スス子アペンドであり、青藍島の物語の集大成
ぬきたし2で立ち絵、スチルを獲得し、他ヒロインには出来ないムーブをこなした結果ヒロインへの大抜擢を果たしたおっぱいと体がデカい女、スス子。
100円という衝撃価格での販売もさることながら、プレイしてみた感想は「もう1つのグランドルート」と呼ぶべきストーリーとそのボリュームだ。
ヒロインに昇格したスス子の可愛らしさだけでなく、2本編中にα世界で生活していた“性帝”淳之介の日々、オナニー三銃士との友情など、見たかったものがこれでもかと孕めオラされた作品であったと言える。
個人的には2でも好きだったがヒロイン的な可愛らしさとは無縁に近かった差別が嫌いな差別主義者、花丸凛がとても可愛く見えたのが驚きだった。彼女にとって淳之介は迷惑を考えずしたいことを何でもぶつけて良い友人のような存在なのではないか、と思ったし彼女でもう1つアペンドを作って欲しいと思ったほどだ。
そこら辺の青藍島民よりヤバい思考になってるNLNS、2での日々中で新たな仲間となったSS、α世界でも己を受け入れてくれる友を得た水引ちゃん、激動を過ごした青藍島の物語、そのフィナーレとしてこれ以上のものは無いと言える。
公式が掌を大回転させない限り、残念ながらゲームとしてのぬきたしはこのスス子アペンドで完結の予定だ。ぬきたし自体の展開もキャラソンの発売を最後に一旦の幕引きとなるだろう。
平成の最後に現れたぬきたし、令和の始めに現れたぬきたし2、そしてこのスス子アペンドはエロゲー史上に残るインパクトを我々に与えただろう。
この作品が生まれた事とそれに出会えたことはまさに1ユーザーとしての誉れでございました、と文乃の言葉を借りずにはいられない。
新作として発売が予定されているドスケベプリズン(仮)も楽しみにしつつ、何かの機会にまた青藍島の姿を見ることが出来ればと切に願うものである。
※ちなみにスス子のHシーンはぬきたしシリーズ通して1番抜けました。