流石はAugustといったところ
OP、ED、共通、個別どれをとっても優秀な作品でした。特に会話時のアイコンタクトなどの演出や心情描写演出に力が入っておりよかったです。また、右クリックからのスライドでセーブなどの機能を使えるのは面白い機能でした。しかし、シナリオの構成上選択肢スキップは入れるべきだったと思う。
また、今回の構成として新しく個別ルートが2つ存在するのが普通の作品とは違っていました。物語の中核に触れずに進む個別ルートと物語の中核に触れつつ途中で分岐して迎える個別ルートが存在します。前者の個別ルートは最初から個々のキャラを追っていればいいのですが、後者のルートは物語の中核たるルートである小太刀凪のルートから途中分岐するので注意が必要。もちろんここを通らなければシーンの回収やCG回収は完了しません。ちなみに分岐するので小太刀凪のルートは一つとなってます。(そのため内容は他のルートより長い)ちなみにこのときだけは同じログを複数回とおり選択肢を選ばなければならないのがとても面倒。(なのでここで選択肢xスキップが欲しかった)
この1キャラ2ルートは長かったですが、それぞれ面白くとてもいいものでした。私としては真相に近いルートに元のルートを組み込んでもよかったと思いますが。
個別ルートに関しては全てにおいて面白く飽きがない。さらにキャラの持つ可愛さがそれぞれ表現されていてよかったです。さらに各ヒロインルートから分岐するサブヒロインルートもありボリュームは十分。サブの方もシナリオが投げやりになっておらずしっかりしているのも見どころです。あと、私的には千莉と佳奈の三角関係図はなかなかよかったです。
あと、攻略は小太刀凪を最後に持ってくるのがお勧め。私的には玉藻→つぐみ→千莉→佳奈の順で、凪から分岐するルートに関しては自由でいいと思います。
さらにこれにおまけが複数付いています。
ここまで長く楽しいソフトは初めてでした。
最後まで楽しませてくれた作品に関与した人たちに感謝です。