発明品の回収がちと作業ちっくだが許容範囲、要のエロに関しては質より数といった趣、またシチュによってはオカズというよりはネタ的な意味が先行し、加えてシーンによってはテキストが短かったりするので実用に耐えうるシーンは個人によってけっこう限られてくるかも。その分を補うためのアニメシーンの充実だろうが全部が全部動くわけもなく気に入ったシチュが動かなかった場合のガッカリ感はお察し。シナリオについても終盤個別のみに偏重、要約するとエロシーンのオムニバス作品に近いかも。
抜きゲを求める層としては前作よりこちらの方が断然お薦め、前作では中途半端にしか活かし切れなかった設定、また設定の制約により今一つ開き直れなかったエロに比べこちらは序盤から突き抜けたエロシーンが存分に楽しめ、質・量ともに満足のいくものに仕上がっていると思う。良い意味でブレがない。
キャラ作りについてはまあテンプレ通りの感もあるが考えるほどシナリオに大した意味はないのでむしろテンプレ通りの方がバカゲには都合が良いのかも。
ただまあシナリオ面については記載の通りほぼ意味がなく、ヒロイン別のそれも終盤の個別に全部を詰め込んでいるので、ヒロイン達との交流や近付きあっていく過程のほとんどをすっ飛ばしてしまった感があり、お気に入りヒロインとのラブイチャ展開や作品雰囲気に癒されるといった要素はごく薄い。
その上個別√ではキャラによってはそれまでの作風からやや外れた無駄なシリアスさを漂わせハッピーエンドで終わるとはいえそれまでバカゲーをしていたプレイヤーには少し居心地の悪さのようなものを感じさせるかも。
それら点では改善の、更なる進化への余地があるということだろう。
だがそういったシナリオについて、入り組んだ展開や小難しいテーマなどはノーサンキュー、脳みそを空にして楽しみたい、というならば小ネタ満載の日常や発明品の数々にクスリとさせられることは間違いない。
まあ色々と垂れ流したがオレが言いたいのは、
「アホの子で幼児体型で巨乳なんか最高だろう！（ｷﾞｬｷｨｯ!!!」
ってことで。