戯画の本気を見ました。とりあえず早くDive2を発売してくれ、楽しみで楽しみで待ちきれない。
発売前は自分のノート(メモリが必須にすら達っしてない)で動くのか不安だったが、
杞憂だった。敵が増えると若干処理が遅くなるが、ほぼ問題はなかった。
んで、このバルドスカイ、何が凄いかってぇと、シナリオもバトルも両方とも
高水準で楽しめるってこと。
アリスソフトやソフトハウスキャラなどの、遊べるゲームを作るメーカーの作品でも、
シナルオは取ってつけた程度のものだったりすることが多かった。
しかしこの作品はバトルよりもむしろシナリオの方が熱くさせてくれた。
徐々に明らかになっていく真実、もっと先を知りたくなってしまい、
止め時を探すのに苦労する程はまった。
最初に攻略できるレイン編では、学園時代の空と甲、そしてレインの3人の回想が中心となって進む。
幸せだった過去と、大事な人を失くしてしまった現在とが交互に続くため、余計に現在が辛かった。
特に私は、どうせ空は生きているんだろ、時々現れるNPCっぽくない奴が空なんだろ、って思って
プレイしてたので、灰色のクリスマスの回想が入ったときは本気でショック受けて震えちゃいました。
このルートが終わった時点ではメインのはずの空の扱いが酷過ぎて、ホントにDive2で
攻略できんのか激しく不安になった。そしてもの凄く鬱った。
余談ですが、主人公に声があるのっていいですね。
5章:爆心地でグングニール射出後、甲が叫ぶシーンは鳥肌がたった。声優さんグッジョブ。
次に攻略可能になる菜乃葉編では、思ってた以上に事件の真相が明らかになった。
まだ2人目なのに、灰色のクリスマス起こした人間が明らかになっていいのかよ、と思った。
そして、今まで信じていた人間に見事に裏切られることになったので、さらに鬱った。
ただ、最後の青空が見えるCGは、理屈抜きで凄くきれいだと感じた。
ここまでで大概真相は掴めたと思ったので、3人目の千夏を攻略する気がなかなか起きなかった。
が、やってみてビックリ。
菜乃葉編で明らかになった犯人ですら別の誰かに操られていた?
箱舟計画とは一体?
そして、実はDive1の世界が本当の世界の模倣体?
様々な疑問や真実が明らかになり、さらに熱中することになった。
この千夏ルートはDive1の締めくくりにふさわしく、かなりスッとする終わり方だった。
シナリオは疑問もいっぱい残ったけど、それでもDive1全体で見れば後腐れのないスッキリとした終わりだった。
また、バトルの方もフォースからしっかりと進歩していた。
個人的には初期装備が前作と比べ大幅にしょぼかったのが良かった。
兵器を開発し、育てる楽しみがじっくりと味わえた。
とにかく、空が実は生きてる?みたいで良かった。Dive2が待ちきれない。