大作。全体の冗長さは否めませんが
5年位積んでたのをようやくクリア。
しっかし長いゲームでした。面白かった。
ニトロプラス10周年記念作品の名にふさわしい作品でした。
全体としては長すぎるとも思いますが、シナリオ、絵、音楽全てが高水準で素晴らしい。
テーマも重い中で、しっかりと主人公の葛藤を描いてたと思います。
ただ、いかんせん中身が難しいのであれで描き切れていたのかってのは分からないですね。
描こうと思えばどこまでも描けそうなテーマなので。
作品としては素晴らしかったというのは前置きした上で、
最後の悪鬼編は蛇足感が否めなかったかなと。「光」というキャラクターを出すならもっと色々やってほしかった気はします。変に駆け足に見えちゃいました。
<良かった点>
・魅力的なキャラクターが多い。ひいてはキャラクターのかけあいが面白い。
個人的には一番良かった点です。キャラクターに魅力がないとやっぱりつまらないので。
話も長く、シリアスな展開が続く中でキャラクターのかけあいが良い清涼剤になってくれてます。
茶々丸と瑞陽が可愛すぎてまじでやばい。もっと出番欲しかったー。
瑞陽が背中を押してくれるシーンは勝手に作中一番の名シーンだと思ってます。二番目は茶々丸の最後の忠告。
村正は人間時より、劔冑の時に感情を隠し切れない感じがたまりませんでした。
・個別ルートの出来が良い。
こういうゲームって個別は微妙…とかって珍しくないと思うんですが、個別ルートも一つ一つテーマに沿った内容なので、どれも素晴らしいんですよね。称賛以外の言葉が出てこない。
強いて言えば茶々丸のルート…うぅ
<悪かった点>
・エロ要素が皆無。求めてるわけではないですが…いややっぱり若干ほしいかも
少なくともプレイする方は期待しない方が良いです。ほぼ無いです。
・とっつきにくい。積んだ原因でもあります。時代背景の説明を所々いれてくれるのは良いんですが、一つ一つ長くて理解するのに時間がかかっちゃいます。
そこまで作品の世界観を作り込んでるってことなんですけどね。
ああいうのをクリックして飛ばしちゃう人も多々いるんじゃないかなと。私の事ですが。
わがままを言えばもうちょい分かりやすい説明が欲しかったです。
Tipsを作るとか何かしら。