1部から一気にプレイ。しっかりと伏線を回収して、きちんと物語が終わりました。悪くない出来のエロゲですが、名作と呼ぶには一歩及ばないです。
3部作を1週間程度でプレイしました。1部1部が1日もあれば攻略出来てしまうため、単品のボリュームは少ないのですが3部集まるとちょっとした大作エロゲをプレイした気分。
ストーリー重視の良いエロゲでした。ただ、これまでプレイしてきたいわゆる名作には一歩及ばない感じです。自分が90点以上をつけてきた作品は今でも記憶に残る良い作品なのですが、この作品は多分1ヶ月もしたら忘れてしまいそう。3部合計のボリュームも結構あるしシナリオもキャラも良いのですが、それなりに良い、程度のエロゲという印象。
昨今の微妙な作品ばかりのエロゲ事情からするとこの作品でも十分優秀なのでしょうが…。これからプレイする人は是非トリロジーで一気にプレイを。そこそこ楽しめるはずです。
○設定やストーリーは中々。学園×魔術物は結構好みなのですが、近年不作のエロゲの中でも秀作でした。
○キャラの造形や声はかなり好み。のいぢ絵だったんですね。声はリトがお気に入りですが学園長の声が耳について離れない…。
○エロシーンはもう無くても良いんじゃないかと。ただエロシーンの無いエロゲ、というかただのゲームとして売ってたらまず買わないというか…。無くても構わないんだけど、無いと何だか物足りない、というのがこういったストーリー系エロゲだよなぁ、とふと実感しました。まあキャラは皆可愛かったですし、抜けませんが満足です。
×ストーリーの矛盾を突くとエライことになります。これはこれ、それはそれ、と割りきってラノベを読む感覚でプレイするのが一番でした。
×微妙に回収できてない伏線や設定がちょっと…。上記の矛盾に当てはまるのですが、割り切れない部分がどうしても違和感に。
×パッケージイラストのときから気になっていたのですが、主役のモー子の造形が酷い。頭部がインディー・ジョーンズのクリスタルスカルの宇宙人みたいな感じというか、頭が膨らんでいます。もうちょっと何とかならなかったのかなぁ。
×全体を総括すると、モー子ルートがトゥルーで他はサブという扱いなのですが、サブヒロイン達のルートをもっと練り込んで欲しかったな、と。モー子は確かに可愛いんですが、サブヒロイン達がみんな魅力的で困ります。特に1部や2部の終盤から出てくる方々…。