水無月学園とトゥルーが好きです
きっと一度は考える、このエロゲのキャラクターたちはクリアした後どのような道を歩むのか?
本作はそんな疑問に答えてくれた物語だったのではないかと勝手に解釈している。
「ノア」が可能性を観測する装置だとするならば、この作品がメタフィクションだとするならば。
(まぁラグナロクとかまんまセーブ&ロードだし、悪魔図書館をそのままゲームUIにしてるところからもかなり意図的なのかなーとは思ったりする。)
ノアという装置がなくなった世界で登場人物たちが未来に向かって生きていく姿はどこか暗示的だ。ゲームという枠がなくなり、我々が観測をやめても我々の愛した世界は続いていく。
フィクションと分かっていても、ヒロインに共感せざるを得ない。ヒロインたちの未来を思わずにはいられない。
そんなオタクたちへのエールにもなる作品だったらいいなぁ、なんて思うのはきっと
いい作品に触れた時に起こる、蕁麻疹みたいなそんな感傷なんだろう。