埋もれた良作。低価格ゲームという括りではなく、フルプライスゲームと比較しても これほど実用性の高いゲームはそうそうないと感じた。
ゲーム期間は60日間。
その間に依頼をこなしつつ、ヒロイン3人とH三昧を繰り広げるのがこのゲームの目的です。
ヒロインの愛情値と妊娠値をそれぞれMAXにすれば、そのヒロインの個別エンド。
3人全員をMAXにすればハーレムエンドです。
とはいえ適度な……という言葉を通り越して難易度は「超簡単」なので心配は要りません(歯ごたえがないと感じる人はいそうですが)。
一方で主人公の悠君をSランクにしようと思ったら、少しだけ難易度は上がります。
一度目のプレイであっさりハーレムエンドを迎え、そのまま途中のデータをロードして個別エンドも簡単に見た後、
Sランクだけを目指して挑戦してみたのですが、惜しくも2日分(4ターン)足りずAランクで終わってしまいました。
個人的に「抜きゲー」には「ゲーム性が欲しい」と常々思っています。
ひたすらテキストを読むという行為は「受動的」で、どうも「ヒロインの身体を狙う(?)」というアグレッシブな姿勢に欠けるように
思ってしまうのです。
しかし一方で、「難しすぎるとつらい」。そんなヌルゲーマーな僕にとって、本作はとても良い難易度でした。
『精子』が満タンでないとSEXしちゃいけない、縛りプレイなんてのもやってみましたが、楽しかったです。
ヒロイン3人それぞれ魅力的なのも素晴らしいです。
他のゲームの感想でもチラッと書いたのですが、やはり登場ヒロイン全員で抜きたい!
シナリオゲーではヒロインを魅力的に思えなくても、物語さえ面白ければ何とかなりますが(もちろんヒロインが可愛いにこしたことはない)、
抜きゲーだとどうしても、魅力に乏しいキャラでは抜きたいと思えないんです。
本作の真那さん、郁美ちゃんは好みドストライクでしたし、倫子さんは好みからはやや外れるとはいえ嫌なキャラではなく、
前者2人が『守られる女性』であるのに対し、『頼りになる女性』である彼女の存在はやはり必要。
エロシーンで抜けるかどうかは、テキストの力もさることながら声優さんの演技も重要で、その点も問題なし!
主人公もややナヨっとしているところが逆に、受けキャラとしてアリだなと感じました。
シナリオに関しては、この手のゲームに『きちんとした物語』を求めるのはどうかと思いますが、
ちょっと『薬(媚薬みたいなもの)』に頼りすぎかなとは感じました。
ただ、Hシーンでは媚薬が良い味を出しているので、なくせとかそういうのではないのですが……少し振り回されすぎかなと。
ま、まぁエロけりゃなんでもいいんですけどね!