スタンダードかつ往年の勢いが戻って来たBISHOPの女教師調教モノ。
○作品雑感と特徴。
BISHOP作品としてはとてもスタンダードな女教師調教モノです。
ストーリー的には学園側の身勝手な事情から退学処分を受けてしまった主人公が、
その事を悔いる女教師の琴実の「償いをしたい」と言う訴えに対して内に秘めていた欲望が目覚め、
目を付けていた学園の女教師達を凌辱して屈服させて支配していきます。
全体的なゲームシステムと「ノーマル/妊娠」のエンディング分岐は前作「屈辱」とほぼ同じ感じで、
「個別エンドフラグ成立でノーマルエンド解放」・「再調教3種を見れば妊娠エンド解放」となっている一方で、
Hシーンに関しては「屈辱」ほど凌辱に尖った苛烈さが無く、
本作は過去作で言えば「黒の教室」や「牝教師4」程度の至ってオーソドックスなモノになっており、
更に今回は再調教と個別エンドのフラグが立つまでにちゃんとヒロインが快楽堕ちし、
加えて、再調教時には「学園3」や「恥辱の制服」の様な精液大量注入によるボテ腹化(個人的な印象としてはやや控えめ)もあります。
その他、ヒロインに関しては前作「屈辱」における杏樹の様な爆乳枠のヒロインが用意されており、
対するロリ枠の萌香にはもう少しロリ感が欲しかった所もあるものの、
潜在的淫乱属性の琴美、真面目系の理沙子、褐色ミステリアス系のアンナと言った他の面子と合わせて、
本作のヒロインのバラエティ性は素晴らしいモノとなっています。
○登場ヒロイン
本作のヒロインは以下の5名です。
・花守 琴実
淫乱な本性を秘めた新米女教師。
可愛くて温厚な性格をしており、立派な教師を目指す努力家。
その為、必要以上に気合を入れて厳格な指導を心がけようとしつつ、若くておっちょこちょいな所がある為、時おり素が出てしまう。
実は物凄くムッツリスケベな本性から日常的に自慰欲求と戦っている淫乱体質の持ち主であり、
その事を隠しているのだが、時折そうした面が挙動不審として表れてしまう所がある。
・鹿島 理沙子
真面目で優しい女教師。
凛とした立ち振る舞いと学生思いな指導から学生達に慕われているみんなの憧れの存在。
いつでも真剣に学生達を想い、その為の努力を惜しまない教師としての強い信念を持っている。
教師の道に邁進するあまり、流行などには疎く、若干世間知らずな所がある。
・松原 美璃亜
プライドが高いスパルタ女教師。
学生の成績や生活態度に対して異様に厳しく、
特に彼女の胸に卑猥な視線を向けたら最後、更生という名のイジメや体罰を受ける羽目になる恐怖の存在。
その為、気が強くて超絶スパルタな彼女の前では不良でさえ委縮してしまい、その授業は常に緊張感に包まれている。
美璃亜がここまでスパルタな理由はズバリそのバストであり、
自分が生まれつきの母乳体質である事に嫌悪感を抱いている上に、
バストそのものも101cmのIカップ(妊娠エンドではボテ腹よりも乳房が大きい)と言う牝牛の様な爆乳である為、
必然的に自分が嫌悪している母乳体質の象徴であるバストに男の視線が向いてしまう事にストレスを募らせているからである。
・滝沢 萌果
幼さが残る明朗快活な女教師。
明るく元気でバイタリティに溢れ、学生達と一緒になって活動していることから、学生達にとっては身近な存在。
その性格や陽子からくる振る舞いは子供っぽく教師と言うよりは友達感覚で接せられている。
胸以外は小柄で子供っぽい容姿をしており、そうした容姿や自分の性格からくる子供っぽさには自覚がある上に、
その事を利用する小悪魔的で強かな所もあり、
過去作における「牝教師4」のあさひや「修羅の痴漢道」の華音の様な自分の容姿などに対するコンプレックスはない。
・月岡 アンナ
無口系の褐色女養護教諭。
口数が少なく感情表現も苦手な一方で褐色肌で物憂げな美貌を持つミステリアスな存在。
掴み所こそ無いが学生想いで迅速に治療などをしてくれるいい人である事は周知されており、学生達からはひっそりと慕われている。
保健室から外の鳥を眺めながらくつろぐマイペースな所もあり、その一方で養護教諭として学生の危険行為(歩きスマホなど)は見過ごさない。
○良点:ボリューム充実かつ再調教時のデレ堕ちセックスがちゃんと描かれたHシーン。
ギャラリー中のイベント(H)シーンの総数は前作「屈辱」と同様に16シーンとなっており、
過去作の「牝教師4」や「黒の教室」と同程度の水準になっています。
ちなみに前作「屈辱」と同様に各ヒロインのイベントシーンの内1つは人物紹介を兼ねたHシーン無しのモノとなっており、
実質的なHシーンの数は15シーンとなっている点も同様です。
付け加えると、理沙子は琴実と一緒に「胸に秘めた欲望」のシーンにも出てくるからか、
鑑賞室では理沙子のイベントシーンの総数のみ他よりも1枠多い17シーンとなっています。
(「胸に秘めた欲望」のシーンは琴実の方にも登録されるので、シーン鑑賞室では琴実と理沙子でこのシーンが重複しています。)
また、前作「屈辱」では「ヒロインが主人公に恐怖する」面を強調した為、
主に表情などのビジュアル面では再調教が解放された段階でもまだヒロインがアへ堕ちしきらず、
一部のエンディングなどでやっとヒロインがアへ堕ちする為、
調教時と再調教時で比較した場合、ヒロインの表情などの変化が乏しかったのに対して、
本作では再調教が解放されるまでにちゃんとヒロインが快楽堕ちしてデレるので、
再調教時にはちゃんと快楽全開デレ堕ちアヘ顔セックスを堪能でき、
更に再調教時には「恥辱の制服」(インモラルエディションも含めるなら「裏教師 IE」)以来となる「精液大量注入によるボテ腹化」も盛り込まれ、
前半の調教とは一味も二味も違うHシーンを楽しめます。
●難点:シーン鑑賞室のコンプにはニアミスなどの「その他のイベントシーン」も収集する必要がある。
前作「屈辱」と同様に、本作もストーリー進行と関係ないヒロインとのニアミスなどの「その他のイベントシーン」がシーン鑑賞室に登録される為、
「屈辱」と同様に単純なイベントシーン狙い撃ちだけではシーン回収が進まず、シーン鑑賞室のコンプに手間が掛かります。
また、中にはイベントを進行させずに小まめにチェックしたりしないと分からないタイミングのモノもある為、
一発でその他のイベントシーンをコンプするのは難しいです。
幸い、時間切れバッドエンドを迎えるまでの日数設定は多めになっているので、セーブ&ロードも駆使すれば多少その他のイベントシーンの回収に気を取られても個別エンドやハーレムエンドを迎える事は可能だと思います。
●個人的に気になるポイントその1:ヒロイン陥落時のHシーンが微妙に物足りない。
本作ではヒロインが陥落するHシーンがCG2枚構成となっており、その点が少々物足りなかったです。
また、各ヒロイン共通で、前半の調教Hの内、CG2枚構成のモノの内の1つ(琴実の「もう1つの破瓜」など)は再調教枠に入っておらず、
その代わりに陥落時のHシーンが再調教枠に入っています。
ただ、この構成自体は前作「屈辱」でもされているのですが、
こちらは陥落(と言うより個別エンドフラグ成立)後に、更に追加でCG1枚構成のHシーンが展開するので、
それが無くなった分、CG3枚構成で陥落時のHシーンが展開した「黒の教室」や「牝教師4」などに比べると些か物足りないです。
とは言え、この陥落時のHシーンはとても魅力的なコスプレHなので、再調教で2度美味しい点は素直に素晴らしいです。
●個人的に気になるポイントその2:ハーレムはあっても3Pは無し。
この頃のBISHOP作品ではある方が珍しくなっていますが、本作も3Pイベントはありません。
ヒロインは魅力的ですし、発売までのカウントダウン動画でもヒロイン同士の会話劇があっただけに、欲を言えば3Pイベントを見てみたかったです。
○総括
Hシーンのプレイ内容と言う点では全体的に尖った部分が無く、スタンダードな凌辱・調教からの快楽堕ち、
その後の再調教やエンディングで展開するデレたヒロインとのセックスと、内容的には「館」や「黒の教室」、「牝教師4」に近い感じです。
細かな点で気になる所はあるものの、全体的には前作「屈辱」以上に「これぞBISHOP!」な勢いとボリュームが戻って来た作品です。