シンプルだが全体の9割は共通シナリオ
黒獣の続編です。
基本的には前作と同様に主人公達に対する反抗勢力の美女達を捕らえて犯し、奉仕国家の牝奴隷に墜としていきます。
全面的に前作よりシンプルな構成となっており、
1.「プロローグ(オープニングムービーまで):スキップ可」
2.「共通パート(各ヒロインが囚われ犯されるまで):スキップ可」
3.「ヒロイン陥落選択(各ヒロインが堕ちるまで):スキップ可」
4.「王位簒奪&ハーレムエンド(ラドミラを墜として全員でハーレム乱交)」
と言う様になっており、
ゲーム中で選択肢がでるのは陥落させるヒロインを選ぶ3番目のパートだけと言う驚異のシンプルさとなっています。
正直、改でスキップできる様になったとは言え、2回の特別奉仕で同じ選択をすれば個別orハーレムに分岐する上に前半パートでも一部を除くヒロインの破瓜Hを2択で選べる前作の方がまだゲーム感があった気がする。
兎にも角にも黒獣・改以上にゲーム性はシンプル化しており、それはそれでいいのかもしれない。
しかし、その結果スキップ無しでゲームを進めると選択肢がない分2番目のパートがとても長く感じられるし、
3番目のパートにしても、前作の奉仕や特別奉仕で概ね1シーンずつ展開したのに対して、
本作では選んだヒロインが堕ちるまでの数シーンが一度に流れるので、ボリューム感が凄いです。
加えて、ヒロイン陥落後に更にラドミラ墜としとハーレムまで加わるので、尚の事ボリュームを感じられます。
その一方で、前作の悩み所であった「サブキャラの男がキモイ」問題は割と相変わらずだったりします。
もっとも、男のサブキャラ自体は前作よりも減った感はありますし、そこまでキモくない男のサブキャラもいたりします。
全体的な印象としては前作よりシンプルで大ボリュームと言えます。
▽コミック版の感想
前作と同様に本作もKTCからコミック版が出ている。
全体的に見ると全ヒロインにほぼ満遍なくスポットが当たる様になっており、
メインのヒロインをオリガ,クロエ,アリシアに絞った前作コミカライズとは一味違います。
(ただ、ルカに関してはミスティオラと絡む分と描き下ろしのみなのでやや不遇。)
しかし、相変わらずモブ女子の出番やハーレム展開が無く、
ヒロイン同士の絡みと言えば精々最終話1つ前にイリスとセラフィーナの絡みがある程度で、
ゲーム版にあったヒロイン+モブ女子のシーンや、
前作コミカライズにおけるモブ修道女や主要ヒロイン達の各種フタナリレズと言った様なシーンと比べて、
女が複数でるHシーンが乏しいのは残念。
また、基本的にはゲームの共通パート(上記2番目)の部分がメインとなっており、ヒロイン陥落は最終話の1つ前で纏めて描かれており、その為堕ちる所は1人当たりのページ数も少なめです。
その後はゲーム版と同様にラドミラを墜として前作コミカライズの〆と同様にハーレム玉座で本編は終わり、
オマケとしてルカのHシーンを描いた短編が収録されています。
オマケの短編が追加されているだけ前作コミカライズよりはマシですが、
それでもハーレム好きとしてはアニメ版初代黒獣の4巻の様な大乱交を見たかった感があります。
と言う訳で、黒獣シリーズのコミカライズとしては前作も本作も物足りないものがありました。