スタート画面のデザインむっちゃ好きなんですけど^^
ロープライスのわりに4√あり、消化不良を感じさせないようなあっさりだけど余韻を引く終わり方、進行テンポの良さから充実感を感じれる作品だったと思います。
寮で共に暮らす仲良し3人組の少女たちが相手を意識し結ばれクリスマスを迎えるところまでが描かれているのですが、いつもの日常のふとした事で相手を意識してしまう描写が上手く表現されており、百合・レズジャンルにおいてはそのようなスタート地点となるシーンが好きだったので感謝したいくらい(笑) 特に倫陽√での陽華が倫を意識するシーンが繊細に描かれていて、読んでいて”見惚れてしまう”という感覚がダイレクトに伝わってきました。
またクールでだらしない子、お母さん(若妻)気質で上品な子、見た目が幼く元気っ子という3人をそれぞれ組み合わせてるところも評価したいポイントの一つだと思いました。定番カプがあるジャンル故にそれは新鮮で、「クール×元気」、「クール×お母さん気質」は比較的想像しやすいカプなんですけど陽文の「元気っ子×お母さん気質」は前者よりかはピンとこないカプだったんで「この子達はどう意識しあうんだろう」と想像を掻き立てられたといいますか、ワクワクしながらプレイしていましたww むしろ2つ目の「クール×お母さん気質」の倫文カプがBL順番でいう文倫カプで、倫が受けだったことに結構驚いてるwwwええがな^^
そしてそれらとは別に傍観者である天使√があるのも変わってるなーと。プレイヤー≒天使ということや、「男性が見る百合モノ」という要素が含まれていると思う反面、ラストに”Merry Christmas! & Happy Birthday!”と綴られてるあたりから、作品自体の主人公はそもそもこいつなのではないのかなと思索に耽る部分もあり密度のある作品だったと思います。
けど、タイトルや冒頭を考えれば仕方ないんですが百合を求めてる身としては別にああいう三者目線のテキストや天使√は無くても良かったなと(汗)
内容的に倫陽√が一番好きで、カプは陽文がお気に入りです。 シーンは文倫のスパキング最高\(^o^)/
BGMも全体的に静かでピアノメイン曲が多く、冬の静けさじゃないですが季節感も表現できていたと思いますし、そういう意味でも雰囲気に浸れる作品でした。