コンセプトの面白さだけでごり押す
下地としてのコンセプトが面白いので作品としての輪郭はあるけども、言い換えればコンセプトによる輪郭があるだけで中身が整っていないとも言える
13人ヒロインでしかも12人(12柱?)が人外となると当然ながら制作の難易度は圧倒的だろう、内容が一本道になるのは必然だろうし、形式としてこんな感じになってしまうのもおそらくどうしようもないことなのだと思う、ディティールを整えるなんてどれだけの労力になるのか想像もつかない
とはいえ「出来ないことはやらない」と判断するのも必要じゃないかとね…
メーカーが実験しているような気もしなくもない、「コンセプトとエンディングだけ整えてその他を分業発注したらどうなるか」みたいな、ロープライスは大抵そんな感じだけど大作系もそんな感じになっていくのだろうか
お手軽に楽しみたい場合はこのようなやり方の方が適切なのかもしれないが何とも切ない気持ちになってしまった
あまり焦点が当てられていないがネーミングセンスは抜群に素晴らしい、「神様のしっぽ」というタイトルは近年でも稀にみるクオリティ