やるほど深まっていくループ物
最初の一週目や周回中、
主人公という存在や、サユリという存在を認識してない状態で
プレイしているとぶっ飛んだ設定の短文の物語を
組み合わせている作品という印象が入り込んでくる、
あくまで上記を認識していない時ということに限るのだが
確たる答えは作者自身しか知らないと思うし
いろんな解釈がこのゲームに対して散りばめられと思う。
私はこの作品
主人公とサユリの関係性、双方のホンネなどを
主人公がおそらく抱えているであろう願望または夢を
再現している世界を銀河鉄道の様な感じで巡っていき
自分の気持ちを形成、再構築していく作品だと思っている。
車掌というサユリの分身？から得られる
サユリのホンネをちょくちょく挟みつつ
現実な見解などを挟みつつ現実感を帯びさせていく
電波な部分は夢というのがそうさせているのではないかと
考えている。
願えば叶うし、突拍子もなく寝たら脳内に具現化される
ある種制御のきかない願望器といったところ
それであるならばこのような状況に陥るのも節理なのかなと考えました。
主人公はおそらくサユリという女性に対して
あまり好意を見せることができなかったのでしょう
それを構築、具現化させるためのトリガーが
夢/願望からなる5つの世界。
そこからなる自分と向き合いによる答え探しだったんでしょうね。
あるしゅ纏めてみれば
迷わずサユリに愛していると言いたいための
夢ともいえるかもしれませんね。
最後のロシアのお酒はどうなるんだろうと胸を膨らませました。
同じ答えを探し続けるループ
また別の願望からなる別のループなのか
まだ、誤魔化している部分があるのか。
無限ループと謳うだけあって最高の締まり方です。
ゲーム性とそこから散りばめられている物語を
繫いだりするのが楽しい作品でした。
最後に、
なんか最初からいる女は願望なのか
現実世界で主人公がいった風俗の嬢がモチーフだったりするのか
とこんな細かいところでもいろいろ気になれるいい作品。
ほんとに