ただのバンドの話と侮る無かれ
きらりルートとその他のルートでだいぶ毛色が違う作品なので、きらりルートだけ受け付けないって人や逆にきらりルート以外は微妙って人が結構いるかも?
共通は学園・音楽物として良くできていて、d2bのライブシーンは総じて盛り上がります。
紗理奈ルートは良くも悪くも普通の展開、千絵ルートは実に青春している感じで瀬戸口さんらしくはないけれど、この両ルートでも85点ぐらいの高水準。
問題のきらりルートでは、ノーマルだとヒロインが燃えトゥルー?だときらりの父親が天に召されてしまうわけですが、特にノーマルの破壊力が凄まじく、きらりルートとはいいつつも実質鹿君ルートと言っても過言ではなく、この作品で一番瀬戸口さんらしいお話でもあります。
状況見ると相当悲惨なことになってるのに、それでも主人公は絶望していないのがこのライターの作品に共通している点で、鹿君ルートの鹿君が立ち直っていくシーンからのa song forの破壊力は凄まじいです。
また、楽曲の出来がエロゲにしては尋常じゃなく高く、今でも結構な頻度で聞いてます。
作中のバンドであるd2b名義で本編で流れた楽曲以外にもCD出てたりするのでキラキラの曲好きな人は是非。