凄まじいクオリティー。文章・物語・構成・システム・音楽など、全ての面においてハイレベル。特に挿入歌はCD買っちゃおうかなと思った程。こんな作品があるからエロゲーが辞められない。長文はモロバレの愚痴(主に戦闘描写)です。
戦闘シーンでの解説(指南?)がテンポを悪くしている事は否めない。
その為、燃えと言うより、リアルな殺陣になっていると思う。
あそこまで本格的にしていると、作者のオナニーと捉えられてもしょうがない。
味がある・お前の知識が無いだけだ。
と言われてしまえばそれまでなんだけど、アレではコアな方は喜ばれるかもしれないが、大部分の人が辟易してしまうのではないでしょうか。
自分の場合、ゲームを進めていくうちに「味」と割り切れましたけど。
が、問題はラストバトル。神様はやりすぎ。
折角今まで現実味を帯びていた戦闘シーンも全て台無しですよ。
時間は操るは空間は削るはで、強さのインフレ化が激しすぎ。
しかも、虎鉄は今まで使っていた太刀より10000倍の強さで
神様もぶった切れるって。。。。。
なんじゃそりゃ。
今までの苦労はなんだったんすかと。
本気でガッカリしました。
また、
・ばあやと柳生のおっさんの戦闘シーンが省かれている。
なんか過去の因縁があるみたいだけど、描かれていない
・八匹の銀星号もどきと一条・大鳥の戦闘シーンが省かれている。
うち一匹の銀星号もどきがオリジナルより強いって・・・・。
やりすぎやりすぎ。
描かないならそんな設定いらなかったのでは?
というより、そんな絶望的な状況でどうやって二人は生き残ったのさ。
・光とのラストバトルで、主人公復活て。。。。
あの戦いのラストで鳥肌がたったのは事実。
が、蘇るって。確かにその後の物語は必要不可欠かと思うが、
あんな簡単に人が生き返るなら主人公の苦悩って一体。
この手のゲームで神様とか出したらイカンと思うわけです。
・パズルは遊び要素では無く、只の作業。
後、主人公な学生時代何個部活入ってたんだよと。
とまあ、愚痴をツラツラ書いてみました。(まだまだありますが。。)
ここまで言ったのに高評価な訳は、やっぱり骨組みがしっかりしており、
戦闘が悪くても、物語が非常に面白かったからですね。
『これは英雄の物語ではない』
とありますが、僕が感じたのは、これこそが正しい英雄の在り方なんじゃないかと。
目的無しで善も悪も斬っているなら、確かに悪鬼になると思います。
でも、主人公たちは争いを無くすために両方斬ってる訳ですから、
やっぱり英雄と呼べるんではないかなと。
人には恨まれ、救いも無く、最後はきっと非業の死を遂げると思われますが、
これこそ正道かな~っと感じました。
僕は読解力が足りないので、
ライターが伝えたい事をまるっきり理解してないかもしれませんが、
とにもかくにも、プレイして良かったです。
さて、もう一周プレイしよっと。