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folt110さんのウルスラグナ ~征戦のデュエリスト~の長文感想

ユーザー
folt110
ゲーム
ウルスラグナ ~征戦のデュエリスト~
ブランド
アストロノーツ・シリウス
得点
80
参照数
5222

一言コメント

ゲーム部分はすこしもったいなかった。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

・シナリオ
カードゲーム系作品によくある、カードが世界中で広まっていて、いろんなことをカードゲームで決めたり、果ては処女を賭けるなんてこともあったりwwとそれなりにぶっ飛んでる世界です。もちろん世界の命運がかかってくる場面がカードゲームで左右されるのもお約束です。

ヒロインの鈴鳴は正直メインヒロイン?というには影が薄く、キスキルも同様でした。やっぱり次々と新しいヒロインが登場してハーレムが形成されていくと最初のころからのキャラは陰が薄くなりがちですね。
その分サティスは結構イベントも豊富なうえに、シーン回想でも一人だけ、エロ以外でシーンをもらったり、陵辱はなかったり、サブシナリオもよかったりとかなり優遇されてた感じですね。カード性能も非常に良かったですし。
その他のヒロインたちももちろんかなりクオリティの高いサブシナリオが用意されていて満足でした。

ただ今作では話は完結しておらず、最後にいろいろと伏線が張られていったりと、続編が出るのは間違いないだろうというレベルです。一度に完結させたいという人は、購入を見送ったほうがいいかもしれません。

・エロ
毎度おなじみのM&M先生のエロはかなり良かったです。普通のプレイがかなり多めで、変わっているのでも、綾のコスプレ、志帆の撮影プレイとか、モンスター姦少し(脇キャラぐらいしかないけど)ぐらいですね。
テキストもエロくて実用度満点でしたし、とりあえず外れはないかな、という感じです。

・カードゲーム
このゲームのテーマで、ゲーム部分の根幹をなしているカードゲームですが、かなり育成要素が強めです。カードそれぞれにレベルが設定されており、LVに応じてステータスが成長していくので、ある程度育成に時間をかける必要がありますが、カードの収集もかねて探索などをこなしていれば気にならないレベルです。
ただし、メイン級のカード以外はこの育成要素が邪魔をして使いづらくなり、自分は最後のほうでは1つのデッキしか使いませんでした。この点は種族でブーストがかかったりする効果があってもなかなか使い辛くて残念でした。

カードの収集についてですが、序盤のMAPはかなり多めに回ることをお勧めします。最初のMAPでは、魔力の補充が落ちやすく、このカードがあればスペルやスキルを円滑に発動させやすくなるのでお勧めです。
また、サティスが手に入ったあたりのMAPでは、水属性の攻撃スペルが手に入りやすいので、ここも積極的に回って酸の霧と氷の矢?をなるべく多く手に入れておくとかなり便利です。特に酸の霧はコスト1で《状態異常:溶解》もあわせて、敵シールドを3も削る強力なスペルなので、終盤までずっと使っていけます。

・最終デッキ
リーダー:サティス(変化後)
ガーディアン:エルフの斥候(左)、茨の巨人(中)、ワイバーン(右)、あとは適当にローバーとかレッドローパーとか
スペル:魔力補充4、魔力消失2、魔法の矢Ⅰ1枚、2・1枚、3・1枚、氷の矢2枚、酸の霧2枚、治癒1枚、治療2枚

ガーディアンに茨の巨人を使うことで、マナ回復量が増えるので、スペルを頻繁に使うタイプの場合は非常に重宝します。酸の霧などで敵のシールドを削り、ブレイクしたら、一気にワイバーンや攻撃スペルを用いて攻撃、というスタイルをとっていれば、場合によっては、終盤のボスクラスでもワンターンキル出来るほどです。