Hシーンの絵的には前作の不満点がほぼ解消された、安定のBISHOPエロゲ。
○全体雑感
ダークでハードな凌辱とヒロインが主人公に恐怖して堕ちる事を主眼とした「屈辱」の第2弾です。
全体的に前作と比べて絵的な面での凌辱のハードさは抑えられ、幾分マイルドになると共に、
前作の大きな不満の1つであった
「恐怖堕ちがメインであるからか再調教時のヒロインの表情が前半の調教と殆ど変わらない」
と言う点も概ね解消されました。
(前作は「修羅の痴漢道」や「課外授業」でオミットされた再調教枠が復活した作品ではあるのですが、
それ故に前作は再調教の良さの一つである「前半の調教時と後半の再調教時の表情の変化」が薄いと言う点が残念に感じました。)
前作の様なヒロインを肉体的に痛めつける様な苛烈な凌辱プレイはそんなにありませんが、
かと言ってHシーン的に物足りないと言う事は勿論ありません。
前作でもお馴染みの人体掌握能力は健在ですし、
ヒロインへの屈辱的な凌辱も、
過去作の「黒の教室」の流れを汲んだ授業中のヒロインを凌辱調教する「恥辱調教」によって、前作とはまた違った調教プレイが楽しめます。
また、前作にあったダークさやハードさの要素も、
立華の堕落後に発生する「どん底への失墜」で主人公が靴を履いたまま彼女を踏みつけオナニーさせるシチュエーションが展開したり、
同じく立華の個別ノーマルエンドにおいて薬を使ったキメセクが展開したり、
真奈美の個別ノーマルエンドでは立ち絵込みでお腹にでかでかと主人公のモノである事を示した書き込みがされていたりと、
この他にも尻叩きやベル付きクリップと言った要素もある為、
本作は前作にもあった要素が幾つか健在だったり、あるいは前作にはなかった要素が入ったりしています。
(個人的に踏みつけとか書き込みとかは全く好みに合わないので残念ポイントですが、合う人には合うと思います。)
総合して、前作の良さを残しつつ、よりエロティックに仕上がった作品と言えます。
○前作との関係性について:少なくともオープニングの時点では主人公の能力以外にあまり関係性はない。
公式サイトのプロローグや登場人物紹介において、
「主人公はかつて能力を使ってヤリまくっていた。」,「紗雪と主人公は親戚関係で、紗雪の姉はかつて主人公に凌辱された」
と、本作の主人公や紗雪と前作の主人公やヒロインとの関係性を臭わせていますが、
少なくとも体験版でも見れるオープニングに限れば、
前作と本作の主人公が同一人物であるかや、紗雪の姉が前作のヒロインの内の誰かなどは、
マクガフィン的に前作との繋がりを感じさせる程度のモノで、
主人公や紗雪と主人公と前作の登場人物達との関係性は明言されていません。
(公式サイトのプロローグやオープニングにおける紗雪の処女喪失Hの後の主人公のモノローグによると、
紗雪の姉は「主人公が最初に犯した相手であり、その後は海外に逃げた」とされており、
そこから主人公はJKフェチになり、JKと接触する機会が多い教師になりつつ好き放題能力を使った挙句、
実家が彼を危険人物認定し、主人公は記憶や能力の封印によって別人の様にされて現在に至ったとされています。)
少なくとも主人公は1度過去の記憶や能力などを封印された上で実家に縁を切られており、
その際に主人公を少しでも別人にする事で元に戻るトリガー(切っ掛け)を無くす為に、
記憶や能力を封印する際に、それ以前の姿から名前や容姿を変えられたとも考えられなくはないです。
その一方で、紗雪の姉に関しては、
個人的に可能性がありそうな前作のヒロインに挙げられると推測できる2人である、
綾奈(前作の主人公が最初に凌辱したヒロイン)と愛歌(前作の主人公の義理の妹で彼の能力覚醒時に影響を受けたヒロイン)は、
どちらも水島☆多也氏のデザインと言う意味で紗雪との容姿的な類似性がある(特に愛歌は髪色も彼女と近い)のはともかく、
名字的には紗雪と別人です。
また、少なくとも愛歌に関しては、前作の主人公の家系に養子として迎えられた過去があり、
その前の姓がもしかしたら紗雪と同じだったかもしれない可能性はあるものの、
どちらも個人的推測にすぎません。
と言うか、オープニングの描写や紗雪のプロフィールに記載されている「主人公が最初に襲ったヒロイン」と言う前提だと、
前作のオープニングで最初に主人公が凌辱した綾奈の方が可能性が高いですし、
その一方で(本作と前作の主人公が同一人物であると仮定した場合)紗雪が主人公と親戚関係である事を踏まえると愛歌の方が近いので、
どっちもプロフィール上で記された紗雪の姉の条件を半分しか満たしていない為、確定する事は出来ないので、
紗雪の姉に関しては主人公以上に前作との関係性は、
あくまでも前作の人間関係とオープニングの進行を前提とした場合には薄いと言わざるを得ず、
また、これは連鎖的に主人公が前作の主人公と直接的な同一人物であるかも含めて矛盾が出る為、
前提となる部分から異なるパラレルでもなければ関係性は無いと言えます。
(少なくとも、
「前作の主人公が最初に襲ったヒロインが愛歌であり、その後はターゲットを絞らず無節操に他のJKとヤリまくっていた。」
と言う前提であれば、無理矢理前作と本作の物語を繋げられなくもないです。
結論として、ざっと流し見た限りでは、
本作は牝教師シリーズにおける高峰家の女達の様に、登場人物に過去作と関連する血縁関係があるかは明示されていないし、
登場人物の関係性も背景設定で軽く臭わせただけであると思います。(多分。)
○登場人物紹介
本作のヒロインは以下の5人です。
・弓原 紗雪
可愛らしくも大人びた雰囲気を持ったJK。
真面目で優等生な努力家タイプで、文武両道な才女であり、
物語の部隊である学園に最近やって来た転校生。
当人は知らないが、主人公とは親戚関係にあり、彼女の姉はかつて主人公が最初に襲った女である。
紗雪は姉とよく似ており、それが主人公の能力と記憶を呼び覚ます切っ掛けとなり、
主人公の復讐や憂さ晴らしの道具の様に凌辱され、堕ちてしまう。
・小野浦 立華
気が強くてリーダー気質のイジメっ子JK。
表向きは気が利いて行動的な人気者だが、
その性格は自己中心的かつで他人を見下しており、裏では気に入らない人間をイジメるサディストであり、
人気者としての面も他人に自分を持ち上げさせる為の利己的な目的から来ている。
また、見栄っ張りで困難に直面しても虚勢を張ってしまう所がある。
主人公の事はイジメの対象として見ていたが、
能力に覚醒した主人公の凌辱によって壊し堕とされてしまう。
・宝月 のえる
可憐だけど無愛想な一方、別人を演じて動画配信をしているJK。
本来は地味なガリ勉系だが、イメチェンしようとした結果、
こうした無愛想で物言いがキツクテ遠慮が無い物言いをする様になっており、
結局誰とも打ち解けられないでいた。
実は主人公もファンの動画配信者(所謂○チ○ーバーの類)「サクラマイ」であり、
誰とも打ち解けられない鬱憤の発露として、サクラマイと言うのえるの理想像である「明るく活発な美少女」を演じている。
主人公の毒牙に掛けられ、「牝奴隷としての自分」を演じる事で現実逃避を(ノーマルエンドも含めて)続けていたが、
妊娠エンドでは妊娠・出産と言う現実を前に逃げ場を失い、牝奴隷に染まりつつ現実を憂う様になってしまう。
・安立 澪里
92cmGカップと言う本作屈指の巨乳を誇るお嬢様JK。
真面目で逞しく頼り甲斐のある人気者で、敵と見做した相手には毅然とした態度で立ち向かう強気な所もあるが、
その一方でこれまで受けてきた教育から上下関係に関しては厳しく、
他人を見下したりはしないものの、生徒に見下されている教師(主人公)には不甲斐無さを感じている。
教師としては不甲斐無い主人公に叱咤激励をしたり世話を焼いた入りしていたが、
記憶などが戻る前の主人公にとってそれは苦痛であり、精神的に追い詰める事にしかならず、
主人公が能力に覚醒してからの凌辱調教によって、マゾな牝奴隷に目覚めてしまう。
・相馬 真奈美
プライドの高い実力主義のエリート堅物女教師。
周囲からの信頼が厚く、仕事力も高く、学生に対しては優しく接して授業も分かり易い事から人気がある一方で、
応用の利かない面がある為、不測の事態に対して狼狽えてしまう一面もある。
主人公とは同期だが周囲からの評価や人気は天と地の差があり、
真奈美自身もロクな成果を出せない主人公の事を見下しているが、
主人公の毒牙に掛かって調教された事で、
ノーマルエンドでは公開セックスによる絶望堕ちの末にまだまだ未熟な牝奴隷となってしまい、
妊娠エンドでは仕事と子育てを両立した優秀な牝奴隷になってしまう。
○特徴その1:「黒の教室」から受け継ぎ、人体掌握能力とのコンボで更に発展した「恥辱調教」。
先にも触れましたが、前作にはない要素として、本作には授業中などの状況でヒロインを凌辱調教する「恥辱調教」が盛り込まれています。
これは過去作の「黒の教室」に盛り込まれた調教プレイと同名のモノですが、
内容に関しては前作から受け継いだ人体掌握能力とのコンボによって、身体を掌握されて退路が無いヒロイン側の視点の描写された事もあり、
より一層エロくパワーアップしています。
○特徴その2:再調教でアルティメットなアヘ顔絶頂カットイン。
本作では再調教時にも多少の恐怖顔などをする差分はあれど、前作よりもヒロインがちゃんと快楽に蕩けた顔をする様になっており、
前作と比べて調教時と再調教時の表情がしっかりと差別化されています。
また、今回の再調教時の独自要素として、
子宮に精液が注がれている描写のカットインを入れた前作に対して、本作では中出しされて絶頂するヒロインのアクメ顔のカットインが入り、
このカットインのアクメ顔が大変エロく仕上がっており、再調教時に快楽に蕩ける顔を見せたヒロインの淫靡さをより際立たせています。
ただ、カットインをオフにした状態のアクメ顔も十分エロいので、個人的にはどっちをとるのかで悩ましい所もあります。
とは言え、アクメ顔をCGとは別にカットインで見せると言う発想は素晴らしく、
個人的には立華の個別ノーマルエンドのフィニッシュの様な仰け反って顔が見えなくなるアクメ描写にこのカットインを組み合わせる事で、
仰け反り系の絶頂描写によく見られる不満要素である「絶頂時のヒロインの顔が見えない」と言う点をカバーできる可能性を感じます。
ちなみに、今回の再調教枠はいつもどおり前半の調教系Hシーンから前戯と本番でCGを2枚使っているモノがチョイスされていますが、
その為、今回はその条件を満たす前半の調教Hから、
通常の調教にあたる「人体掌握調教」枠から2つ、「恥辱調教」枠から1つ、それぞれチョイスされていると言う構成になっています。
○良点その1:絵的な面において、前作よりもマイルドに、されどエロさはより良くなったHシーン。
先にも触れましたが、本作には前作にあった様な首絞めや鞭打ち、靴を舐めさせるなどのハード凌辱プレイがなくなり、
Hシーンの絵的な苛烈さは前作と比べて幾分マイルドになりました。
とは言え、幾つかのHシーンでは尻叩きやヒロインを靴を履いたまま踏みつけるなど、前作の様な要素が入ったHシーンも展開します。
しかし、前作よりも絵的な調教がマイルドだからと言ってHシーンが温いかと言えばそうでもなく、
BISHOPらしい高クオリティな凌辱調教と堕ち後のデレデレなHは本作でも存分に発揮されており、
個人的には前作よりも安定して多くのHシーンを楽しめますし、
これも先に触れたとおり、過去作の「黒の教室」から受け継いだ「恥辱調教」イベントによって、
前作の様な直接ヒロインをいたぶる凌辱調教とはまた違った形でヒロインに屈辱的な凌辱調教をしていくのも見所です。
また、立華のノーマルエンドでは彼女を壊す勢いで注射薬を使ったキメセクをしたり、
先にも触れた真奈美のノーマルエンドにおけるお腹への書き込みなど、
前作とはまた違ったハードでダークなHシーンも展開します。
○良点その2:微妙にシェイプアップしたシーン鑑賞室。
本作の各ヒロインごとの個別のHシーンの総数は15シーンとなっており、
一見するとヒロイン1人当たりの総シーン数が16シーンだった前作や間に出た「支配の教壇」と比べて1つ減っていますが、
前作や「支配の教壇」のシーン鑑賞室のHイベント枠に入るイベントの1つは「Hシーンが無いヒロイン登場イベント」だったので、
本作においてHイベント枠の総シーン数が減ったのは、むしろ純粋なHシーンのみでシーン鑑賞室のHイベント枠を纏め上げたからであり、
Hイベントはその枠で、立ち絵主体のニアミスイベントなどはその他枠で、それぞれスッキリと纏まっています。
○良点その3:ハーレムエンドのボリューム感と構図が良い。
前作や支配の教壇もそうですが、本作もハーレムエンドのボリューム感と構図が良い感じです。
公式サイトのサンプルにもあるハーレムフェラに始まり、
立華,紗雪,のえると4P(紗雪はのえるとぺニバンレズ)、澪里,立華,真奈美と4P(立華は澪里と真奈美に挟まれてレズクンニ)、
そして全員を侍らせつつ紗雪とハーレムセックスし、
その後の〆のボテ腹ハーレムは良い意味で横一列になったヒロイン達と連続セックスとなっています。
(〆のCGには「黒の教室」のノーマルエンドの様な良い横並びの構図になっていると感じます。)
●難点その1:所によっては前作の様な苛烈さや、本作独自の苛烈さがあるHシーン。
先にも触れましたが、
立華の陥落時イベントで主人公に踏みつけられながら立華がオナニーするHシーンがあったり、
真奈美の個別ノーマルエンドでは立ち絵込みでお腹に彼女が主人公の所有物である事を示した書き込みがあるなど、
個人的に合わない苛烈さがあるHシーンも少なからずあります。
(特に後者はエロ水着系コスとの組み合わせなので、エロ水着を純粋に楽しめない分、なおさら惜しいです。)
●難点その2:マップ画面のアイコンが小さく感じる。
マップ画面のアイコンはイベントの種別などが表記されていて分かり易いのですが、
アイコン自体は小さく感じ、少々見辛い気がします。
(比べてみたら前作や「支配の教壇」とそれほど差はありませんでしたが、
マップ画面上にアイコンがまばらに表示されるため、小さく感じる気がします。)
●難点その3:やっぱりニアミス込みで全てのイベントが登録されるシーン鑑賞室。
前作からBISHOPの新作系タイトルでは立ち絵主体の会話イベント(ニアミス含む)を、
Hシーンとは別枠で全てシーン鑑賞室に登録されるようになったのですが、
これのおかげでシーン鑑賞室をコンプリートするにはゲームの進行に合わせてニアミスイベントをチェックする必要が出来たので、
やりこみ甲斐が出来た反面、シーン鑑賞室のコンプに手間が掛かる様になっているのも3作続けて変わりません。
ただ、先にも触れましたが、今回はヒロイン登場イベントがそれまでの「イベントシーン」(Hシーン)の枠ではなく、
ニアミスを含む会話シーンを纏めた「その他イベントシーン」に移設されたので、
より枠別の纏まりが出来たと言う点で、本作のシーン鑑賞室の構成は良かったです。
●個人的に気になる点その1:爆乳が足りない・・・。□リも足りない・・・。
前作の杏樹、直近作の「支配の教壇」の美璃亜と、近年のBISHOPの新規タイトルでは魅惑的な爆乳ヒロインが登場しましたが、
本作のヒロインのバストサイズは最大でも澪里の92cm、次点が立華の90cmと、
□リ枠の愛歌がいた前作はともかく、直近作の「支配の教壇」と比べた場合、
本作はヒロインのバストサイズ設定が80cm代~92cmまでなので、バストサイズ的な意味でほぼ負けています。
(「支配の教壇」は萌果が本作の立華と同じ90cmで他のヒロイン達は91cm以上と、
前提としてJK主体の本作に対して「支配の教壇」はヒロインが全員女教師である点を差し引いても、
更に「支配の教壇」のヒロインの中でも屈指の爆乳であり、妊娠エンドではボテ腹よりもバストが大きい美璃亜を除いたとしても、
それでもまだ「支配の教壇」のヒロイン達の方のバストサイズが大きいです。)
また、先述の通り前作には□リ枠の愛歌が居たのに対して、本作には体格的に明確な□リ枠のヒロインがいないので、
前作や「支配の教壇」(こっちも童顔系で□リ枠にも入り得る萌果がいる)と比べて、
ヒロインのプロポーションや身長に劇的な差が無いのが個人的に少々残念です。
とは言え、多少の物足りなさはあるとは言え、各ヒロインの差別化は本作でも十分してありますし、
□リ枠とまではいきませんが、のえるは若干年下系な印象があるので、
本作は胸や背格好だけが差別化ではない事を示していると言えると思います。
ついでに言うと、個人的には澪里より立華の方がお嬢様っぽい見た目をしている気がします。
●個人的に気になる点その2:ダーク系エンド組の妊娠エンドの絶望感が強め。
今回、一部のヒロインの妊娠エンドの導入で堕としたヒロインの更なる絶望が展開するので、とてもダークです。
これはこれでダーク系らしさがあっていいのですが、
主人公の復讐の道具の様に扱われた紗雪や、
妊娠・出産と言う現実で正気に戻ってしまうのえる、
主人公に完全屈服して壊れ堕ちた立華と、
こうしたダーク系妊娠エンドに割り振られたヒロイン達の妊娠エンド導入における絶望感は強めです。
(その一方で、澪里と真奈美のボテ腹エンドに関してはデレ堕ち牝奴隷で幸福感が強めです。)
イジメっ子JKであった立華に関してはある種の達成があるとも言えますが、
その一方でのえるや紗雪に関しては絶望感・悲壮感が強めであり、
特にのえるの方はノーマルエンドにおける「別人を演じる事で現実逃避していた」面が打ち砕かれ、
導入やモノローグの端々で「牝奴隷として振る舞いつつ時折素に戻って現実を憂う」事が描写されており、これが顕著です。
(と言うか、ある意味のえるはノーマルも妊娠も牝奴隷堕ちしきれていない中途半端な状態で個別エンドを迎えるので、
それがダークさを惹き立てている一方で、そうした中途半端さは煮え切らない感もあります。)
ダーク系もダーク系で良いですが、個人的にはハッピーエンド系の方が好みなので、この点は少し気になりますし、
もう少しヒロインごとの絶望堕ち成分を調整しつつ、デレ堕ちとのバランスをとってほしいと思います。
(例えばのえるの場合は「現実を憂う」面をエピローグの頃には解消して、
モノローグなどの描写面におけるデレ堕ち牝奴隷感をもっと強めて欲しかったです。)
また、真奈美のノーマルエンドは公開セックスの果てに(当然)2人とも教師をクビになり、
その結果真奈美は主人公との肉体関係に縋るのはいいのですが、
主人公が生活費などの工面を真奈美任せにするつもりでいるのは、支配者としてはともかく、主人としての気概的にはマイナスです。
(個人的には主人公には自分が堕としたヒロインに対する責任をしっかりとる気概が欲しいです。)
●個人的に気になる点その3:ちょっとマンネリ気味な立ち絵のパターン。
前作の「屈辱」では「黒ギャルおっぱいモード」と呼ばれる固有の立ち絵パターンがありましたが、
それに対して本作は「支配の教壇」に続いて「たくし上げモード」が固有の立ち絵パターンとして採用されています。
前作の「黒ギャルおっぱいモード」はヒロインを褐色肌にすると言う点は良かったのですが、
適用対象がデフォルト衣装だけなので運動着やコスプレなどには適用されない上に、
結局の所は立ち絵を変えるだけのギミックなのでHシーンには反映されないと言う何とも中途半端なモノでしたが、
本作に採用された「たくし上げモード」も、スタンダードにエロい立ち絵の変化を付けられる反面、
シンプルかつ「支配の教壇」からの連続採用なので、少々マンネリな感じがして気になりました。
○纏め:前作からの確かなグレードアップを感じる一方、物足りなさや微妙に感じた点も少なからずある。
本作は多少の気になる点や難点もありますが、
総合して見れば本作は前作の良い部分をブラッシュアップし、
ハード凌辱モノとしてもBISHOPらしい快楽堕ちとしても良くできた作品となっていると言えます。