とりあえずグラフィック、サウンド、システム等基本的な要素が高水準なので、ストレス無くプレイできます。後は己にロリ属性があるかどうかが評価の分かれ目。個人的には妹がオススメです。
この作品独自の魅力は「ロリ」それしかない、とここに宣言したいと思います。
何をいきなり言っているのか自分でもわからないのですが、とりあえずゲーム内の胸キュン(激しく死語)セリフを書き出しますと
「・・・・・・もう、ボクもうそんな病弱じゃないよ?稔クンだって、お部屋でいっつもボクより先に疲れちゃうし、ボクより先に寝ちゃうじゃない」(柚純)
「せ、せんせぇ・・・・・・っ、おちOちんの先ってまるいから、おなかのどのあたりまできてるかよくわかる・・・・・・っ!」(小桃)
「・・・・・・・お兄ちゃんのが~、もっと外に出てきちゃいそうなの~っ」(杏)
・・・どうでしょうか、これだけでも辛抱たまらん気がしませんでしょうか?
私はやられました、ええ間違いなくコールド負けの惨敗ですよ。
これらはシナリオの最後の方のセリフなのですが、これらのセリフが出て来るまでは正直この作品をあまり高く評価していませんでした。
確かにBGMは最高級ですし、声も良し、CGのレベルも高く、システムも快適だったのですが、シナリオ自体はもはや手垢がついた設定と展開で、「キラリと光るセンス」を感じさせるものではなかったからです。
しかしそこはRUNE、やはりロリゲーではさすがと言える手腕を発揮してくれました。
その最たるものが上記のセリフです。
このブランドは本当にロリという嗜好がわかっていると思います。
ロリの魅力は色々ありますが、個人的になにより大事なのは「背徳感」それに尽きると思います。
ロリコンという言葉の元となった「ロリータ」という文芸作品でも、確か少女ロリータは幼い事に加え再婚相手の連れ子という「禁断の関係」要素も加味していました。
本作では、猫舌あち様の「背徳感」表現の上手さを改めて確認させられました。
さて具体的に本作の魅力を書き出して行こうと思います。
第一に登場人物や舞台設定で自然にロリ感を引き出しています。
言動がもろ「中O生」丸出しです。
ここである程度感情移入(ヒロイン達がロリという)できます。
第二に絵柄です。
今更何を言わんや、という気もしますが、やはりこの原画師のロリ絵は巧いとしか言えません。
子供と大人の中間の、第二次性徴期バリバリの不安定で儚い感じのキャラデザイン、そう、それはまさにサナギから蝶に変わるような一瞬にして大切な、人生でほんのわずかでだからこそ美しい時間…。
まぁ、とにかく巧いです。
第三にギャップです。
ここが最も押したいポイントです。
第一と第二で思いっきりロリロリ感を出しておいて、いざHシーンになるとそこまで築いたイメージを良い意味で裏切ってくれます。
前述した三つのセリフがその代表的なものですが、全般的にHでの会話はエロスを感じます。
ちなみにエロスと言えば子桃の歯を抜くシーン、これも危ないです。
ここにわざわざCGを用意した上、会話でも言及しているので作為があるのは明白なのですが、こういう「何気なく見えて実はエロいシチュ」がわかっているのもさすがです。
ちなみにシナリオはたいした事がないみたいに言いましたが、テキストは軽やかで読み易くはあります。
ストーリー展開もテンポ良いですし。
個人的には妹の杏とメインの小桃は独自性が有り、なかなかの出来だと思います。
限りなく近親相姦に近いシチュのインモラル。
教師と教え子、しかも年齢はダブルスコアという背徳感。
エロゲーならではです。
ちなみに個人的ヒロイン順位は
杏>柚純>小桃(先輩ではなくローコストの方)>ココ=花梨 な感じ。妹サイキョー。