エゴイズムの話。ファンタジー系かと思ったら全然そんなことは無かったね。
エゴイズムの話。
独特な表現をするテキストは味があります。
やけにニヒルっぽさを含んだ表現で、それも回りくどい例え方をするテキストなので
好みはあると思いますが、
しっかり地盤が固められており、他には無い雰囲気がなんか良かったですw
ただ、まわりくどさ=ユーザー側が共感しにくかったり など
人によって大きく差が出そうなところなので、体験版は必須でしょうね。
ファンタジーをイメージして進めてもあまりいい結果にはなりませんので、
ここも1つ注意するところかも。
作品独自の用語はいわずもがな、パラメータやジョブ といった言葉は、いかにもそちらの方面からネットゲームたるもの
へと意識を持っていかれるので。
シナリオは、まぁありがちな縮図なので、
世界・国・都市・集団・個と友 などそれぞれのエゴイズムを別途鳥瞰図にして見ていく 感じです。
ただ・・・いささか皮肉が多いのも、気になるところ。
色んな種類の利己的な要素を盛り込んでいるので、要所要所で愚痴っぽさまで見え隠れしているのはマイナス。
主人公がルートごとに性格値がだいぶ変わってるのは、元々一歩引いて接していた彰人が踏み込んだ付き合いで感化された、
ヒロインごとに性格もちがうので十の色になった とかいうことかな?
しかし、黒髪・理不尽大王・強気・武力強すぎ なんかまじ恋の百代に姿形で激似。
更にそれを幼馴染ヒロインに添えるとは失敗の一言。
声○絵○
システムでは、シナリオセレクトや選択肢までのスキップ、前選択肢への戻り など
共通シナリオの長さを苦にしない親切設計は高評価でした。
モバPCでやると、Direct3Dの形式すら重かったのですが、
表示形式の選択はモバイルにも優しいwなんてことを無駄に実感させらたりも・・
奇妙な表現やキャラの性格でも、文章戦闘でもいけるクチかそうでないか 利己主義中心など
特に色々な場面で好みは分かれやすい作品だと思います。
なので、お勧めというと、勧められる気もするしそうでないともいえる。
他の方の体験版やってから というのは、そういうことだと思います。