<『エレボニア帝国編』の序章>あくまで各キャラの紹介・顔見せ的な作品ですが、個性豊かなⅦ組のメンバーが出会い、成長し、信頼し、別れるという一連の過程は、学園モノの王道として楽しかったです。
本作は、全4部作からなる「閃の軌跡シリーズ」の第1弾作品です。
私は、2013年発売当初に本作を1度プレイ済みですが、Ⅱの途中で積んでしまいましたので、Ⅳまで完走するべく、改めてⅠからプレイし直しました。
【本作のストーリー】
本作では、主人公リィンとⅦ組のメンバーが士官学校へ入学し、学力テストや実技テスト、特別実習などのイベントを通じて、互いの生い立ちや考え方を理解し、人間として成長して行く様が描かれます。
以下のように、各章で掘り下げられるキャラが交代していき、本作を1通りプレイすることで、各キャラが士官学院へ進学した理由がおおよそ分かるシナリオになっています(一部キャラを除き)。
序 章:当番キャラなし
第1章:当番キャラなし
第2章:ユーシス
第3章:ガイウス(アリサ)
第4章:エリオット、マキアス(フィー)
第5章:ラウラ(エマ)
第6章:アリサ
終 章:エマ(クロウ)
ただ、当然ながら、本作は、エレボニア編の第1弾であるため、主人公の出自、結社と帝国解放戦線の繋がり、貴族派が帝国解放戦線を支援する理由など、様々な謎は未解決のまま続編以降に持ち越しになります。
【バトルシステム】
本作では、軌跡シリーズお馴染みの「ATバトルシステム」が採用されており、時間制限に追われることなく、アクションを選択可能です。
クラフト(キャラ固有必殺技)やアーツ(汎用魔法)など、今やRPGではお馴染みのシステムも勿論搭載されており、高難易度選択時には、色々と戦略を考える楽しさもあります。
【雑感】
本作は、軌跡シリーズでは初めて3Dキャラのモデリングが採用されたせいか、発売当初は「ロード時間の長さ」という致命的なバグがありました。ただ、私が再プレイしたPS4版では、ロード時間の長さが全く気にならなくなっていましたので、軌跡シリーズを初めてプレイする方、(私のように)過去に軌跡シリーズをプレイし途中で挫折してしまった方にもオススメです。