夜の相性の大切さを知るAVG。攻略は複雑すぎるので見ること推奨。
作中人物が全てクズな珍しい作品。
個人的に寝取られという作品の恐ろしさを考えさせられました。
全√をプレイしての各キャラの印象
主人公→ほぼ全√でマヌケな男。
こういう人だからこそ奥さんを寝取られた訳だけど、イラつくぐらいポンコツ。
fin02の√にてかなり尻軽な美咲を最後まで諦めなかったところはすごかった。
そのおかげで最終的に美咲を抱くことができたし、関係を修復していけるかもって感じの終わり方で、一応は報われた。
美咲→美咲の人物像からして、ほとんどの√で幼い子供を放置してほしくはなかった。
あと主人公がDVDのことを話したあと、夫に説明もせずに会田のとこに怒鳴り込むわ、その後も帰って話さないで大将に頼るわの場面は、本当に理解できなかった。
主人公や塩原が動かなければ、大将に騙されてるとはいえ、50歳になっても事情を話そうともしなかった訳だしね。
何回騙されたら気が済むの?って感じだし、加齢で見た目気にしてたとしても、あそこまでバレてたらもう話し合うしか残されてないのに謎すぎる。
あと抱かれた直後でもバレてなければ、普通の顔して主人公と話せれるのは神経図太すぎてひいた。
このキャラが尻軽なおかげで色んな展開が捗るので、抜きゲーとしては本当に良いキャラ。
その気になれば、塩原が寝取り役で二作目やスピンオフを作れるようにしてたんだろうか?
会田→間男にして主観も多く、ある意味二人目の主人公。
間男としては100点、この人が関わってるところでは美咲の人物像を崩さずにかつ、徐々に美咲からも特別な存在になり、自分好みの変態に調教していくのは雄としてはすごいと思った。
BSSから特別な存在になった男だ、面構えが違う。
竿役大量。おかずの提供に敬礼。
塩原→fin01にて美咲を抱きたいと思っていたことが判明するけど、彼が美咲とするのはこの√の最後の一回のみ。
他√では抱こうとする素振りもないし、56しもするしで考え方がサイコ過ぎて分からない部分が多く、ひたすら怖かった。
もしかしたらfin02で黒川が庭でした後や、ラストの主人公を拘束する条件として事前に美咲を抱いてた可能性はあるが、もしそうなら描写してほしかった。
ナオ→描写が少ないがおそらく美咲と一緒。
愛してるのは主人だけど、抱かれると誰であれ感じて、行為の最中は旦那そっちのけにするタイプ。
黒川→美咲が嫌がってる中、主人公に直接見せつける形で最初に抱いた男。
美咲が最初から嫌悪してて、寝取られの描写は一番捗りそうなキャラなのに、シーンが少なくて個人的には残念。
あとfin01のカーテンの影の向こう側と、fin02の庭でのHはみてみたかった。
珍念→竿役はfin01でナオと、美咲とはfin02のカーテンの影のみ
ぶっちゃけ序盤、終盤にちょい出た大将よりも印象が薄い。
大将→序盤でしこってたの会田と思ってたから、こいつだと驚いた矢先にBSS告白。お前もかい。
fin02以外では美咲を抱いてないように描かれてはいるが、end11の美咲が50代の割には若々しく、美咲が口では大将としてないと言ってたが、肌ツヤが良すぎるし主人公のことは吹っ切れてヤッてそうではあった。(現に主人公(50代)と違う√の美咲(50代)は変わり果ててることが描写されていた。)
あとは黒川の代わりに美咲が嫌悪してる人として関係を持ってくれたことには感謝。
ああいう嫌いな相手なのに、感じて乱れちゃうっていうシチュが一番好きなので。
シナリオ面
まずこの作品は、これまで自分がしてきた共通√→個別√の作品と違って、選択肢ごとに色々な終わり方があり、集中力がない自分でも作品の世界にのめり込めた。
この作品をやって、ヒロインほぼ一人の作品に対する評価が変わったし、何よりキャラが好きにはなれないのに心理描写が丁寧だし、シナリオもぐだらないからスムーズに進められた。
あと3章の初めの危険日に会田が美咲を抱いており、時期的にも確率的にも会田の子でほぼ確ですが、性格的には家族思いなとこが主人公の子なのかもって思わせてくれます。(美咲は息子をほぼ全√で放置してて、会田との情事の最中にもぐずったのを放置してるので、家族思いというよりは主人公が好きなだけですしね。)
ただ会田との子を孕んで産んでる可能性が高い時点でどの√も後味が悪い。
しかし題材としてはそれが魅力になってる。素晴らしい。
終わり方はfin√のそれぞれエピローグが丁寧に描写されており特に良かったです。
fin01に狂気に満ちた同棲や主人公の無力さ、この作風ならではの考えもつかなかったENDだったので驚かされました。
fin02では、全√後味が悪いENDを、題材である寝取られで羽陽曲折した先のヒロインとの幸せな未来も、ヒロインがガテン系に戻り主人公を叱咤して、プレイヤーが努力で勝ち取った感じがしてとても良かった。
まあ美咲自身の身体はかなり開発されてて、いつまでも主人公ので満足はできないだろうし、finの終盤に嫌悪してた大将・塩原ともに、挿入された時には感じまくって主人公そっちのけにしてるしで、狡猾な罠を仕掛ける人がいれば、また主人に内緒で抱かれそうではあるんですが…
エロシーン面
アニメシーンがよく動くし、その度に美咲の揺れるGカップやお尻が映えてた。
ただ寝取りを題材にするなら、Hの時ぐらいは竿役のボイスがあった方が寝取られ感強くなるから欲しかったかも。
あとあなたの知らない奥さんはもう少し量が欲しかった。
会田と100回以上事に及んでる割に数が少なすぎるし、野外全裸や裸エプロンの後とか絶対何かあっただろうし、fin01で語られてた黒川と珍念のフェラもsexもほぼシーンがなかったのが残念。
特にfin01のカーテンの裏の3Pシーンと、fin02の黒川ともしかしたら塩原とも?庭でしてた映像は、fin√の報酬として「あなたの知らない奥さん」に追加してほしかった。
評価
全体的に高水準な抜きゲーだった。
好きになれないキャラ達だけど、それぞれのキャラ像はしっかりたってて、シナリオ・抜きゲーのキャラとしてはとても良かった。
再プレイ
忘れた頃にまたやりたいけど、このジャンルは深みにはまると主人公や塩原がなってたように、寝取り・寝取られでしか抜けなくなる可能性がある「作中でも描写されてた禁断の扉」なのかもしれない。
要は純愛系では抜けなくなるかもってことです。
まあたまーにやるくらいなら大丈夫だよね?そうだよね??