最高のご主人様。思ってたより読めた。
ドSな女王様に攻められたい！ということで女王様に虐められ系エロゲ巡り二作目。
既にパッケージから惹かれた本作は、公式サイトで見かけたCGも素晴らしく、私を期待させてくれる一品でした。しかし飽く迄も抜きゲーは抜きゲー。当然その辺を弁えている私は、相応の期待で迎え撃つ・・・・。
結果は中の上当たり！
まず本作。智花ちゅわんが素晴らしいのは勿論なのだが、”意外と読める”。この手の抜きゲーはストーリーなど形だけで、さっさとエッチしてエッチして結婚じゃあああってノリが多いと思うんですが、本作は割と結構ちゃんと学園モノしてるんですよ。そこには驚きました。
登場するキャラクター達も魅力的。本作、ヒロインの智花以外にも沢山の女性キャラ達が登場します。しかもどいつもこいつもエロい身体してやがるので、公式サイトで”（攻略不可）”の文字を見たときにはガックリ。某アストロノーツの作品のように後で個別に出るんですかね？
良くも悪くも見た目通りのキャラだった智花ちゅわんですが、ちょっと意地悪を言うなら、キャラに広がりが無かったかな。結局、主人公に対するS度があんまり初期から変わっていないと言うか、作中で一応智花の心境の変化みたいなベタなやつが描かれるんですが、プレイ時のノリは変わらないし、だったら何かカタルシスがある訳でもないので、総合的には智花というキャラに抱いた心情は微妙だったかも。単純に女王様としては良かったんだけどね。
それとさっきも書いたけど、攻略不可の魅力的なヒロインが”多すぎ”！！えっと、これはまた何か同じ世界観とかが有るのかな？使い捨てだとしたらひとはお姉ちゃんとか勿体なさすぎる。作画のクオリティもキャラとしての造形もメインヒロイン格として申し分がなかったので、勿体なかったな（浮気したかったな）と思ったり。
そして、これだけは言わせてもらいたいことがある。『主人公がキモい（笑）』
オナニーも知らないという流石に（その設定はねえだろ的な意味で）ドン引きする設定から始まり、プレイ中の反応も男目線から見てもキモいものばかり。単純に女々しいだけならず、なんだか女目線から見た”幻想の男”のような反応をされてて違和感を感じまくり・・・っと思って調べてみたら、案の定ライターさんに女性らしき方が居ますね。そもそも女性ライターは駄目でしょうと。
本作、智花ちゅわんの造形も素晴らしく、エロシーンも一つ一つが凝っていて飽きずに楽しめました。抜きゲーに限らず、エロゲのエロで飽きさせないというのは私個人としての評価が中よりも上に行くかどうかに分かれるポイントでもあります。ストーリーも読めて、なんだよこれ面白えじゃーんってなっていたのに。
な・の・に！主人公のキモさが常に雑音として常駐しているのが非常に”勿体ない”！！！精子どころかオナニーも勃起も知らない男なんて存在しないし（大体学校で教育されるだろと）、なら100歩譲ってその無知さがスパイスになっている訳でもない。（赤ちゃんプレイは結婚後だし）ただの雑音、ノイズなのだ。
その他の要素は申し分無く、1ヒロインということを除けばひたすらに主人公の造形がキモかったのが非常に残念でした。やっぱり女性のシナリオ・ライターというのは駄目ですね。感性が合いません。
なんだか勿体ないばっか言っちゃったな笑。