なるほど。これは確かにエルフ黄金期を支えた代表作の一つだなと実感しました。ビックリする程のクオリティーの高さ。これぞ、正に18禁ゲー。１はプレイしていませんが、非常に楽しめました。寝取り・寝取られ、最高です。痛々しいエロの方が多かったってのが、玉に瑕。クリアしても考察する余地が残ってるおかげで、河原崎の一族２というゲームから抜け出せず困ってます。
このゲームを簡単に言っちゃえば、
縄綱の妄念が生み出した世界から解放されちゃおうぜ！っていう物。
ループモノ脱出ゲーってヤツです。
縄綱が描いた脚本で、館という舞台の中、ただの演者になり、彼が望んだ結末を迎えるか、
その台本を破り捨て、大切な人を守り、新たな道を築くのかはプレイヤー次第って感じっすかね。
かなり簡単に書きましたけど、内容は・・・非常に重いです。
完全なハッピーエンド好きには堪ったもんじゃないエンディグですし。
それに、難易度も高いっす。
唯のノベルゲーと考えてると、目ん玉ひん剥く結果が待ち受けているので注意っす。
結構な量の選択肢があるので、心が萎える可能性大ですが、最後までやる価値はあると思いますよ。
出来れば攻略サイト使わずに自力でプレイして欲しいっす。達成感が全く違いますから。
エロ方面
アニメーションのデキが凄まじくよろし。
今まであまりアニメーションがある作品をプレイしてないから余計そう感じるのかもしれません。
僕がプレイした、リリス、かぐや、メイビーソフト作品に比べてレベルが違うなと。
オッパイぷりんぷりんって揺れるし、
腰も上手い具合に動いてるし、
体全体の動きが結構生々しい動きでバッチグーっしょ。
なんていうか、単調なんだけど、単調じゃないって感じ？みたいな？
また、恋人の前での陵辱劇は・・・・・最高でした。
淫靡な雰囲気を醸し出し、背徳感を煽る演出の数々にはかなり興奮してしまった。
恋人の生死の為とは言え、清楚な娘が淫らな言葉を発する。
ゾクゾクします。もう、ヤバイ位、ゾックゾクします。
個人的に杏奈のシーンは結構グッとくるシチュばかりで嬉しかったです。
マイマザー。この属性を付加して僕を産んでくれてありがとう。心から。
（まぁ、こんな嗜好知られたら、首吊りもんですけども）
ただ、一言で申しましたが、痛々しいモノも多いっす。
処女の娘に鍬の棒部分突き刺したり、乳潰ししたりと、
SMというより、普通に拷問レベルっすよ。
女の子が感じるというより、マジ痛みの絶叫系なので
読んでて、僕の下腹部がキューーーっと（興奮してでは無いのであしからず）なりました。
痛いの苦手なヌルい子なんですよ、僕は。
最後に自分がこのゲームで感じた事です。
考察サイトとか見てないので的が外れた事を言っていても、
恥ずかしい奴だなで済ませてやって下さい。
よく人間は弱いと聞きます。が、本作は人間の強さを表現している作品だったなと。
縄綱の妄執。
肉体の死すら凌駕し、世界の理なんて軽く捻じ曲げ、理想の世界を創りあげる。
望みを叶えるという、純粋な想いのみで構成された世界。
稲垣の忠誠心。
主人である縄綱の為なら、自らの死をも厭わない。
彼が作り出した世界で完璧な黒子を目指す姿。
優馬の勇気。
どんな悲惨な目にあっても、挫けない。
何度殺されても諦めない。彼女の為に。
杏奈の愛情。
どんな苦境に立っても、第一に考えるのが自分ではなく、相手。
身をどんなに汚されようとも、全てを耐える。彼の為に。
そして、牢獄とも呼べる縄綱の妄念を打ち破るのは
神様とか神秘的な力ではなく、やはり人である優馬と杏奈の想い。
優馬の安奈の望みを叶えたいという願い。
杏奈の皆を助けたいという願い。
この二人の想いが彼の世界からの脱出に成功させる。
彼らの狂気とも呼べる信念は尋常ではありません。
・・・なんて強い心の持ち主たちなのだろうか。
最後までプレイして、僕は震えました。
人の醜さと美しさが同居するこのゲームに。
本当に、プレイして良かったと感じる事が出来ました。
また、杏奈は縄綱に汚されずに人生に幕を閉じたのかなと。
でなければ、あそこまで彼は回春に拘らないだろと思いました。
希望的推測がかなりありますけどね。