辛さと甘さ、冷たさと暖かさ。理性と衝動、憎悪と愛情のコントラストが小粒ながら良く描けているゲーム。または悪趣味な萌えゲー。面白かった。
ヤンデレゲー。
ドロドログログロというより全体的にシャープに仕上げた印象。
・鴨居由真(作中最強ヤンデレモンスター)
・相田誠(準にゃんOK程度ではお勧めできない玄人向けのガチ)
・荻良太(ヤンデレから逃げない主人公。包容力があるが自身も根底では病んでる)
この3人の幼馴染の閉じた関係がストーリーの縦軸として中心にあり、
先生・先輩・アルビノといったヒロインがその外にいる二層構成。
シナリオとしては前者は心情重視、後者はキャラクター重視といった感じで
個人的にはどちらも楽しめました。
誠ルートはかなり踏み込んでますね。ナイスチャレンジ。
残念だったのはまずCGの出来にムラがあること。
良いものは非常に良いのですが悪いのはかなりチープ。
絵になるはずのシーンが絵になってないのがたまにあったのがとても惜しいです。
それと由真ルートにもっとボリュームを割いて踏み込んで欲しかったかなという印象。
悪くはないんですが、他ルートでの活躍ぶりから本人のルートには大きな期待をしていたので。
EDはハッピー、ノーマル、バッドともなかなか味があるものが多く揃っていて
特に地雷踏み→ヤンデレブレイク→バッドエンドの切れ味は爽快。
主題歌「ココロノ」が曲、歌詞、ヴォーカルともに格好良くて好きです。
エロは和姦、凌辱とも質は良いのですがシーン数がもっとあっても良かったかも。
シナリオゲーというほど重くもなく
たまに刺激が欲しいという人には割とオススメな作品。
ライターさん、もしくはフラシャ(黒)の次回作があれば期待します。
…クライミライ?そんなものはもう忘れたさぁー