こんな言い方は大変失礼ですが、ストーリーが面白くて驚いた。ロウ→カオス→ロウアノーラとクリア、個人的にこの順番で良かった。特にロウ→カオスがおススメです。
ロウルートは聖女シルヴィアを主軸に話が進みます。言ってしまえば、トリプル主人公みたいなモノ。
差別を無くそう・国民の為に等の綺麗事を抜かすシルヴィアに序盤(共通)はレオン・アノーラ(特にアノーラ)は馬鹿にするものの、彼女の直向きさに徐々に心を動かされ、共に命を懸ける的な展開。
物凄く王道物語で面白かった。レオンたちを変える程のシルヴィアの揺るがなさは半端無いっす。
それに結構ビックリもしました。
それはこのルート、主人公レオンはあんま目立たないです。
今までの主人公とは違い、力技タイプのレオン。頭脳派はアノーラ(とシルヴィア)。
力技もレオンより強いキャラが結構いるので、ピンチの時などは頭脳派の方が大体目立ちます。
何と言いますか、レオンというよりアノーラとシルヴィアが主役っぽい感じです。
また、ロウルートに入るには調教出来ないってのが上手く作用してると思いました。
このおかげでレオン・聖女シルヴィアが最後までブレないように配慮されてるなと。
まー その分、エロは終盤までお預け状態になりますけど、違和感なく最後まで非常に楽しめました。
次にカオスルートですが、これがまた良かった。
ストーリー的にはレオン無双になるわけですが、ここは正直燃えないし割りとどうでも良いです。
僕の心を一番とらえたのはシルヴィア。彼女が性女に堕ちた時は今までにない位グッときました。
ロウでは、差別を無くし、国民一人一人の事を一番に考えてた彼女がこちらではレオン第一になるわけです。
国民?そんなのレオン様のエサでしょ?みたいな態度。
そして、あのぶっ壊れ気味なヒャッハー顔の戦闘一枚絵。
マジ堕ちたっていう暗い喜びが半端無かったです。
本作で一番好きなCGは?と聞かれたら迷わずこの絵と答える位好きですね。
いや~ 今までで一番好きな悪堕ちでした。本当に素晴らしい。
ゲーム部分はFから順当に進化しており、面白い。
このシステムは最後という事でまさにお祭り状態。素晴らしきかなインフレ化。
ぶっ壊れ性能のオンパレードで大変気持ち良かったっす。
相当高難度にしなければほぼ苦戦はしない位仲間が強い。
クライマックスは戦力が整ってない初周2章位だったので、『普通』にやる分には結構楽な部類かなと。
タナバサ○とかちょっと訳の分からないレベルになるとやばいっすけど。僕レベルだとバーサク2位が限界。
凄く考えたメイン師団で今まで無敵状態で無双してたのに、ロウアノーラ最終面のとある敵と戦ったら余裕で全て吹き飛んだ時は焦った。
エロ方面は、んーエロイ事はエロかったんですけど、なんだかなって印象。
今までだって触手(媚薬)ですぐに喘いでいたのに、それに加え催眠術っすからね。
そりゃチョロイ事チョロイ事。催眠術の無双っぷりがちょっとひどい。
いや、タイトル的に間違っちゃいないんでしょーけど、んーってなった。
まぁ それでもエロいとは思えたし、アヤメとのラブラブHの絵がツボだったので使えたんですけども。
総括としては、最後まで本当に楽しめました。
ゲーム部分は時間を忘れるくらい面白かったし、ストーリーも熱いし、キャラクターも皆可愛いし。
僕がプレイしたVBシリーズでは好きなキャラが一番多くて幸せです。
わんこノエルといい、にゃんこアヤメといい可愛い。本当に可愛い。特にアヤメ。不覚にも萌えちゃった。
でも、セリアスがちょっと残念。何が残念かというと声が・・・・。
ドシリアスな場面でも気の抜けたような声なので、何だかもう、残念という他無い。
ですが、それ以外は皆本当に魅力的でした。
いやーホント楽しい作品を作ってくれてありがとうございました。
次の新しいVBシリーズも楽しみに待ってます。