基本はバカ設定・バカストーリーなのに、ところどころ思わず感心してしまう真面目なセリフを登場キャラがしゃべってくれるから困る。そもそもショタな主人公が一番かっこいいってどうよ?
5分に1度は必ず卑語が出てきて、登場キャラの行動が滅茶苦茶で、ついでに設定も滅茶苦茶で、ショタな主人公はヒロインに弄られまくりで、基本はドタバタコメディー。
なのに登場キャラたちはそれぞれ真剣にお互いと向き合おうとしていて、空回りしながらも絆を深めていって、時折ほろりとくるようなセリフや冷静な意見をさらりと喋る。
作風こそ混沌としていますが、一本筋をガッチリ通していて爽快感すらあるへんてこな作品です。
「とりあえず変な行動させてみました」のではなく、性格や行動がしっかりと定まっていて一貫性のあるキャラが真面目に馬鹿をしているので、プレイしていて飽きませんでした。
終わらせるのがもったいなかったです。
もっとボリュームがあったらよかったのにと思わずにはいられません。