サイコ・ロックによって探偵パートも充実したシリーズ第2弾.見つけろ矛盾!暴け真相!新たなる力で難事件の逆転に挑め!
○プレイ環境
前作「逆転裁判 蘇る逆転」に引き続き3DSの成歩堂セレクション版にてプレイ。
○概要
大まかな仕様は前作と変わらないですが、本作では新たに探偵パートの要所で入る「サイコ・ロック」のギミックが導入され、
法廷パートと同様に相手に証拠品を突き付けることでゲームが進行していいきます。
また、法廷記録や「サイコ・ロック」から突き付けられるモノが証拠品だけでなく人物ファイルからも可能となっており、
状況に合わせて証拠品と事件関係者をそれぞれ突き付けていくことになります。
ただ、この「サイコ・ロック」が少々曲者で、
対象のキャラとの会話中に「サイコ・ロック」が現れた時点ではまだ解答となる証拠品が揃って無い場合もあり、
出現後に即解錠を試みた場合、下手をすればドツボに嵌る可能性もある。
(一応手詰まりの時は途中でやめることもできるし、前作の時点で状況次第ではどの証拠品も外れでドツボに嵌る事になるのですが・・・。)
○本作の各エピソードの大まかなあらすじは以下の通りです。
・第1話「失われた逆転」
とある裁判の日、悪夢にうなされる成歩堂に迫る怪しい影・・・。
間もなく法廷が開く時、目を覚ました成歩堂はどう言う訳か弁護対象の依頼人や事件の事などをすっかり忘れてしまっていた。
それでも法廷に立つ他ない成歩堂は、審理の中で徐々に記憶を取り戻し、再びその逆転の才能を開花させていく。
前作第1話の「はじめての逆転」と同様に法廷パートのみのチュートリアルエピソード。
・第2話「再会、そして逆転」
真宵との再会とそこで起きた殺人事件を回想する成歩堂。
真宵に霊媒の依頼をしたいと言うとある医者と共に真宵の故郷を訪れた成歩堂は、
そこで霊媒中の真宵(?)がその医者を殺害した現場を目撃してしまう。
またしても殺人犯として逮捕されてしまった真宵を助ける為に奔走する成歩堂だが、
相手の検事の狩魔 冥は、成歩堂や御剣と因縁のあるベテラン検事の娘であった。
勝利の為ならば文字通り手段を選ばず、何かあれば容赦なく速攻でムチを振るう彼女に大苦戦する成歩堂であったが、
真宵の従妹である春美のサポートを受け、新たな力「サイコ・ロック」を駆使して事件を解決していく。
・第3話「逆転サーカス」
とあるサーカス団の花形スターが団長を殺害した容疑で逮捕され、そのスターであるマジシャンを弁護する事になった成歩堂。
しかし、サーカス団の面々は色々な意味で個性的な上に、そのマジシャンも高名な賞を取って天狗になっていた為、
団員たちの彼への印象はすこぶる悪く、
更に法廷に召喚された証人たちはそのマジシャンのトレードマークをバッチリ目撃していた事から、
成歩堂は色々な意味で濃いサーカス団の面々と決定的な目撃証言の前に苦戦を強いられることになる。
・第4話「さらば、逆転」
とあるイベント会場の控え室で起こった殺人事件、その容疑者はあのトノサマンの新シリーズで主役を演じるとある役者であった。
偶々イベント会場に来ていた成歩堂達だったのだが、そこで「コロシヤ」を名乗る人物に真宵を誘拐され、
彼女を返す代わりに「容疑者の無罪を勝ち取れ」と言う交換条件を出されてしまう。
何とかして真宵を救うべく奔走する中で成歩堂は前作の最後の事件の後に失踪していた御剣と再会し、
更に調査を進める中でとんでもない真実が明らかになってしまう。
その真実を前に成歩堂は、人として、弁護士として、そして真実を追求する者として、究極の選択を迫られる事になる。
本作の最終エピソード。
○良点と難点
基本的なゲームシステムは前作と変わらない事もあってすんなりプレイする事ができますが、
悩み所も前作と変わっておらず、法廷パートの尋問時を除いて会話や証言の内容を遡れない事や、
成歩堂セレクション版ではソフトリセットができないのがやはり気になる・・・。
とはいえ、前作同様ドラマティックなミステリーを楽しめる作品です。