母乳がデフォ、再調教で目にハートなど、個々の要素はいいけれど、メインとサブの格差が一段と際立っているのが残念。
女子寮を舞台とした、学園モノとはちょっと違うBISHOPのJK凌辱調教モノです。
かつて秘密の性調教を行っていた女子寮の管理人となった主人公が、
目を付けたJK達を牝奴隷に調教していきます。
本作ではメインとなる3人のヒロインの他、
10人ものサブヒロインも登場し、
メインヒロインを調教しつつ、サブヒロインを全員堕とす事でハーレムエンドが解放されます。
また、本作のヒロイン達は、
主人公の手によって全員漏れなく妊娠していなくても射乳する母乳体質にされてしまい、
Hシーンではガンガン射乳しちゃいます。
更に、メインヒロイン3人は再調教時に目にハートが描かれ、
これまで以上にデレ堕ち感が強調されていてとても良い感じです。
(この目にハートが描かれる描写、特徴名「再調教Heart&Hard」は、
これ以降のBISHOPの新作タイトルにも引き継いで欲しいと個人的に思うくらいです。)
しかしその一方で、本作のサブヒロインは完全にオマケ扱いであり、
「家属」や「支配の教壇2」で顕著になったメインとサブの格差がさらに広がった感があり、
その点はとても残念です。
・残念な点その1:人数が多い分だけHシーンが少ないサブヒロイン。
本作では「家属」や「支配の教壇2」と同様にメインヒロインを3人に絞った代わりに、
サブヒロインは10人と、これら過去の2作品におけるサブヒロイン(それぞれ2人)の5倍の数を用意しています。
しかし、その弊害が色んな所に出ており、
まず、サブヒロイン達のHシーンは1人当たり2シーンしかない上に、
Hシーンそのものもメインヒロインの調教と再調教と同様に同じCGの使い回しです。
個人的に調教と再調教で同じCGを使い回す事自体は割と肯定的なのですが、
サブヒロイン達はたった2枠しかない中で2つとも同じCGなので、ガッカリ感の方が勝ります。
(そもそも個人的に再調教に肯定的な理由は、
本作の再調教Heart&Hardで強調している様な、
デレ堕ち,アヘ堕ち,快楽堕ちしたヒロインのHシーンを堪能できる所にあるので、
サブヒロインの扱いと絵面的に物足りなさが強いです。)
個人的な印象としては、
本作のサブヒロイン達の扱いは、一昔前のルネ系のエロゲにおけるモブキャラHシーンに毛が生えた程度な印象もあります。
・残念な点その2:サブヒロインが多すぎて攻略の手間が格段に増えた感がしてしまう。
本作はメインヒロインを調教する傍らで10人のサブヒロインを攻略していきますが、
それだけに攻略にかかる手間が多いです。
メインヒロインだけでも行動できる「午後」・「夕方」・「夜」の中で攻略を進める必要がありますし、
攻略の過程で特定の時間にイベントが集中することもありがちなので、中々に大変です。
また、ここでサブヒロインが10人いると言う事がネックになってきます。
サブヒロイン達は1人あたりHシーン2回と通常イベント4回の合計6回で攻略が完了しますが、
全員合計すれば60回分の行動を使う事になるので、
1人1人のHシーンが淡白であるが故に、残念感と攻略の手間ばかりが増えた印象があります。
・残念な点その3:ハーレムエンドのサブヒロイン達が只の賑やかし要員でしかない。
本作ではメインヒロイン3人とサブヒロイン10人の全員を攻略する事でハーレムエンドが解放されるのですが、
残念な事にハーレムエンドのHシーンそのものは「家属」や「支配の教壇2」の展開の延長線上のモノであり、
サブヒロインへの挿入は一切無し所か、ただ主人公やメインヒロイン達に侍っているだけです。
しかも、サブヒロインが10人いるという事もあってか、
メインヒロインとサブヒロインが全員同じCGに写る事はなく、
各CGで3人~4人のサブヒロインがメインヒロインと一緒に写る程度です。
特にハーレムエンドの〆のCGに至っては、
初っ端から写っているサブヒロインの一部が見切れている上に、
ただ椅子に座ったり立ったりしている状態で並んでいるだけなので、
同様に立っているだけのメインヒロイン3人と合わせて、
「家属」や「支配の教壇2」におけるハーレムエンドの残念な所が更に際立っている印象が否めません。
これではサブヒロインが只の飾りでしかなく、もっとレズなり何なりしてメインヒロイン達と絡んで欲しかったです。
・残念な点その4:ハーレムセックスのラストでメインヒロイン達のボテ腹が目立たない。
ハーレムエンドの残念な所はサブヒロインだけでなく、
ハーレムセックスのラストがボテ腹が目立たない構図になっている点です。
そこに至るまでにメインヒロイン3人によるボテ腹ズリ、祈里とセックス、七緒と美春と連続セックスと、
ボテ腹がちゃんと目立つ構図なのはいいのですが、
最後の再び3人一緒になった際の構図が、
・祈里:背中を向けているのでボテ腹が少し目立たない。
・七緒:主人公の腕と足でボテ腹が殆ど隠れている。
・美春:そもそも構図的にボテ腹が画面外になっている。
となっているので、
「館」のハーレムエンドの〆のCGと同様に、ボテ腹が目立たないのがとても残念です。
・残念な点その5:シーン鑑賞室はニアミスイベントなどの通常シーンもコンプする必要がある。
「屈辱」以降のBISHOPの新規タイトルでは、
シーン鑑賞室はニアミスなどのHシーン以外のシーンもコンプ対象になるシステムになっています。
もちろん本作のシーン鑑賞室もこの仕様なのですが、
先述した様に本作はメイン枠とサブ枠の同時攻略でタイムスケジュールがかなりカツカツなので、
その上で通常シーンまで回収しなければならないのは、大変な手間がかかります。
幸いなことにサブヒロインは攻略の過程で全てのHシーンと通常シーンが埋まるので、
メインヒロインの通常シーンの回収にある程度注意を払いつつプレイするのが手っ取り早いと思います。
通常シーンの回収は前向きに見れば遊び甲斐のある要素ですが、
本作ではサブヒロインの多さが裏目に出ている要素であると思います。
・纏め:やっぱりヒロインは5,6人で、Hシーンの数が平等かつ20枠くらいあるのが丁度いい。
「家属」に「支配の教壇2」と、メイン枠とサブ枠の格差が目立っている最近のBISHOPですが、
本作はその路線を更に強調する方向に行ったと思います。
それが吉か凶かは人によって評価が分かれる所だと思いますが、
個人的には一昔前のようなヒロインは5,6人くらいでHシーンの数は全員概ね平等だった頃の方がいいと思います。
サブヒロインを10人用意するのもいいですが、
個々のサブヒロインのHシーンの薄さやハーレムエンドにおける背景同然のいるだけ扱いなどは、
数だけしか取り柄が無い様な感がして、
はっきり言えば作っている方が10人ものサブヒロインを持て余している印象があります。
(また、「家属」や「支配の教壇2」と合わせて、
全体的にHシーンを減らした「修羅の痴漢道」や「課外授業」とは別の方向性でHシーンの数減らしをした印象もあります。)
それだったらいっそのこと「支配の教壇2」以前の様に、ヒロインは5,6人くらいとし、
その一方で「放課後3」や「牝教師4」の様に、Hシーンは例えば全員が約20シーン前後でメインとサブの隔てなく平等にするなど、
ヒロインの数を適正にしつつHシーンの枠数は多めで尚且つ各ヒロイン間のHシーン数の格差が無いようにして欲しいです。