少年漫画や戦隊ヒーローのようなくさい言葉が。エロゲだからタゲは当然18歳以上なんだよな?・・・
雰囲気キャラ共にかなり好きな部類でした。
悪らしい悪というなら、凶暴化した魔物な程度で平和な世界。
ちょっとした世界の危機から、立ち上がって世界を救うお話。
主人公に好感を持つかどうかはひとまず置くとして、
なぜか半分くらいのキャラの頭の回転がとんでもなく良い。
空気を読めるという陳腐なレベルではない観察眼、適応力、洞察能力の高さ。
これほど皆が一様に鋭い目と優しさを持ち合わせている設定が
逆に異性に対して特定の部分で鈍感 という主人公設定に
不自然さを際立たせる結果になっているということでしょうね。
トルティア姉妹の掛け合いのうまさはシナリオとの呼応にマッチしていて良かった。
ユーザーに人気が高いのもうなずけます。
システムとしては「選択肢までジャンプ」があるおかげで割と共通シナリオばかりの
部分も気になりませんでした。
戦闘システムは、もう言わずもがな・・・あれはなくて結構。
面白くない文章戦闘に加えて、スキップ不可能、時間だけが過ぎていく。
シナリオに関してなんですが、雰囲気はいい世界観はいい・・・しかし、
なんだか言葉の1つ1つにクサさが漂う感じがします。
最後の盛り上がりのところが特に、心と心は遠くとも繋がっている といい、
主人公がピンチになったところに、友人がタイミングよくまた1人また1人と集結し、
「私達は自分の信じた道をいく」「だから負けるわけにはいかない!」
「あなたを止めてみせる!!」のように
ワンフレーズor一文ごとに別のキャラクターが台詞をいう などなど。
熱くなるよりもあまりの臭さに思わず苦笑いをしてしまいました。
終わった後アフターストーリーとサブキャラのストーリーもあったので
二度おいしいお得な気分を味わえたのはプラス。