魔王様はもう、いません。全3部作をもって永遠の存在となられたのであります。
catwalkの女の子と絆を結んで戦うファンタジーRPG
「魔王と踊れ!」「魔王と踊れ!2」に続く第3作目である今作をもって、魔王と踊れ!シリーズ遂に完結!!。今回の相手は世界だ…えっ、前作の相手も世界だったって?結論を焦ってはいけない。今回の世界は前作のような筋肉邪教大魔神ではなく、なんと!高次元領域の神(笑)
女の子と絆を結んで~が今作のコンセプトのようだが、ヒロイン全員が初登場シーンで既に主人公に惚れている。という美味しすぎる展開。個人的には展開が美味しすぎてお腹一杯。親密になるといっても既にヒロインが主人公大好きなので、なんだかなぁ~。
序盤からティアナが意味もなく主人公に対して熱く自分の思いを語りかけるところなんて完全にプレイヤー置いてきぼりのライター満足劇場。まだプレイヤーはティアナのこと全然知らないのにそんなに熱く語られても浮いてますよティアナさん。
ヒロインは決してレベルは低くないのだけれども、イベントがほぼ空気。絆というよりは既に出会ったときから大好き→肉体関係→微妙な遠慮を取り払う→俺実はお前のこと好きだわ(主人公)私もよ(ヒロイン)→絆(笑)という。何、このオママゴト状態。作画が良いだけに…もったいない。
シナリオは最終章で怒涛の高次元領域制覇!!
個人的に興味津津だった影の種族がいつの間にか残り数体。しかも隠者の過去は少しの過去回想で終了。何千年も生きているはずなのに主人公の青臭い言葉に心を動かされるという、えっ?君本当に影の種族?と目を疑う主人公持ち上げ至上主義。
主人公は戦闘に参加しないネズミだから戦闘パーティーに一体感も出ない…。
エンディングは無難なラインをマルチでどうぞ。高次元領域まで制覇して、その後に新大陸がぁ、と言われてもワクワクしないし燃えもしない。やはり、神(笑)はやりすぎだったか。
シリーズをまとめたことは素直に評価できるが風呂敷を広げる速度が速すぎたのと広げ方が雑すぎでした。神の側近はフィロちゃんだけかい。
もし、スピンオフがあるのなら影の種族で1本作ってください。買います。
主題歌はカッコ良かった・・・です。
最後に一言 アツィルト様、何も活躍してないじゃん