+40名作劇場の世界に割り込んで陵辱しまくり
ゲーム・・ですらなく、シナリオは一本道、絵も垢抜けなくて
ひたすら犯すだけなのに、自分にはベストのひとつになってしまっている
発売当時から友人達に否定の声を投げかけられながらも、自分の心を
捉えてやまないのはなぜか、あらためて考え直してみた
理由1.清純キャラの陵辱
キャラがひたすら清純、それも都会的ではない田舎の清純である
性についても快楽の意味合いが薄く、実質生殖のために存在するかの
ように受け止められている、つまりスレてないのだ
意図したのか分からないが、絵の垢抜けなさ、野暮ったさもそれらを
後押ししている
確かに田舎の設定なのだが、当時ここまで徹底されていたのは
ほとんどなかっただろう
そういうヒロイン達の世界へ土足で立ち入って踏み荒らす、その
ギャップがいいのだ
理由2.ヒロインがいい
で、主人公は武力を背景に言葉遊びで因縁をつけ、ひとりずつ陵辱
していく訳だが、ヒロインがとにかくヤられた後も屈しない
テクや薬で一時体を堕とされても、精神は屈せず、その後も主人公に
悪態をついてきたりする
理由1のスレてないからでもあるが、主人公があえて退路を断たず
逃げ道を、希望を残して屈しないように仕向けているためだ
おかげで終盤までヒロイン達は誰一人自暴自棄にならず、怯えた相手を
無理矢理ひっつかまえて挿れるだけ、相手は感じる余地もないという
一方的な陵辱展開を防いでいる
さらにヒロイン2名と主人公の仲間(根が優しい)との淡い三角関係や
快楽に負けながらも夫を愛そうとし、仲間のために身を呈そうとする人妻
ヒロイン同士の不和などもあり、ヒロイン達の個性化がはかられている
ちょっとヤっただけで心まで陥落し、そこらのエロ同人のようにキャラ設定
無視して安易に股開いて悦んでチンチン受け入れるようなペラい心はなく
あくまで田舎の雰囲気を崩さない
理由3.主人公がいい
そんな陵辱シーンを引き立たせるのが主人公のゲスさだ
陵辱創作は主人公がゲスであるほどいい、これは恐らく鉄板だろう
主人公がゲスであるほどヤられた相手に屈辱感を与え、また一時とはいえ
快楽に堕ちたシーンが際立つのだ
しかもゲスさがハンパない
普通の話なら死亡フラグが立ちまくりの行動ばかりとり、ヒロイン達で
なくプレイヤーも「いつか地獄に落ちる」ことを予感させただろう
だが主人公はどんな状況でもゲスさを貫き、あくまでゲスな姿勢を崩さない
こういう頑な一点はとても評価できる
途中でいい人になっちゃったり、状況に屈するなんてのはかっこ悪いし
ウソくさいよね
理由4.クライマックスがいい
終盤ヒロイン達は薬によって人格を破壊されてしまう訳だが、ここでも
単にヤるだけに終わらないように工夫がされている
人格を破壊され快楽に堕ちたように見えた正ヒロインだが、実はまだ元の
理性的な人格が心の中に残っており、破壊された後の淫乱な人格と葛藤
という形で心の中で争うのである
しかもその状態で主人公の仲間に告白されたり主人公にヤられたりする
その他のヒロインも人格破壊後、性という形で主人公達に対する印象告白が
あったりと、クライマックスの演出は秀逸
ラストは賛否両論だと思うが、自分は意外性があってアリだと思った
冒頭で書いたように、名作劇場の世界に陵辱を持ち込むとこんな感じに
なるのかなと
まあ何から何まで古いし、あまり期待されると厳しいが、隠れた一品には
違いないと思う
汚れてないものほど汚してみたい、または調和の世界を深く切り込み、荒らす
鬼畜さに興奮する、そんな心の汚れた人には是非オススメ
以後のZEROの作品に生かされてないのは非常に残念
特に続編の密猟区2は、国設定を借りただけの別ゲームで、本作の主人公は
おろか、こういう深い切り口の鬼畜さは影も形もないので注意、つーか金返せ