終わり方が儚くきれいなゲーム。ただ萌えゲとしても鬱ゲとしても半端かも?
萌えゲと鬱ゲーの二つの要素は上手く合わさっているから高い点数をつけてもいい。
でも、この2つって相性が良くない部分がある。
萌えゲーだったら何があろうと最後はハッピーというファンタジーが欲しくなるけど、鬱ゲーだったら八方丸く大団円とはいかない。
鬱ゲーだったら悲しささびしさを感じる舞台を用意したいけど、このゲームは夏のクリスマスという明るくて熱い萌えゲ向きの季節。
どちらにも染まりきることのないこのゲームのジャンルはタイトルどおり境目の「ナギサ」かも。
羊シナリオはヒロインの葛藤も掘り下げ、萌えと鬱が上手く融合してます。
羊かわいいよ羊。でも鬱展開が単純に解決しないのがやや気の毒。
真樹シナリオの仕掛けもなかなか面白かった。でも全体的に味付けが薄い。
「ナツユメ」のタイトルのまま爽やかで儚い夢という印象なのです。