まさに求めていたものが全て詰まっている作品でした。本体の良さを一段と引き立てる事に成功している事を考えると、FDとして理想的とすら言える。
・シナリオ
プレイ時間は9時間と短いが、内容はしっかりとつまっている。
作風は当然のことながら本体と同様の物となっているが、箸休めのような明るい物語が幾つか合間に挟まれており、これが丁度よい塩梅で気を抜かせてくれる要素となっていました。
また燃えゲーのような熱い展開もあり、この完成度は近年稀にみるほどの非常に完成度の高い素晴らしく熱い展開でした。
まさかこんな所で燃える展開に遭遇するとは夢にも思っていなかった。
FDの内容としても、本体でのあの結末や過程があったからこそ映える非常に良い内容と結末でした。
シナリオ面では特に欠点らしい欠点というものが無い。
・音楽
お気に入りの歌
・オパロスの鎖
本体のOPはいまいちでしたが、FDのOPは非常に良い楽曲となっていました。
まさに本作品のシナリオを象徴する良い音楽といえるでしょう。
・システム
本体と同一のものとなっている。
前回は存在したミニゲームは残念ながら存在しない。
・総評
本体をプレイされたのであれば迷わずプレイすべき非常に良いFDでした。
これは本格的に抜きゲーに対する考え型を改めなければならないかもしれない。
少なくとも今後は抜きげーだからと安易に否定する事は無いでしょう。
本体とFDを一纏めに評するとするならば、これはもはや燃えゲーと称する方が適当である様にすら思える。