かなり面白かった
SLGパートについては焼き直し感があるものの、ゲームとして及第点だと思う。
ただしシステム面について若干不親切なところがあるのでその改善はして欲しい。
特にアーキテクトの成長が毎度めんどくさいので、せめて砦内のメンバーはスクロールで
切り替え出来るようにするぐらいの工夫は欲しかった。
でも序盤は考える余地があってゲームを楽しめるし、グダってくる終盤は割りと
サクサク進むしで、ゲームのバランスとしてはこれで割りといい感じなのかも知れない。
ぶっちゃけアーキテクト振らなくてもなんとかなる。
ADVパートについては、高く評価したい。
まず主人公が銀河→暁人へ交代したことについては良かったと思う。
今回の主人公は未来が視える(ことがある)ので、場面の切り替えやルートの変更、
各キャラクターとの話題作りが自然に出来ていた。
また、未来が分かっても変えれるとは限らないことが、けっこう序盤から分かっているので
ゲームを進めていく上でも割りと緊張感を持って進めていける。
ビジュアルも個人的には好き。
クリアしたルートの順番は呉(孫策)→他(董卓)→他(袁紹)→魏(夏侯惇)→その他もろもろ
やってて思ったのは、やっぱりビジュアルも大事。
絵師の人についてはあんまり詳しくないけど、一番上手かったのは夏侯惇の人だと思う。
だからみんな最初は夏侯惇ルート選べばいいんじゃないですかね(ゲス顔
終盤の話の盛り上がり方は結構好き。
袁紹はかわいい。魏ルートから分岐で入れる。負けイベがありまぁす!
個人的に一番好きだったのは董卓ルート。
最初はルートに入れないので別のルートをクリアしてからどうぞ。
ちなみに他のルートだと大体出会えません。李儒さん・・・
孫策ルートは董卓様に会える貴重なルート!
でも中途半端なことすると即死イベ逝きの可能性あり。
李儒さんエンドには考えさせられるものがある。
まぁ色々あるけどやっぱり生きている董卓様がナンバーワン!!
ちょっと董卓様の話になってテンションを上げ過ぎた。申し訳ない。
総評として、ゲーム全体のバランスとしてはかなり良い線まできていると思う。
個人的な考えなんだけど、SLG+ADVというスタイルのゲームにおいて
最も重要なのはADVパート。SLGも重要だけど、SLG+ADVにおいては
あくまでSLGは各キャラクターの強さや可愛さ、愛嬌なんかを表現する場に過ぎない。
もちろんSLG部分をないがしろにして良いというわけじゃないけど、
それが難解すぎたり、バランス崩壊してたり、作業になって面倒すぎたりすると
そもそも進める気がなくなってしまう。それが一番難しいんだけど。
ともかくSLGがADVを邪魔してはいけないということ。
その点において今作は「SLG+ADV」という枠組みの中でかなり良いゲームバランスをしていると
思う。二つの組み合わせで、キャラクターがとても魅力的に見えてくる。
最初は弱い暁人もゲームが進むにつれて強くなっていくし。
まだ未プレイの方はぜひ遊んでみるべき!
あとはビジュアルかな・・・・・
予算の都合もあるとは思うんだけど、やはり絵師の人でかなり差が出てる。
そこを楽しむゲームでもあるとは思うんだけど。
そういえば夏侯惇は逆立ち絵詐欺みたいな側面がある。
まぁ立ち絵もかわいいんだけど、CGで可愛いさ100倍。