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imotaさんの終わりの日 ~狂乱アクメに溺れる恋人~の長文感想

ユーザー
imota
ゲーム
終わりの日 ~狂乱アクメに溺れる恋人~
ブランド
Aqua-baiser
得点
70
参照数
1358

一言コメント

アヘ道はシグルイなり。正気にては大業は成らず。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

アヘというものがジャンルとして認知されはじめたのはいつ頃からだろうか。
台詞としてのアヘは、いわゆる「みさくら語」がエポックメイキングだったのは間違いない。
その異常なハイテンションは、フォロワーRIKIの失速で立ち枯れも危惧されたが、アンジェリカ&サトウユキのいぐぅコンビが見事に受け継ぐ。

表情としてのアヘは、誰かひとりの発明というよりは、全体の質の底上げによる表現の細分化によるものに思える。
エロゲでいえばcolorsの魔法少女アイ、LILITHの姫騎士リリア、対魔忍アサギがユーザーに大きな衝撃を与えた。
どれも戦うヒロインであるのは単なる偶然ではなく、強く気高い者こそを徹底的に貶めたいという熱情があったのかもしれない。

しかしジャンルというものは、定義されると同時に記号化、形骸化が進行する宿命を持つ。
枠は檻となり、エロスにおいて最も重要な新鮮さを失う。
それに抗うには、その檻から逃げ続けるしかない。しかし元々異様なアヘ顔が更なる過激に走ったら果たしてどうなる?


ちんこに導かれるままに辿り着いた本作は、盲目の剣士と隻腕の剣士の果し合いの如き異様な空間であった。
アヘりすぎて崩壊する顔面、言語…それが冗談でなく本気で抜かせにきている。わるきゅーれの第三者視点ではない入れ込んだ世界。
生半可な覚悟では笑ってしまう。こちらも本気で正気を失うくらいでなければ、この戦に負ける…!

アンニュイ天使で耐性は得ていたので、最初のレイプ和姦には負けなかった。
しかし次のひょっとこフェラが馬面通り越して鼻穴から精液逆流大噴射するにおよび、思わず笑いながら抜いてしまった。
エロ下着でエロダンスで毛生え薬で腋股尻もじゃもじゃで鼻フックでアナル処女喪失で大量ザーメンでボテ腹逆噴射とか訳分かんねえよぶはははははははは!!!!!!
ふぅ・・・

賢者になってしまうと自らの行為を冷静に振り返ってしまうのは登場人物達も同じようで、真剣に苦しみ悩む。
アンニュイ天使からそうだったが、エロ以外の世界はとても真面目なのだ。
このサウナと水風呂を交互に入るが如き展開は、最早ギャップ萌えのレベルを超え、現代らしい分裂症なマーラー音楽への共感に近いかもしれない。

一月限定の偽りの恋人関係、その最後の夜、純愛と狂気は見事に溶け合い、終わりの日を迎える。
描写は多くないが、その恋愛感情が本気であることが痛いほど伝わってきてしまい、それ故に理不尽な結末を迎えることも理解してしまう。
ただ敬愛する総大将の恋人を愛してしまっただけで、彼を、彼女を不幸にしたくなどなかった。ただ笑顔を向けてほしかった。


寝取られというには基本ヒロイン視点なので浮気経由悲恋物語の色合いが強いが、そんな色合いを軽々と吹き飛ばす超弩級アヘ。
ボイスなしは残念だったが、これ演技無理じゃね?脳内再生した方が良くね?と思い直したのでOK。
今作は男のアヘ顔はオンオフできるから安心していいよ!もちろんオンにしたよ!ウホッいいアヘ顔!

正直俺もアヘ原理主義者じゃないし、本作をどう評価していいのかよく分からんので、受け取ったままに書きました。
やや偏ってるけど、同人らしく作者の愛が詰まった良い作品だと思います。
アヘ原理主義者でなくとも抜けるのか? 抜ける 抜けるのだ