれども「本当の愛」は存在している、と私なりに解釈しました。
・裏切り
またしても主人公の黒い部分が…と言いつつこのED好きです。
彼女の決断には惚れそうになりました。男前。
ちなみに主人公があんな行動をした理由は、彼女の愛を試すためらしいです。
一生の選択をそんなことで決める主人公は…(以下略
《印象に残ったセリフ》
「愛しておりますわ、レハト様。貴方がどのような選択を重ねようとも。貴方が茨の道を望むならば、私は従い、裸足でそこに踏み入れましょう」
「もう後戻りはできません。貴方が始めたことなのですから」
「さぁ参りましょう。子どもの眠りが明けるその日の訪れを、私は心よりお待ちしておりますわ」
「私は貴方のお側におります。これから貴方がどんな選択をしようとも。私は貴方の愛を裏切ることはありません」
…彼女とあいつは性別を逆にするべきだったと思うんだ。
・憎悪
主人公がちっさい人間になるルート。
色々な人と浮名を流すのは良くて、二人の人間に告白するのが不誠実ってどういうこと?と思わなくもないですが、とりあえず主人公は小さい。
いつまで経ってもなびかない貴族の娘に痺れを切らして、意趣返しの意味も込めて別の人に告白→貴族の娘に振られる→愛情が憎しみに変わりよくない噂をでっちあげて流す…はあまりにもしょぼい。
気持ちは分からなくもないがね。
その後の彼らの戦いを見てみたいですが、なんとなく彼女の方に軍配が上がっていそう。
このEDは彼女のほかのEDに比べてゾクッとしないのでイマイチでした。が、どうやらAはゾクッとする展開があるようで。
・殺害
verA、B確認。
(verA)
主人公が意味不明。彼女のBGMがこのルートでは怖く感じました。
このルートの感想ですが…実は全て彼女の思い通りに進んだ気がしてなりません。
彼女の欲しいのは本当の愛、そしてそれは主人公に殺されることによって手に入ったと。
そして最後に死を選んだのは、そうすることで主人公を縛りつけようとしたのではないかと。
きっと主人公は一生彼女に囚われ続けるのでしょう。
そう思うとこのルート、最後まで主人公は彼女の手の上で踊らされ続けていたのかも。
でも彼女にとっては本当の愛が大切であって、その相手や手段は二の次なのかなぁという気もします。
たまたま相手が主人公だっただけで。おそらく本当の愛を与えてくれるなら、タナッセでもヴァイルでもかまわなかったのでは…?
(イベント見る限りタナッセは絶対あり得ないですが、まぁ仮定の話として)
色々考えると底知れぬ怖さがありますね。
あと主人公がなぜあのような行動を起こしたかは、いつまで経ってもなびかない彼女への愛情がいつしか憎悪に変わっていったからなのかと勝手に解釈しました。商人憎悪ルートでの商人の気持ちがちょっと分かったかも。
《印象に残ったセリフ》
「レハト様。これが貴方の望んだ終わり方なのかしら?ふふふ、そうですわね。貴方は私を愛して下さった。これがその結果なのでしょうから。大層素敵な結末だこと。まるで歌に出てくるような。光栄ですわ、私なぞにこのような幕切れをいただけるなんて。これで私は永遠に貴方のもの。そしてきっと貴方も永遠に私の。それも悪くありませんわ。これが貴方の本当の愛なのかしら。ねぇ、レハト様……」
「レハト様、ご安心なさって。私は貴方の側におりますわ。貴方の愛にお応えするために。いつまでも、ずっと」
このセリフにゾクッとしました。このキャラやっぱ好きだわ~。
(verB)
憎悪からの派生なので詳しくは憎悪の方に書きます。やっぱ彼女のBGMが怖いです。
後味悪いですが、最後まで彼女はカッコいいですね。こういうキャラがエロゲにいてもいい気がする…少数派でしょうが。
《印象に残ったセリフ》
「ふふふ、これが貴方が私に与える、似合いの結末という訳ですの。宜しいですわ。それもまた一興。だってこれは本物ですもの。言葉なき行為に嘘は混じりにくい。ならば、宜しいじゃありませんこと。どのように生きようとも、全ての結末はここに通じているのですから」
実は彼女が求めているものは「本当の愛」ではなく、「本当の心」なのかも。(それを匂わせるイベントもあったし)
これも本当の心を手に入れるためなら、自分の命すら惜しまないということなのでしょうか。
リリアノ(♀)
現王。愛情はあまり見る気はしませんね。
どうして爺さんは良くて熟女が苦手なのか自分でもよく分かりません。
しかし、しかしですよ。もしリリアノと主人公がくっついたらタナッセは自分より年下、しかも憎んでいる相手が「お義父さん」になるわけで。
そこら辺の描写がもしあったなら間違いなく笑う。爆笑する。
・友情
verBのみ確認。
あまり印象になし。
最後まで彼女は王らしくあり続け、そして王らしく散っていく…ってところでしょうか。
グレオニー(♂)
衛士。5回愛情EDを目指して5回とも失敗したときは嫌いになりました。
最初は頼れる兄貴っぽくて好きだったんですが、イベントでくよくよ悩んでいるものが多いので徐々に評価が下がっていきました。
貴族の娘の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。
・愛情
verA、B確認。Bが見れたと思ったら今度はCで詰まっています。
名声が必要なのに、唯一名声上げられる舞踏会の日にイベントが集中しているとか…嫌がらせとしか思えない。
(verA)
貴族の娘に続き私がED後に思ったこと↓
「きゃっっっっっほーい!!やっと倒したぁぁぁぁぁぁー!!ざまぁみろ!!」
訳わからんですね。そんくらい難しかったです。
いつもは使わない占い×3、プレゼント、さらに愛情EDに必要ない友達口調承認イベントを駆使してやっと攻略できました。
もう後半は攻略キャラと言うより、倒すべき敵みたいな印象で進めていた気がします。
このルートの印象はと言うと、真っ先に思い浮かぶのは正統派乙女ゲー。(まぁ乙女ゲーなんざさくパンとキナナキしかプレイした事ありませんが)
少女漫画とかにありそうなやつ。最後は愛(笑)の力で勝利みたいな。
私は終盤からEDにかけては変な笑いが止まりませんでしたが、まぁベタな展開も嫌いではないです。最後の御前試合は燃えましたしね。
エピローグはリリアノがいい性格しているな~と。彼女は脇に回ると光っている気がします。
それと友達口調承認しているがどうかで、最後の日の展開が変わります。細かい。
ちなみに私は承認していない方の展開が好きです。やはり王候補と衛士の間には適度な距離が必要だと思うのです。
《奇声を上げたセリフ》
「俺が……。お前と、共にいるために」
このセリフを打ちこんでいるときにも、変な笑いが止まりませんでした。
でも、まだ乙女ゲーに苦手意識があると分かってちょっとホッとしています。
最近いろんなジャンルに手を出し過ぎて、自分でもよく分からん事になっていたので…。
(verB)
詰まっていたのは起しちゃいけないイベントを起こしていたからでした。
このルートで一番難しいのは、リリアノの好感度を上げつつ彼のイベントを起こすところ。それさえ越えればあとは楽。
甘さはAの方が上ですが、私は(甘さがない分)こっちの方が好きです。仕えるものと仕えられるもの、この適度な距離感がいい。
ただこっちだと最後の御前試合が見れないのがちょっと残念かな。
個人的にサニャEDCのような好き合っているけどお互いを思って敢えて現状のままでいる、というEDが欲しいですが需要ないですよね~。
・友情
verA、B確認。
(verA,B)
愛情が無理なので、とりあえず友情狙ってみたら…何これ簡単。
このルートは、スポ根友情ものぽいですね。
王候補と衛士と言う身分を超えた友情…すげー爽やかです。
このキャラは好愛より好友の方が上がりやすい気がします。
ただ、主人公が負ければ好友上がるっていうのがいささか納得がいかないというか。
どうせなら主人公が打ち負かした後、そこから這い上がるようなシナリオの方が私としては好み。(暑苦しい展開大好きなんで…)
主人公が勝つと好感度が下がるっていうのはちょっとがっかりかも。
ABとも最期も割とすっきり爽やかに終わるので、ドロドロEDの後にでも見るといいかもしれません。
・裏切り
VerA、Bともに確認。
うぁ…本当にごめんなさい。興味本位で見るんじゃなかった。
何と言うか基本的に裏切りは愛情からの派生なので、裏切っても皆主人公に優しいのがつらいです。
グレオニー裏切りも「私がちゃんと気持ちを伝えなかったのが悪い。レハト様(主人公)は悪くない」なのがもうね…。
まぁどんなに相手のことを思っていても、それを言葉にしなければ意味がないということなのでしょうかね。
確か彼が好きって言葉にして主人公に伝えたことは1度もありませんでしたから。
でもですよ。絶対主人公、最期の日イベントでグレオニーの気持ちに気付いていますって。
あんなに好意向けられているのに気付かないなんて、お前どこのエロゲの鈍感主人公だよと。
それにしても最期の日の告白の時といい、このキャラよく泣くなぁ。
(verA)
ドア越しの会話がぁぁぁぁぁ~~~~~。
ああもう、本当にごめんなさい。ゲームでこんなに申し訳ない気分になったのは大悪司で元子を風呂に沈めた時以来ですよ。
後日談を見る限り、なんだか…××してそうな気がするんですけど。
この世界に富士の樹海がなくて良かったです。
(verB)
その後の彼は絶対人間不信になっていそうですね。
《心に残ったセリフ》
「俺……貴方が好きです。好き、でした。貴方の側で働けるなんて、夢のようでした。でも、それって、身の程知らずの期待だったんですね。こうなって良く分かりました。こんなんじゃ衛士失格ってことも。けれど、同時に思うんです。いくらあり得ない望みだったとしても、あの時貴方にちゃんと告げておけば良かったって。そうすればこんな苦しい思いは……」
本当の本当にごめんなさい。選択一つ間違えただけででこんな展開になるなんて…。
個人的にこんな風になっても最後まで主人公の幸せを願う彼にいたたまれなさを感じました。
いっそ罵ってくれればこんな罪悪感感じずに済むのに。
商人(♂)
隠しキャラ。胡散臭くて(良くも悪くも)気持ち悪い。あとnotイケメン。でも愛情ルートの甘さは今のところ一番かも。
この手のゲームにnotイケメンキャラを混ぜてくるとは…なかなかやりますね、作者様は。
余談ですが、
「問題なのは俺です。俺のオツムです。可哀相な俺のオツムと将来に乾杯」
このセリフにセンスを感じました。
・愛情
verA、B確認。
ミイラ取りがミイラに…ってな展開。甘い展開が多め、でもnotイケメン…。面白かったですけどね。
このルート、商人の背中にしがみつく主人公や長ったらしい名前を必死に覚えて囁く主人公に萌えたのは私だけではない……といいな。
(verA)
愛情EDと言うよりローニカ&商人友情EDみたい。商人憎悪EDの後に見るとこの爽やかさが怖い。
商人が主人公にちょっかいかけてローニカに締められて、その光景を主人公がにこにこしながら見守っている…そんなEDも見てみたかったです。
まぁでもアレです。
おっさん(notイケメン、多分30歳)と52歳の爺さん(必殺仕事人)が子ども(15歳)を巡ってギャーギャー騒いでるのは、なかなかにシュールですね。
そして王子でも衛士でもなく、敢えて商人と爺さんを手玉に取る主人公もなかなかのものですね。末恐ろしい。
(verB)
何回か商人が殺された果てに、ようやっと辿り着けたED。
愛の逃避行はロマンチックだけど、商人じゃねぇ~。とか思っていたら意外と人気あるんですね、彼。
エピローグは甘い展開苦手なので変な笑いが止まらなかったです。
ただあのイベントを見る限り、彼らの傍にはずっとあの人がいるような気がするのですが…。
どうして手を出さないのかは、あの人も主人公の幸せを望んでいるから?
・友情
verA、Bともに確認。
こういう打算的な友情関係は結構好きです。
お互いがお互いを(承知の上で)利用しつつ友情を築くというのも、ある意味では信頼関係に基づく友情だと思います。
どちらが裏切ればその関係は成り立ちませんから。
…というのはあくまでゲームでのお話。現実ではやはり綺麗な友情がいいですよね。
ところで、このルートを通ると主人公がとんでもない大物に見えます。
王になるためなら好意を抱いている相手さえ笑顔で裏切る…そんな設定を脳内で考えていました。
(verA)
愛情でも思いましたが意外と主人公と商人は似た者同士。
一方的に利用する関係ではなくて、お互いがお互いを利用する。先に裏切られても恨みっこなし。
それを承知の上での友情関係がカッコいいと思うのは少数派だろうな。(あくまでもゲームでの話ですよ。現実でこんな友情関係は嫌です)
でも最後に主人公も言っていたように、この奇妙な友情関係は一生続きそうな気がします。
なんたって似た者同士ですから。
(verB)
最後の意味深なセリフは一体…。
主人公が裏切らない限り、商人も裏切らないという意味なのでしょうか。
・憎悪
verAのみ確認。
わぁぁぁぁぁぁぁぁ~きーもーちーわーるーいー。最後の日のイベントは(いい意味で)ゾクゾクしました。
歪んでる歪んでる歪んでる…。最凶のヤンデレキャラ。
女の子キャラではないので登録はしませんが、「焼きもち万歳」のPOVにAつけたいくらい。焼きもちどころの騒ぎじゃありません。
このルート、最後の選択でどっちを選んでも結果が変わらないのは、彼にとってはそんなことはもうどうでもいいと言うことなのでしょうか。
恐ろしいわ。
でも自業自得だよね。病んだ原因作ったの主人公だし、思わせぶりな態度を取ったのが悪い。
浮気ダメ、絶対。
ちなみに、これを見た後にローニカ愛情EDAを見るとあぁ…確かにと思える部分がありました。
《印象に残ったセリフ》
「けど……レハトの心の中で、俺が一番じゃないのはちょっと我慢できないかも……ね」
「俺はレハトのために、全部捨ててここにいるから。レハトはもちろん何にも捨てなくていい。全部持ったままでいい。でも、1つぐらい俺にくれてもいいんじゃない?」
「レハトのその言葉、俺は信じているから。嘘じゃないんだよね、うん、今は。でも、明日になったら違うことになるんでしょ?この前と今が違うように。どうすれば今日のままのレハトをとっておけるかなあ。その方法をずっと考えていたんだ。ずっとね」
このルート見ていると、ときメモってのはずいぶん平和だったのだなと。
全員にちょっかい掛けて同時攻略プレイとかやってた頃が懐かしい(もちろん後半は爆弾処理に追われて失敗しましたけど)。
・裏切り
verA、Bともに確認。
(verA)
B→Aと見たので、Bがあまりにも衝撃的で印象に残ってません。
後日談を見る限り、彼はローニカと同じように振る舞い始めたのだと思います。
きっと主人公に対する思いを捨て、陰で守ることに徹すると決めたから印象が変わったのでしょう。
(verB)
うわーうわーうわーうわーきーもーちーわーるーいー。狂ってます、病んでます、歪んでます。
憎悪からの派生ですが、これもゾクゾクしました。もちろんいい意味で。
すげぇやこれがヤンデレですか?ティントアなんて目じゃねぇや。
ティントアはヤンもデレも別の人に向いていましたが、彼は両方とも主人公に向いています。
気持ち悪さは憎悪よりもこっちの方が上に感じました。エピローグは本当に気持ち悪い。
このルートも最後の選択は意味ないみたいですね。
そんなことは些細なことで、ただ主人公を奪いたい・めちゃくちゃにしたい・自分のものにしたいってことなのでしょうか。
愛されてんなぁ主人公。
近い将来間違いなく主人公は×されますね。彼の言葉はどっちを指しているのか分かりませんが(命かアレか)、私は後者かなと。
命奪ってもしゃーないですし、そっちを奪った方が主人公を縛りつけられると思うのです。
このルートは相手が♂(つまり乙女ゲー、若しくは女主人公のゲーム)ではないと出せない気持ち悪さだと思います。
商人と主人公の性別逆にしてエロゲにしても、ここまでの気味悪さは出せません。
その後の話はぜひとも見てみたいですが、18禁じゃないと無理ですね。商人が主人公を○○して○○○にする展開しか思いつきませんもの。
《印象に残ったセリフ》
「レハトは、すぐに俺を裏切る。どんなことをしたって、俺をずっと一番にはしてくれない。分かってるからもう、心は望まない。その代わり、別のものをもらうことにする。そのうち……ね」
・殺害
verA、B確認。
(verA)
これも殺害と言うより死亡EDですね。
後味は悪いですが主人公が直接手を下したわけではないので、まぁ…いいかなっと。
最後にちょっとだけ余韻が残るいい終わり方でした。
(verB)
商人よりも、ヴァイルが小憎たらしい糞餓鬼にしか見えなかったことの方が印象に残っています。
王になる人間だからしょうがないのかもしれませんが、あの顔が憎たらしい。
…愛情でヴァイルに萌えまくった人間が言うセリフじゃないですね。
ティントア(♂)
クーデレ?神官。印象度の上げ方にちょっとコツが要ります。知らずにガンガン印愛上げて2回失敗しました。
彼は特定の人物が絡むと病みます。このキャラも歪んでるわ…。
冷静に考えると、彼は歪んでいるというか依存体質なのでしょうね。愛情EDは依存する相手が主人公に変わっただけなんだと思います。
・愛情
verA、B確認。
とりあえず最初ととあるイベント後のギャップが凄い。
あの豹変は何だこいつ状態。
後半のだけなら商人に勝るとも劣らずな甘々っぷり。
「女の子だったらなぁ」は禁句でしょうが…女の子だったらなぁ。見た目が女の子っぽいので尚更ですね。
・友情
verCのみ確認。
(verC)
特に印象に残るものはなし。最初verA狙いで進めていったのですが、片割れのあまりのツンツンっぷりに断念しました。
強気で可愛いと思っていたのに、あそこまでそっけないと地味に腹が立ちます。
・裏切り
ああああごめんなさい。興味本位で見るんじゃなかった。
愛情のあのデレっぷりを見ていたので、これは本当に申し訳ない気持ちになりました。
・憎悪
verAのみ確認。
愛情ルートのデレっぷりは何処へ???
でも結構カッコいい終わり方でした。俺たちの戦いはこれからだっ!!!
主人公vsティントアを見てみたい…気もします。
このEDは最初彼にいい感情は抱けませんでしたが、「どこぞの馬の骨とも分からぬ輩に大切な物をいとも簡単に奪い取られた」と考えると主人公の方が悪人ですね。
タナッセ(♂)
ツンヘタ。めんどくさい人。EDのイラストが妙に女っぽい。
貴族の娘絡みのイベント(主に友情ルートで見れるもの)は2人の力関係がはっきり分かって面白いです。
タナッセ=のび太、娘=ジャイアンみたいで。
・愛情
verA、Bともに確認。
どうでもいいことですが一人称「俺」でこのルートを進めたので、複雑な心境になりました。
ウザいタナッセが良ヒロイン化するルート。
このルートの入り方の歪みっぷりに吹いた。まさか○○からの○○とは。
と言うか主人公怖いよ。何考えてるのか分かんない。
彼が混乱するのもごもっとも。憎み合っていたはずなのに、愛の告白されたら誰だってああなりますって。
甘さはそんなにないものの、ツンヘタっぷりは見ていて面白かったです。
イベント86は特に彼のヘタレっぷりが出ていてお気に入り。いやいや、そこで逃げんのかよ…と。タナッセがアレすると主人公の体力が回復するのも、ツボにはまりました。でもこのイベント、実は重要な意味があるんですよね。
ティントアや商人のような甘い展開は苦手ですが、主人公が振り回す展開は好きですね。
最近プレイしたゲームで言うとキナナキのあづさと通行停止みたいな関係は見ていて微笑ましくなります。
(verA)
苦労した割に見返りが少ない。
王目指すために、終盤のイベント無視したせいかもしれないですが味気なかったです。
・友情
verB、C確認。Aが見れない…。
引き留めるためには愛情も必要って…本当にめんどくさいキャラだ。(こう言ってはいますが好きなキャラなんですよ)
めんどくさい人がツンデレ化するルート。最近主流の暴力系ツンデレとは違い、真っ当なツンデレでした。
貴族の娘が絡むと途端に愉快なキャラになるのが微笑ましい。またタナッセイベントでセーブデータが1ページ埋まりました。
データを保護し過ぎて、だんだんセーブできるところが無くなってきています。
このルート目指すには、ある程度能力値がないと失敗するイベントが多いので面倒です。
が、苦労の甲斐あって後半に一気に態度が軟化するのが面白い。
とあるイベントでおもいっきしツンデレになっているの見て吹きました。本当に良ヒロインですね。
でもこのルート、実はタナッセよりもこのルートにしか出てこない、とあるキャラが印象に残っています。
彼女のための決断と、未だ立ち切れない思い。たとえ周りの者から何を言われようとも、本当に彼は彼女のことを愛しているんだなぁ~としみじみと思いました。
そしておそらく彼女も彼のことを思っているはず。
どうにかして彼の思いを彼女に伝えたいのですが、どーしても時間が足りないっ!!
終盤タナッセ無視して進めたけど、うまくいかない!!
何と言うか、ますます彼女の愛情が見れなくなりました。だって、これって寝取りですよね?
寝取り展開は嫌いではないです。が、彼女のために自分を犠牲にした彼のことを考えると申し訳なくて見れないですよ。
あー友情EDの感想ですが…友情ってイイね☆ってな感じで。(投げやり)
ED自体はあまり見るべきものが無くて、どっちかと言うと第一印象最悪なキャラと友情を結ぶまでの過程を楽しむルートだと思いました。
仲良くなると見れるイベントには感慨深いものがあり、達成感も得られます。
・裏切り
愛情EDを見てからだったので、罪悪感が…。ラストは少し切ない、そして主人公どす黒い。
(ちょい追記)
どうやら主人公はあの術によって「食われた」ようです。(あのイベントの後に体力が100までしか回復しないのもその影響らしいです)
なのでラスト~エピローグまでのタナッセの行動は
主人公にかけられた術(?)の解除法を探すために城から消える→術の解除法は分からなかったが、影響を軽減する指輪を手に入れる(奪う?)
だったのかなぁと。
その後行方知れずなのは、その指輪を巡って魔術師に殺されたのかも。
そう考えると、タナッセは未だに主人公のことを愛しているわけで…色々考えたらもっと申し訳ない気分に。
最初にこのED見たときはそんなに印象に残るものはありませんでしたが、最後のあの短い手紙に色々な思いが込められていたと考えると結構好きなEDになりました。
・憎悪
verBのみ確認。
主人公が王になってタナッセをいびり倒すEDを期待したのに、王になっても意味なし。残念。
なぜかこのキャラだけは憎悪イベントが申し訳なくて見れない、といった感情が湧きません。
そして最後の日は…いやいやそこでヘタレんなよ、と。やっぱり最後まで彼はヘタレのままでした。
エピローグはティントア憎悪EDAに続き、またもや俺達の戦いはこれからだっ!!!
これはぜひその後の話が読みたい。主人公(王)vsタナッセ…すげー燃えそう。
モルvsローニカもあったら最高に燃えますねっ。
…そもそもこの戦いってドンパチするのか?政治的な駆け引きだけ?
何にせよ最終的に勝つのは多分主人公。
・殺害
verAのみ確認。
自業自得だけどやっぱし罪悪感が。愛情→殺害の順は良くないですね。
ローニカ(♂)
侍従。攻略キャラが52歳と言うのは前代未聞ではないでしょうか?
爺さんだったから良かったものの、性別が逆だったら絶対に需要はないですよね~。
商人ルートの助けにくるシーンは痺れました。カッコいいオヤジキャラは良い。
現時点で一番EDが好きなキャラ。どのEDも好きで何回か見直していますが、爺さんのEDばっか見てる自分ってどうよ?とたまに思います。
・愛情
verA、B確認。
(verA)
一先ず、商人GJ!!ようやった!!
商人が絡むと口調が変わるのが萌えポイント。…かどうかは知りませんが、結構商人とのイベントは好きです。
このED見ようとして間違えて商人憎悪に行ったときは衝撃が大きかったですが、苦労して二股かけた甲斐がありました。
こっちの方がハッピーEDです。彼のおかげか2人とも歪んでません。
このED見た後、実はBって主人公の片思いなんじゃないかと思いました。ローニカが本当に愛しているのは(おそらくBでは)彼女なわけで。
まぁこの主人公ならそれでもいいって思っていそうですがね。
ただ一応愛情EDではありますが、どっちかと言うとこのEDではローニカから主人公に対する愛情は異性に対するというより父性愛に近い印象を受けます。
異性に対するもの:父性愛=3:7ってところでしょうか。
あのエピローグ見る限り、もし主人公のことが好きな人が現れたら苦労しそうですねぇ。彼を超えなきゃいけないわけですから。
と言うかエピローグの後、商人が主人公にちょっかい掛けてローニカに締められているシーンが目に浮かびます。
《印象に残ったセリフ》
「私は少なくとも、あれなんぞに貴方をお渡しする気はない!」
「私はあの方のことが、本当に好きでしたよ。本当に。けれど、私はここに残る。それが私の選んだ道です。貴方は私の3番目の……そして最後の主です」
一つの時代が終わったのだ。そして、これから新しい時代が始まる。それは、私の時代だ。(主人公)
(verB)
なんつーか…ものすごい歪んでる。タナッセとは比較にならんくらい。
ローニカもそうだけど、あの時あんな選択をした主人公の方が歪んでる。…まぁその選択したのはプレイヤーである私なんですが。
でも今のところ一番好きなEDです。
ラストは主人公たちの歪みっぷりもさることながら、いずれ訪れる「終わり」を予感させて余韻が残りました。
あと愛情ルートだからと、いちゃいちゃを無理やり入れなかった作者様は素晴らしい。
どう見ても不自然ですもんね。ローニカはこの距離感がちょうどいいと思います。
《印象に残ったセリフ》
「ご安心ください、その時が訪れましたら必ず私めの手でと決めておりますので。それまでは他の者に一切手出しはさせません。……お護りいたします、この命に代えても」
「それが貴方に対する私の……」
……これで♀だったらな!!!
主人公に忠実だけど実は…っていう穏やかお姉さんキャラだったら最高だと思いません?
まぁ何だかんだ言いつつ、じーさんキャラは好きなんですけどね。
・友情
verA、B、C全て確認。
かつていた王と、その面影。そして歴史は再び巡る。
どうして彼が侍従になったのかが明かされるルート。
友情EDと言うと微妙ですが、これが彼にとってもベストなEDだと思います。
個人的にどうでもよかったリリアノが、最後に少し好きになりました。
余談ですが、後日談を見て目から変な汁がダラダラと…。今の私にこれはきつい。じーちゃんネタはいつまで経っても慣れません。
どのパターンもほぼ同じなので印象に残ったセリフだけ書きます。
(verA)
「きっと、彼女が去り、私が去り、そして永い時が過ぎて貴方が去った後にも、再び同じような世が巡ってくることがあるのでしょう。私は、今この時に感謝いたします。そして、貴方と言う存在にも」
(verB)
「私に残された時間がどれほどのものか分かりませんが、許される限り貴方のお側に。この爺の余生に意味を与えて下さった貴方に……心から、感謝いたします」
(verC)
「見えにくいかもしれませんが、あなたを見守っている者はいくらでもおります。一人と感じたとき、辺りをそっと見まわしてごらんなさい。私はこの城を出た後、多分戻ってこれはしないでしょう。けれど、いつでも貴方の味方です。それを忘れないでください」
・裏切り
タナッセ、ティントアが罪悪感が残るものだったのに対しこれは大好き。
泣きゲー好きじゃないといいつつ、こういうシーンに弱いです。
《印象に残ったセリフ》
彼は確かに最後まで、僕と共にいてくれたのだ。(主人公)
・殺害
あの機能を使うことで見れます。つい5日前まではあんなに愛していたのにね。
どんなに愛しても自分を一番にしてくれないローニカを、主人公が殺す愛憎渦巻くドロドロED。昼ドラみたい。
主人公の「殺害現場を見られた方が、自分がどんなにこの男を想っているかが分かるから好都合だ」という考えに恐怖を覚えました。
本当に主人公は最凶のツンデレでヤンデレですな。
このEDの感想ですが、彼は楽になりたかったのかもしれません。
今まで背負わされてきた重荷に耐えられなくなって、それで最後には「あの人」の面影のある主人公に殺されることを選んだのではないでしょうか。
特に感動するシーンはありませんでしたが、何故か最後はうるっときました。
《印象に残ったセリフ》
「レハト様、ありがとうございます。これはある意味、私にとっては救いなのですよ」
「けれど私は……貴方とお会いできて、良かったと思っておりますよ」
一通りED見ようと思っていましたが、モゼーラやグレオニーのような普通の人の殺害や憎悪は良心が痛んで見れませんでした。
グレオニー憎悪EDは何度も目指したのですが、最初の選択肢で早くも続行不可に…。
あそこで無視する選択を選ぶのはさすがに申し訳なくて無理です。多分そこで続けて御前試合で打ち負かしてやれば楽しくなってくるのでしょうが、そこまで精神力が持たんですよ。
今のところ好きなEDは
愛情 ローニカAB、タナッセ
友情 タナッセ(EDよりもそこまで行く過程が好き)、サニャ、ローニカ
憎悪 商人A
殺害 貴族の娘A、魔術師AD、ローニカ
裏切り ローニカ、貴族の娘、商人B、タナッセ
です。乙女ゲー苦手~と言っているくせに、この♂キャラEDのお気に入り率は我ながら謎。
そしてローニカEDの多さも謎。
タナッセは途中で良ヒロイン化しそうだから多分気に入るだろうなぁ…とプレイ前に思っていましたが、まさかのローニカ。とんだ伏兵でした。
ヴァイル・魔術師EDは途中までは好きだったんですけどね、その後見たEDの衝撃が強すぎて霞んでしまいました。
やっぱどこか歪んだEDの方が好きです。
さてさて、1カ月近くにわたってだらだらと感想を書いてきましたがとある事情により一旦休憩することにします。
すっごくくだらなくて馬鹿らしい理由なんですが…セーブができなくなりました。
バグではなくて、お気に入りのイベントでセーブをしまくって消すに消せないという状況なんです。
それでもお気に入り度の低い順(主にモゼーラさん関連)に消してプレイしてきましたが、ついににっちもさっちも行かんようになりました。
それと他に見たいEDがどれも難易度が高くて詰まってしまい、若干飽きてきたというのもあります。
また忘れた頃にプレイすると思いますが、ひとまずここで休憩します。
もしここまで見て下さった方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございます。
せっかく見て下さったのに、中身がなくて申し訳ないです。
でも少しでも私が楽しんでプレイしていることが伝わったら嬉しいです。
以下、王になるための条件(多分確定)
・能力値は全パラメータ50以上かつ3つ(2つ?)は100以上
・名声は称号が「~な王候補」になるまで上げる(名声100以上)
この2つを満たせば王になれます。
簡単そうに見えますが、これとキャラ別EDの条件を同時に満たそうとするときっついです。
かと言って、キャラ攻略せずに王だけ目指すのもつまらんしなぁ。
で、苦労してキャラ別EDと王の条件満たしても、王になるのはEDに関係ないっていうこともあるんですよねぇ~。
あれは脱力ものです。
あと名声は武勇と礼節を序盤からガンガン上げて、舞踏会で踊るを選択した方が簡単に上がります。
歓談の方がいいという意見もありますが、武勇と礼節が60以上あるなら踊った方が楽です。
下世話な話
主人公たち三足族は成人前には性別が未分化という設定。
体の構造(つまりアレやらソレ)はどうなっているんでしょうね?