素人くさい、という印象。戦闘シーンは戦闘描写ではなく戦闘中の状況で燃えさせるタイプだが、あからさま過ぎる嫌いがある。物語の為だけに作られた世界観はいらない。
※月姫は未プレイ。
まず、世界観に疑問があります。
特にセイバーの存在のあやふやさです。
物語として書かれているアーサー王は『男』であり本作中でも物語ではそうなっているが本当は女だった、という風になっているのですがその『本当』とは何なのか分かりません。
また、全ての時間に等しく存在するのであれば前の聖杯戦争も今回の聖杯戦争も英霊からすれば同時に起こっているのとなんら変わりないのにセイバーに前回の記憶がある、(アーチャーに英霊としての記憶がある)というのはおかしいです。
また、納得できないのが、主人公とアーチャーに関することです。
ただ、タイガー道場を入れたいが為に増やされたバッドエンドは流れを止めているだけで邪魔以外の何者でもないですし、アーチャーが存在するということは主人公は死んでいないということなのに主人公が死ぬバッドエンドが存在するのは・・・。
また、アーチャーは一度聖杯戦争に参加しそこで『英霊エミヤ』と『衛宮士郎』と出会っているため『会うことが出来る』ということは分かっているはず。
また、世界が主人公のためだけに構築されているので非常にバランスが悪く感じました。(特に凛ルートがひどく『凛ルート』というよりも『衛宮士郎ルート』になってしまっている様に思います。)
エンディングも凛のサブエンドとしてセイバーが残るルートがありますが、あのエンディングはセイバールートのサブエンドとして無いとセイバーが残る意味が無いと思います。
戦闘も描写自体は鈍く、それをごまかすためにエフェクトを入れているように見えました。また、そのエフェクトも鋭さに欠けいたずらに必要スペックを上げてしまっているだけのように思います。
一言感想でも書いてますが、素人くさい、というか同人っぽい印象を受けました。