このブランドのゲームは「完璧主人公が女を捕まえ調教し牝奴隷にする」というある種様式美のようなものが存在していて安定感は抜群。ただ今作は本元とは別ライターだから仇になっている部分もある。
このブランドは少し前からフルプライスに加えミドルプライスのゲームも作り始めてミドルプライスは別ライターという形式をとっている。
このミドルプライス担当のライターは新人で今作が2作目になるんだけど、やっぱりどうもこのブランドの様式美のパターンを借り受けてるって印象が強い。
調教シーンで言うとフルプライス担当の本元のライターは独自のパターンを根幹に置きつつ変化をつけたり遊びを入れたりして工夫しているけど、このライターは様式美を崩すわけにはいかないとあまり遊べず結果ワンパターンになってるという感じ。
他にも本元は「女は信用させたり惚れさせたりした後一気に突き落とす」という楽しみがあるけど今作でその要素が薄かったり調教中の女の反応や女への対応が期待と違ったりと、様式美がある分、別ライターであるズレの違和感が大きいといった仇もある。
開発者ブログによるととても忙しいらしくて本元ライターからの監修もろくにできなかったみたいなことを書いてたし…
とはいえあくまで期待が大きい分粗が見えたって感じの話で、基本的にはいつも通り楽しんだしシナリオもかなり力が入ってて中々良かった。
様式美にとらわれてワンパターンなところも逆に言うとこのブランドゲーの雰囲気を掴むのには良いって見方もあるかもしれないし、買いやすいミドルのこのゲームを試して、ハマればフルに手を出すって買い方もアリかもしれない。