シナリオ展開は全体的に素直かつ露骨な伏線ばかりでどうしても先の展開が読めてしまう残念さが目立ったが、その上で尚楽しめたルートが2つ、並が2つ、酷いのが1つ。総合的に見ればまあまあ悪くなかったのと、個人的にド本命だったヒロインが期待以上に魅力的だったので割と満足。 イカレた文字数の長文感想は未来の自分用の覚え書きなので見る必要無し
4プレイ時に過去作の記憶がほぼ全て消し飛んでいて悔しい思いをしたことから、未来の自分が本作の内容をなるべく感情ごと思い出せるようにという意図で、あえてプレイ順のまま思った通りに残すメモ。故に不快なことがあれば不快そうに書くことになるので、うっかり開いた人はブラバで良いよ。あと関連項目が出た場合はしれっと過去作のネタバレもする可能性高いので注意。
本作に興味を持ったが「先に4やれ」コメントを見て食指が動かなかった4を渋々クリアしてきてようやく念願のプレイ。
ヒロイン数は5人とD.C.にしては少ない気もするが、数だけ増やしてテキスト量頭割りで薄味になるより万倍良いね。
前情報をあまり入れたくない為公式サイトもキャラ紹介ページしか見てないが、メインキャラ周りが魔法使いだらけだし、D.C.4SHの流れ的にかなり密接に関係している作品ではあるだろうから、4と同時期の”サクラの国”側の話とかかなと予想。やっていけば分かるだろうけど、ひとまずそんな認識で開始。
プレイ前時点での好みは 愛乃亜>>>他 っていうくらい極端。
推奨攻略順はルートロック以上の事は見当たらなかったが…本来はお気にの愛乃亜をラストにしたいところだけどさすがにセンターと思しき瑞花がラストかなー
というわけで、灯莉→可子→雪那→愛乃亜→瑞花の予定。
◆共通
ビジュと声で気になっていたヒロインがちゃんと可愛くて嬉しい。
色々違うこともあるけど基本は鏡映しみたいな世界だとか言ってた(気がする)だけあって、主人公達の家が常坂の本家だったりして面白い。魔法要素多そうなのも期待が高まる。
「お祭り好きな生徒が多い香々見学園」とかいう4の負の遺産が引き継がれてるという悪いお知らせ。まぁそれだけなら別段悪いことではないし、そこから派生する設定やシナリオさえまともなら良いんだけど…。
本作は「1960年現在」とのこと。4では年号情報無かった気がするけどVR技術とか当たり前のように語ってたり鷺澤の技術力だったり、リアル準拠で考えて良いかは分からないがさすがに違和感。となると、4とは別の時代の話って事なのか?…まぁ愛乃亜の能力的にもカガミの国の特性的にも、時間の概念なんて軽々無視できそうではあるけども…うーん?
想秤(はかり)の桜と呼ばれる枯れない桜をただの生徒の2択投票の集計装置扱い…明かに超常の存在をこんな手動でも容易なしょうもない事に利用するのが通例になってるとかいう設定。
そして冒頭から「学食の新メニューはショートケーキかカツカレーか」なんてしょうもない投票の集計を桜にさせてる…これはプレイヤーにこの状況の異常さを強く印象付ける為か…?きっとこの桜が本来どういう代物か、ってところに本作の大きな秘密があるんだろうな。ていうかこんな超常的な集計装置があるならケープの色で意思表示なんて要らないじゃん。無駄な諍い産むだけだからやめとけって…。
しかしこの桜、競技場のど真ん中に生えてるの邪魔過ぎん?反対側で起きてる事見えないじゃん…。
この桜って、4ではミズの国にも恐らくサクラの国にも存在しないよね。仮に地続きになってる世界の過去編だと言うなら、今後少なくともここからは撤去されるってことか?愛乃亜のパス移動があるせいで割と何でもあり感あって分からんなー。
それにしても、4の時は正直プロローグからもう設定もストーリー展開も会話も何から何までしょうもなさ全開で今にも折れそうな心を必死で奮い立たせながらプレイしてたけど、本作はキャラも魅力的に見せてくれるし会話の内容も良い意味で常識的かつテンポも良くて、普通になかなか好感触。
残念ながら私は文章からライターを判別する能力を持ち合わせてないけど、とりあえず4のライターさんから何人か減って続投3人っぽい。ふーん…つまりそういうこと…?あとは残ったライターさんが担当する個別がどんな出来か…頼むぞー…。
瑞花登場シーンで勝手な予想1。舞台が1960年のサクラの国と仮定して、この子この時代のミズの国側の有里栖のご先祖様が”神隠し”に遭ってこっち来たとかじゃない?全然違ったら後で笑おうね。
OPに有里栖…有里咲かな?とリッ…が出てきて「はぁ!?」って声出た。いやそりゃつい先日クリアした4にも出てたしいかにも続きますって終わり方してたから登場自体は全然おかしくないけど、OPに登場する程ってよっぽどじゃない?
魔法関係のメモ(重要):
玖星と八坂は常坂の分家で、常坂の別邸に全員で住んでいる。分家は本家をサポートし、分家の人間は最終的には常坂を継承する為にいる。
常坂は4よろしく時遡の魔法、八坂は魔具、可子は八坂を継承はしてないが小物作りが得意。愛乃亜は八坂を継承済で更にパス移動が得意。主人公も玖星の魔法であるナギの魔法を継承しているとのことだが、ナギの魔法で何が出来るのかの具体的な説明はここでは無く、4の主人公が持ってた懐中時計と全く同じ事をして見せたくらいしか情報なし。
継承すると下の名前が変わる、主人公、愛乃亜、雪那は名前変更済。常坂を継承すると苗字が変わる(本家を継承する時は大抵嫁入り、婿入りする為自然とそうなるが、例外もあるにはある)。自分が継承した魔法を誰かに継承すると名前は元に戻る。 これらは古くからのしきたりで、戸籍まで変えるわけではない。
…らしい。ナギの魔法って4でじいさんがサクラの国側の何某かに渡しちゃって有里咲に受け継がれてたっていう、安定化の魔法みたいなのだっけ。
…ん?本作は4より5~60年前くらい?の過去編で、ナギの魔法を主人公が持っている…?クンクン…匂うな…。
ここから個別。
◆白河 灯莉◆
一見清楚なお嬢様だがテンパると落ち着くためにその場でしゃがみこんで一人あやとりを始める変な子な本作の白河。でも一応キャラ紹介ページ的には唯一魔法要素無さそうなヒロイン。一応ね。
過去作では大体常にヒロイン中上位で好みな白河姓だけど、現時点では正直イマイチ。
√入ってすぐ白河姉妹?らしき会話シーン来た。何らかの体調的な理由で登校が難しい本当の灯莉の代わりに灯莉のフリして登校してるパターンか。1然り4然り、他は忘れたけど身代わり系はD.C.シリーズの鉄板ネタ。で、お互いハッキリ好意を抱き始めた辺りで本来の灯莉の方が快復して登校するようになって、周囲は気づかないけど主人公はさすがに気付いて~ってのがもういいよって言いたくなるお約束パターンだけど…。
まさか本当にその流れなのかと不安になってきた辺りで、いざ告白をしたところで影武者のネタばらしをされ、今後放課後白河邸に通い素のあいか(ヒロインの本来の名前)と接してそれでも好きになったら改めて告白しろという流れになった。先述のお約束パターンだとまさに「無駄シリアス」と表現するのが相応しい感じになりがちだし、こっちの方が断然良いね。
付き合うことになった後は月見団子でバイトをすることになり、あいかの新作メニュー作りがメインに。
(バイト新人かつお菓子作りも見様見真似の素人のあいかが普通に新メニュー開発担当…そんなことある?店長の新作作りへのアイデア出しくらいって話じゃなかったっけ…まぁいいけどさ。。)
あいかと灯莉の昔の約束(将来お菓子屋さんになる、その時は灯莉が一番の客になる)の説明が先にあってからのこういう流れになったため、ここらで話の終着点が丸見えに。あと個別入った時点からのアイキャッチが綺麗な水まんじゅうっぽい物だったせいで完成品までネタバレされてるんだよね…別にいいけどさ。。
で、実際にそのまま完璧に予想通りの流れでED、将来についてちゃんと考えるねって話で終わり。さすがに安直すぎて、ひと捻りかもう1イベントくらい欲しかったな…。
あいかの母の病気がこの島に来たら安定して、逆に灯莉が謎の病気にかかって…なんて設定だけはこれ見よがしに出すくせに詳しいところは一切触れないまま、どちらも快癒もしないまま終わったのは続編への布石か。魔法絡みの何かしらは絡んでる事象なのかなーとは思うけど現時点では不明。
それと魔法と言えば、やはりあいかは白河姓だけあって心の色が見える…ある程度相手の感情が読める的な魔法持ちだった。が、同じ白河の灯莉については特に触れられることもなく、魔法の有無すら不明。なんか怪しいよね…もしあるなら続編要素か。ていうか主人公も魔法の事打ち明けたの灯莉に対してだけだしその時あいかは聞いてなかったから情報共有されてなければ知らないままだよね多分。それでええんかヒロイン。
ところで結局灯莉とあいかってどういう関係だったのか説明あったっけ。本人たちは友達って言ってるけど、イトコあたりか?
軽いまとめ
「白河家のご令嬢」ではなく内気で自分に自信がない極々普通の女の子らしい女の子でしたということで作中的に言えば結構変化があったヒロインなんだけど、プレイヤー視点ではさほど変化した感ない。
可愛らしい系、小動物系、いかにも女の子~~って感じのヒロインとして結構魅力的に描かれていたと思うし、シナリオも特別良いと言う程ではないものの無駄シリアス方面に振ることもなく全体的に丁寧で悪くなかったと思う。
しかしあいか当人もめっちゃ気にしていた通り、サブの灯莉の方が人気ありそうだなーって感じてしまったのはどうなんだろうな…。続編で灯莉がヒロイン昇格しますーとかならともかく、しないならただヒロインが見劣りしただけなので残念要素かも。
最初にプレイしたこの個別√内で他ヒロインが魅力的に感じる場面が多々あったことは嬉しかった要素。個別入ると他ヒロインが世界から消え去る作品が世に溢れる中、最後まで他ヒロインも程良く魅力的に描かれるというのは意外と大きいんだよね。
まぁあくまでこの√のライターが描く、しかもヒロインとして選ばれなかった世界線のヒロイン達なので、いざ個別入ったらガッカリってパターンも往々にしてあるんだけど…。
恋人になってからの描写が丁寧なのも地味にポイント高い。
でも元が全年齢だしな~4無印みたいに全年齢版パートが全部終わった後に取って付けたえちちシナリオが来て終わりのパターンかな~なんて懸念もあったけど、ちゃんと自然な流れで、しかも3回あった(4は全キャラ2回)のでそういう意味でも悪くない。
ところで一人クリアしたらタイトル画面が若干不安な感じになったんですけどナニコレェ…
◆八坂 可子◆
妹イメージがすっかり馴染んでいるが、主人公ではなく愛乃亜の妹。とはいえ幼馴染で昔から兄妹のように付き合ってきており、苗字も違うのに周囲からも実の兄妹のように扱われているレベルの実質妹。
常坂家別邸における家事の一切を担っているしっかり者であり、ツンは姉だけで十分だとばかりにとても良い子でもある。程よいいじりやからかいなどはする茶目っ気も持ち合わせている。
共通パートの説明によると八坂の魔法は魔具作成を得意としており、可子はその中でも特にアクセサリーなどの小物作成が得意とのことで、その点では前作の地雷おんn…常坂家の妹、二乃を彷彿とさせる。
今ある情報からいくつか推測出来るシナリオ展開の内、小物作りは前作二乃の二番煎じの為さすがに深掘りはしないだろう。
天文部については逆に、前作4SHの美羽√で出てきた宇宙人関係の諸々を回収するためにこの時代背景の作品にわざわざ天文部設定を入れてきたんだろうな感があるからむしろやりそう。
なーんて思っていた時期が私にもありました。
いざプレイしてみたらまぁ、、こういう展開はつまらないだろうから別で頼む、と願っていたパターンの詰め合わせだった。
小物作りにしてもせめて魔具関係ならまだ面白くできたかもしれないのに、八坂の魔法を継いだのは愛乃亜だからなどという理由で(継承してなくても魔具は作れるはずなのに)あくまで普通のアクセ作りの話しかしないし、その話が最終的に発展するわけでもない。だからこれ二乃の二番煎じだし、面白くもないんだって…。
終始ありきたりでテンプレみが強く、1を語られた時点で自ずと10まで察せられてしまうような展開が一生続いてクリックマシーンと化す。
このルートは基本的にこれまで姉や兄の一歩後ろでサポートをしてきた可子が頑張って前に出て、逆に主人公は自主的に何かをするようなことは特になく可子のサポート役に回るスタンスなのだが、それでなくても退屈なシナリオなのに主人公はだいたい後方で腕組みしてるだけなので尚更面白くない。物語がつまらないならせめて主人公が活躍してみせろよ、「3馬鹿」の称号が泣いてるぞ。こんなツマラン主人公は杉並に縁切られてしまえ。
また、幼稚なやり取りや冗長な会話をやたら長ったらしく続ける場面も非常に多い。
こうなると可子の可愛さくらいしか見どころがないのだが、個別入ってからの可子は、無駄に見下す、マウント取り、煽り、理不尽みのあるお説教、からかい発言が共通と較べて相手をバカにする感じに、事ある毎にバカ呼ばわり(これも共通と違いちゃんと悪口みのある感じに)、会話の度にキャンキャン喚き散らす、といったただのウザい奴になってしまった。いちいち可愛げよりも性格の悪さが滲み出ている感じになっており不快な気持ちになる。
元からの良さも一応残っているが、こうもデバフ盛り盛りではさすがに救いようがない。個別入る前は可愛かっただけに、あまりに残念。
これさ、私は文章からライターを察するなんてことは全然できないんだけど、
個別入ってからの可子の改悪ドカ盛りな性格変化や、主人公の無能っぷりというか魅力の無さというか、頭ついて無さそうなレベルで何も察せられない、基本全部受け身、流されるだけってパターン…”あの”二乃√と同じライターなのでは…?何なら”主人公は一体いつの間にヒロインの事好きになったんだ?”って点まで共通してるし…。
メスガキ属性でもつけたかったのかもしれないが、なんで可子みたいないい子をそんなキャラにしてしまおうと思ったんだよ。上の人もなんでこれで通したんだよ。二乃の不評っぷりで凝りとけよ。大事なヒロインをライターのオモチャにするな。
1/17に水鏡湖の桜が枯れた、そのすぐ後(1/22)に瑞花が記憶を取り戻したからと出て行った、更にその少しあと(2/2)に雪姉が体調崩して以降完全退場したこともきっと関係ある。他√でも大事そうだからメモっておこう。
6年前の天体観測中に空に亀裂が入って魔法的な何かが溢れ出てこようとするのを主人公と愛乃亜でどうにかした事があり、
そして今回、可子が愛乃亜絡みで卑屈にうじうじしてる所に超タイミング良く同じことが起きて、尻込みする可子を主人公が必死でメンケアして共に対処してちょっと自信つけて終わった。(具体的に一体何が起きたのかはまだ語られず)
せっかくクソ退屈なシナリオから一転、何か大ごとが起きたというのに、こんな雑かつ仕込みを疑うレベルの取って付けたご都合展開でなんか感動シーンみたいな曲流されても白けるだけだよ…。
ここを丁寧に描いてさえいれば多少はマシだったかもしれないのに。この話の直前まで妙~にだらだら薄味のパートを続けて明かに中弛みしてたろ、なんでそのテキスト量こっちに回さなかったんだ。
ちなみに最後の最後まで可子は他者の都合より自分の感情優先でキャンキャン騒ぐばかりだった。なんだこいつ。
◆常坂 雪那◆
現状「気さくでイタズラ好きな姉ちゃん」のキャッチコピー通りのキャラではあるが、常坂別邸において家族の一員っぽい印象が強い割にはちょっと距離を感じる。遠くでニコニコしてるだけで全く踏み込んでこないんだよね。
共通で言ってた「分家である八坂も玖星も最終的には常坂(時遡)の魔法を継承する為に居る」は、そもそも当代は既に雪那が立派に継承してるはずなのに何のために継承するんだ。魔法を誰かに継承したら元の名前に戻るとかいう設定も多分この√の為の物だよね。常坂と結婚するなら原則婿入りして苗字が変わるけど例外もあるとかわざわざ言ってたあたり、この√がまさにその例外なのかな。√終わる頃には常坂雪那ではなく全く別の名前になってたりして。
日記キャラって、記憶障害持ちとか、しょうもないこと書いてるように振舞いつつ実際は全然違うこと書いてたりとか、終盤居なくなって残された日記を見て~とかが超ド定番。でも常坂ならワンチャン時遡の魔法絡み(跳んだ先の状況把握の為とか)も有り得るか…?
可子√終盤で風邪という体で退場してた時に実際何が起きていたのか。風邪が嘘なのは言うまでもないとして、ああも完全退場してたからには最悪死んだり世界から消えてたりって可能性も高い。生き死に的な話でいうなら全√中一番重そうまである。主人公くんが頑張ってくれたら良いな。
個別入る前から「もし私が本当に困ったときはかっこよく助けに来てね」という露骨なフラグを立てていくスタイル。からの個別入って早々、早朝に忍び込んで意味深な事言いながら主人公を見守る雪姉。
OK分かった、でかすぎる魔力のせいで壊れてしまうはずの主人公を雪姉が時遡の魔法で密かにどうにかしてくれてるみたいな感じで、でもDC4よろしく時遡の魔法って性質が性質だけに世界に歪みが蓄積していてそれが可子√ラストのアレだとか、もしくは魔法の負荷に耐えられず雪姉が死ぬなり消えるなりする展開とかそんな所だろ…で主人公がその現状打破の為に常坂の魔法を継承してどうにかするんだろ。どうだ!
今回の香々祭は体育祭派と文化祭派が前代未聞の完全同数で思い切って両方やることに。なるほどここから4の伝統が始まるということか?
可子√然り、本作は4の設定の起こりを回収していくスタンスなのかな。でも正史って瑞花√だよね多分…どうするんだ?
時遡の魔法の説明パート。メモメモ。
4で明確に使用したのは確か2度?でどちらも世界そのものを戻す、因果を書き換える形で使用していたが、雪姉曰く実際には自分自身や対象物の時間軸に干渉したり、或いは原因そのものへの干渉をする魔法であり、その中でも特に負荷が大きいのは原因への干渉だと。4での使い方がどれだけエグかったのかがよくわかる話。あとわざわざそんな説明するってことは雪姉絶対それやってるじゃん…。
個別入ってから雪姉が自分には未来が無い風な匂わせばかりしてきて、そこに愛乃亜の「香々祭は今のあの子にとって全て」発言でやはりもう限界であることは確定か。更に主人公が見た6年前の出来事の夢(愛乃亜と主人公でどうにか対処した後主人公がヤバくて雪姉が焦ってる)でその理由まで概ね判明。
その時点から主人公を生かすために雪姉が魔法を使い続けているがそろそろ限界。ちっとも魔法を教えてくれないのも主人公の未熟とかより雪姉本人にそんな余力がないから。前後関係的に空の亀裂については雪姉の時遡の魔法とは別口か。むしろ4のように(というと語弊があるけど)とっくに世界そのものが歪んでいて、もしかしたら主人公の魔力モンスターっぷりもその影響ってパターンかも?空の亀裂が主人公のところに開くのもその関係か、単に大きな魔力を求めてか。ついでに愛乃亜がずっと裏で動いてるのは恐らくパスを渡り歩いて主人公と雪那を救う方法を必死で探してるってところか。なるほどなー。
主演がヒロイン1人の自主製作映画を撮影する流れ…これ系も日記と並んで超絶分かりやすい伏線。大抵その内容がイコールヒロインの抱える問題そのもので、悲しい結末ならそれを、ハッピーエンドなら「でも現実は…」とか言って、その悲劇的な結末を一緒に乗り越えてハッピーエンド。というのも手垢にまみれたと言って良い程ありふれたパターン。
こういうのって個別入ってからやられると露骨すぎるからせめて共通の内に誰のイベントとも悟らせないように自然な流れで差し込んでおくとかうまくごまかしてくれないもんかなぁ…。
雪姉自体は悪戯好きお姉ちゃんって感じのキャラにしては珍しく、素直に好意を伝えてきたり積極的にぐいぐい来るタイプのヒロイン。
しかしこの全力で恋愛しようとする姿勢も「クリスマスもお正月も、ずーーっと一緒だよ」なんて何気ないセリフも、自分がもう限界だと察しているからこそだろうというのが分かってしまって悲しすぎる。
まぁ主人公と一緒にどうにかするはするんだろうけど、一応前作の姉キャラという前例があるから油断はできない。
可子√同様2/2に雪姉が倒れ、ついに状況の詳細が説明された。
主人公の異常は生来の物ではなく、6年前に空の亀裂に対処した際に暗黒色の何か(黒無)を撃退しきれず体に侵入され内側から浸食されている為、という後天的なものだったらしい。
他は概ね予想通り。雪姉の全力っぷりをモノローグではなくあえて愛乃亜の口から言わせたのはいい判断すぎる…より刺さるものがあった。
ついでに主人公の魔力感知がバカになってるのも黒無の影響だと。惜しいな感知だけか~。じゃあ本作で主人公無双は見られそうもないかなー。
2/10、ついに主人公が常坂の魔法を継承。
これ状況が状況だから当代の常坂である雪姉からわざわざ同年代の主人公への継承イベ発生したけど、平穏無事に暮らす限りは「分家は常坂を継承する為に居る」の設定の必要性が一切無いと思うんだけど、どういう意図のしきたりなんだ…?
今回のように当代が何らかの理由で死に瀕した時や子宝に恵まれなかった時、子供に適正が無いって可能性もまぁあるだろうし、そういう時にだけ活きる保険程度のしきたりなのかね。
ちなみに継承前の名前は「せつな」らしい。
お別れシーンの挿入歌、恐らく本作のセンターであろう瑞花か愛乃亜の為の曲なんだろうとは思うけど、この√でもめっちゃ刺さってて思わずじっくり聴き入ってしまった。曲名は「悲しみリフレイン」か…覚えましたし。
全てを知った主人公が一旦がっつり途方に暮れるのも、雪姉を失った後の描写も丁寧で良い。主人公は主人公らしくあって欲しいと常々思っているため無能だったり戦うヒロインの電池役でしかない主人公なんかも心底嫌いだが、これは違う。そりゃそうだよ自覚すら無かったのに急にこんな大変なこと知らされて、何もできないままたった一週間後に長年共に過ごしてきた最愛の人を失ったんだから。そりゃ感情がついていかないよな、人間らしいよすごく。
そして全てを知り全てを見てきた愛乃亜だからこそ、そんな悲嘆に暮れる主人公を安易に糾弾しないのも、発破をかけにくるのも最後に立ちはだかるのも全部良い。キャラの心理描写がめっちゃくちゃ解釈一致だ。
時遡の魔法を使った世界は巻き戻るのではなく1つの世界線として残るのか…4でもそこ気になってたんだけど作中じゃ触れもしないからまぁいっか…って流してたんだけど…。遺された側超しんどいじゃん…。
主人公が頑張って時遡の魔法を練習して、足りない分は雪姉が昔かけてくれていたおまじないの助けも借りて、無事黒無を除去しつつ2/26の夜から2/1へ戻り、ハッピーエンドへ。
愛乃亜のおまじないも良いね。本作中では説明なかったけど、そもそも時遡の魔法で巻き戻った先では飛ぶ前の記憶が保持されないから、悲壮な覚悟で時を遡った主人公も飛んだ目的を忘れてしまう。そこでこのおまじない。これ4で主人公がやったビンタかキスかの奴だよね。憎いことしてくれる。
ところで雑貨屋で雪姉が気に入ってた青いイヤリングは結局プレゼントしないんかーい!とか、ゆゆから貰ったミサンガの件あれだけで終わりなんかーい!とか思ったのは私だけですかね…。
最終的に雪姉は「常坂 雪那」のまま、主人公もどこまで思い出せてるか分からないが少なくともこの世界線では常坂を継承しなていない状態で終わり。あれー?
~感想~
何これめっちゃテキスト良いじゃん…。まだ本作のセンターっぽい2人が残ってるけど絶対本作中最も出来の良いルートでしょこれ。(早計)
ていうか誰だよプレイ前雪姉のことヒロイン中最下位だとか思ってたやつ。マジ天使じゃないか…。
ヒロインがちゃんとヒロインしてるし主人公もちゃんと主人公してる。当たり前の事のように見えて、実は案外少ないんだよそういう作品。しかも周囲のキャラまで良いときてる。(え?瑞花?あいか?知らない子ですね…。)
シナリオ展開自体は(ルートロック的にプレイ済である可能性が高い)可子√の情報+本√内で少し進めただけで早々にほぼ全て予想出来てしまうくらいには分かりやすいものであり、ありふれたシナリオと言わざるを得ない。
しかしそれでも尚、別れを覚悟した雪姉のセリフなどグッと来るものも多く、また登場人物の行動原理、感情の動きにもいちいち説得力があり、更に物語に感情移入するのに実に適度なテキスト配分。しっかり楽しませてもらえた。
この√は同じシナリオ展開を辿ったとしてもライター次第でいくらでもゴミみたいなシナリオになり得た話だったはず。それをよくここまで良い形で仕上げてくれたと感謝したい。
終盤の転結の辺りがとても丁寧に描かれていたのも非常~~に〇。これくらいしっかりめのストーリーが終盤雑に描かれちゃ読後感なんてろくなもんじゃない、台無しってもので。書いた人はそれがよく分かってる。
内容自体は平凡でも、構成やテキストの良さが質を何段も引き上げている。ライターさんどなた?(文章からライター当てる人すごいよね…)
まぁ欲を言えばイチャイチャ成分がもうちょっと欲しかったという気持ちはあるけど…。
でもやっぱ攻略順は雪那→可子推奨だなー。
◆八坂 愛乃亜◆
個人的に本当に待ちに待った√。苦節2か月…食指が動かず4をスルーした事でD.C.シリーズそのものに対する興味が薄れていた私に再度興味を持たせたこのキャラの為に、D.C.4の2作を経て、ようやくここまで辿り着いたので実に感慨深い。
雪姉√終盤で本人からの説明もあったが、6年前からずっと、主人公の抱える問題に対して時遡の魔法で主人公に対症療法を施し続けてきた雪姉とは別のアプローチで、自分の生活を投げうってでも日々あらゆるパスを渡り歩いて根本的な解決法を探し続けてきている。
割とサバサバつっけんどんな物言いをするが、言葉の端々から優しさが滲み出ており、公式キャラ紹介に書かれている傍若無人という印象は正直あまりない。
主人公とは親が決めた許嫁同士であるものの普段は互いに「あくまで親が勝手に決めたもの」程度の扱いをしている。主人公の事も大事に想っているのは間違いないが、恋愛的な意味でどうなのかはイマイチ掴めてない。
改めて思うけど愛乃亜はまずBGMが強い。「傍らに~」も「孤高の~」も流しっぱなしでいくらでも別作業していられるくらい良い…最高や。
なんか許嫁の件で愛乃亜が「もし本当に結婚するならあたしより可子の方が良いと思うわ」とか言い出した…あっ、それだけは嫌かもですー…(個別√を思い返しながら)。
香々祭は体育祭。そういえば本作の時代から同時開催が伝統化して4へと繋がるというなら、(瑞花√は文化祭になる気がするし)雪姉√じゃないと辻褄が合わないのか…?まさか最終的に色んな世界線が収束したりとか…?まぁ全クリする頃には分かるか。
「愛乃亜がいなくなったら俺が迎えに行く」というフラグ立て。なるほど帰ってこれなくなるのか…でも主人公の大雑把な魔法でどうやって迎えに行くんだ…?
愛乃亜のパス移動関係で語られたが、どうやらこの世界は例の黒無とやらの影響で?もうあらゆるパスの未来が観測できない状態になってるというレベルで危機に瀕した状況だったらしい。
とはいえ本当に自分の楽しい学生生活を捨てて毎日くたくたになるまでパス移動パス移動パス移動で解決の可能性を探し続ける愛乃亜、しんどいなーこれ…。
そんな中でも信じて待ってくれてる仲間たちに感化され、体育祭に参加して一緒に楽しめた。実際本人はこんなことしてる暇ないのにって複雑な想いもあるだろうけど、全部理解して見てる方は親目線みたいになっちゃうよこれ…。
甘酒で酔っ払った(???)愛乃亜相手に可子がここまでプレイしてきて初めて見たような表情でドン引きしてるのめっちゃ笑った。
家の習わしで年の初めに奉納の舞、基本的に分家の主に女の子が担当するらしい。今回は愛乃亜が担当。使命の為に練習時間なんてろくになかったろうに舞までやれるんかこの天才少女は…。
体育祭が終わったあたりから会話もやや味気なくサクサク進行。これ黒無問題放置したままで愛乃亜に恋人云々なんて余裕無いから事態がが動くまではある程度ざっくり進行ってことかな。それにしても物足りない。
途中いつもより早めに黒無が顔見せに来たり主人公が愛乃亜の力になりたくて修行頑張ったり愛乃亜のパス移動の魔法の練習をしたりはしてるものの、雪姉が倒れるまで結局いつも通り。この√ならワンチャンあるかもしれないと思ったけどダメかぁ~。
パス移動の魔法は魔力感知がしっかりしていないと時空の迷子みたいになってしまうのが超危険ということなので、黒無のせいで感知がバカになってる主人公じゃそりゃ無理だよなと。でも物には出来てなくともこの√の主人公はちゃんと努力してるのが感じられて結構好感持てる。
しかし、昔の約束のフラグ+体育祭の時に愛乃亜の記憶がごっちゃになってたというダメ押しで愛乃亜が帰ってこれなくなる展開自体は見えてるし、更にこの√で初出の「縁」というワードと主人公がパス移動の魔法に興味持った事で先の展開が丸見えに。もうちょっと隠してくれないものかなぁ…。
2/8案の定一切帰ってこなくなった愛乃亜の異常に気が付き、可子との合体魔法で縁を辿ってパスの狭間的な場所で迷子になった愛乃亜を探しに。確かに主人公の大雑把な魔法じゃ探しに行けなくね?とは思ってたけど、なんか可子√みたいだなこれじゃ。むしろ可子√でこれやってくれよ感すごい…本人の√が酷かったから尚更。
この二人でやってる作業って4SHで主人公と有里咲がやってたのと同じだよね。こっちの主人公は黒無から激重デバフ食らってるハンデがあるとはいえ、ろくなヒントも無しに割とサクッとやってのけた4の2人って凄かったんだな…。
パスの迷子になってた愛乃亜を無事連れ帰ってきて、今後の為にもより縁を深める為という可子の口車に半分乗ったような形で愛乃亜と恋人に。主人公はまだ気持ち固まり切ってないみたいだけど、愛乃亜は意外ともう…?
ちなみに今も雪姉って時遡の魔法の負荷で寝込んでるんだよね、流れ的に雪姉√みたいに消滅する程のヤバさではないかもしれないけど…。
付き合いだしてからの愛乃亜がとても初心な女の子でかわいくて良い。D.C.5はじまったな!!
でもそれと同じかそれ以上に、可子と一緒に楽しそうにしてるのがとても良い。普通に仲の良い姉妹なのにこの6年間愛乃亜が使命の為にずっと家を空けてばかりだったから、こんな機会ずっとなかったはずなんだよね。付き合い始めたからここから全部カップルの時間~!ではなく、そんな姉妹の様子をしっかり描いてくれるライターさん、プレイヤーが見たい物が分かってるな…。
いやむしろ、思えばここまで愛乃亜もその大事な妹の可子も辛そうな顔やしんどそうな顔、寂しそうな顔ばっかだったしてたし、プレイヤー以上にライター自身が描きたかった事なのかもしれない。私は物書きの経験が無いから分からないけどもしかしたらライターにとって担当したヒロインなんて我が子みたいなものかもしれないし。
体育祭以降どのエピソードも薄味ばかりだったから若干不安になってたけど、いいじゃんいいじゃん。
愛乃亜の可愛さについては正直ここまで女の子らしい感じになるとは全く想像していなかった。照れデレしつつも今まで同様仲の良いケンカップル的な温度感をイメージしていたけど、なんだこの可愛い生き物…お前これまでどれだけ感情押し殺して生きてきたんだよ。ていうかもはやキャラ崩壊してない?これはこれで「思ってたんとちゃう…」って解釈不一致起こす人出そうなレベル。
付き合いだしてからの主人公には「そこは男見せろよ」と言いたくなるシーンがちょいちょいあって気になったけど、まぁこれまでずっとバカなこと言い合ってきた家族みたいな存在じゃ距離感ムズイかー。
2/16~2人で黒無に対処出来た世界線を探すパス移動を再開。黒無に対処出来たパターンってなると、恐らくまだ見ぬ瑞花√と、雪姉√も一応できてるはずなんだけど、そう都合よく辿り着けはしないか…。
愛乃亜曰く、想秤の桜に本来自然界に漂うマナが蓄積されているのが違和感ある、どの世界、パスに行っても同様だと。どうやらケープや腕章を通じて微量のマナが想秤の桜に流れ込むことで色が変わっているらしい。愛乃亜はここで初めて秤事というシステムにもマナの流れにも違和感を覚え、しかしそれを聞いても尚主人公は何がおかしいのか分からない、と。
あんな集計カウンターやってくれる植物も、それがあって当然とされてる事自体も、プレイヤー目線では最初から違和感の塊だったからね…ついに回収きたかって感じ。
桜に違和感を覚えたあたりから連鎖的に色々な気付きを得て、愛乃亜の記憶も戻る。6年前、黒無対策の為のパス移動中に未来のパスで出会った主人公が、黒無対策の為に水鏡湖に桜の木を植えて黒無を抑え込むための象徴にしようとしていたが、植えた桜にはマナが足りず抑え込むことができず枯れた。そこで黒無にも対抗できる大量のマナを蓄えた魔法の桜を思いついた。その為にマナの収集装置としての想秤の桜と秤事という行事を用意し、認識阻害の魔法で受け入れさせた。1つのパスでやっても到底足りないから複数のパスに用意して、最後に1本に集約してマナの桜にすると。
これ4SHの愛乃亜自身がやってたのと同じやつか。それらを実行したのが誰なのかは不明だって話だけど、そんなこと出来るのどこぞの天才だけじゃん。
ちなみに6年前時点でその有効そうな計画を知ったにも関わらずそれ以降もずっと必死でパス移動を続けてきた理由は、各パスの桜に異変がないかの点検と、できれば別案も用意しておきたいという理由でパス移動を頑張りすぎた結果、今回の騒動よろしく代償として別パスで主人公に会ったあたりの記憶を失ってしまっていたからとのこと。
ここからのパス移動は漠然と対抗策を探すものではなく、最後に集約する為のアンカーを桜に刺して回る作業に。このあたりから愛乃亜が露骨な匂わせやら急に思い出作りみたいな真似をし始める。あれだけ膨大なマナを一つにまとめるのがヤバくて最悪死も有り得る、くらいの覚悟してる感じかこれ。
それはそれとしてベーゴマ専用CGあるのちょっと笑った。これが黒無を倒すヒントになったりするんだろうな(適当)。
3/17、あまりに積み上げすぎてとっくに自重で崩れてそうな程フラグを積み上げてきた最終決戦。
いいなこの発動直前のやり取り。似たような良いシーンを演出しようとしていても話に重みが無さすぎてむしろ白けてしまうような作品が大半の中、本作はここまでのシナリオが丁寧に積み上げられてきたからこそ、ちゃんと深く刺さる。
更に、愛乃亜が何かやらかそうとしている事はプレイヤー目線だと露骨なのに主人公くんは何も気づいていないのである!からのヒロインが犠牲にー…なんて主人公にイラつく作品が多い中、ちゃんと察していて男を見せる主人公。いやもうね、パートボイスだって良いから主人公にボイスが欲しいシーンだったこれは…。付き合ってからはイマイチ男らしさが足りない感あったけど、この大一番の為の貯めだったのかライターさんよ…。(まぁ主人公が愛乃亜を押しのけて交代してからの会話が長すぎて、この間に縋りつくなり引っぺがすなり一緒に触れるなり余裕で出来るだろこれ…とはめっちゃ思ったけど。)
更に、ここで愛乃亜が泣き叫んでる所に「なんか戻ってこれちゃった」とか言ってサクッと戻ってきてハッピーエンド、みたいな軽すぎるパターンじゃないのも良い。いやほんとそういう作品(ry
ED後、あれ…決戦の日が卒業式前日だったはずで、それから何度も何度もパス移動を繰り返してまるで何日も経ったようなテキストだけど今日が卒業式当日…あれ?「あたしの時間はあの夜から止まったままだ」だの「あの日のあいつはどこにもいない」だの「あの夜」だの…まだ昨日の今日だよね?あれ??1年と1日後…?いやリミット云々言ってるし普通に次の日だよね…あれれ??
最後は、愛乃亜は憔悴しきってそれどころじゃないみたいだけど、”散った”ではなく朽ちるように”枯れた”はずなのに何故か咲き乱れている水鏡湖の桜の前で何故か帰ってきた主人公と再会し、一切説明も無いまま終わり。んー…??やっぱり瑞花関係か?
あと愛乃亜の継承前の名前って明かされなかったな。
…意味ありげにCGまで用意されたベーゴマ何の関係なかったやんけ!何故そこに本気を出したんだ…!
えー感想。良かったです。(迫真)
愛乃亜が想定の100倍可愛かった。
シナリオも途中物足りないパートも結構あったものの、丁寧であって欲しい所がしっかり丁寧に描かれていたからまぁ全然良いか。
シリアスもイチャラブもいい塩梅。
主人公もちゃんとかっこよかった。見せ場で唐突にかっこよくなったのではなく、積み重ねからの、背伸びしてかっこつけてみせたっていうのが尚更良い。
フラグ立てが懇切丁寧すぎて1つ目のフラグの時点で「あっ」ってなっちゃうことくらいかな残念なのは。
本作全体に言えることとして、根底にあるエピソードがどの√でも同一であり、√毎に別の視点から少しずつ情報が出るといった形式であるため、攻略を進めれば進める程情報集まる…のは良いのだが、それが過剰すぎて先の展開が非常に読みやすくなってしまうというのは、この√ではなくこの作品としての欠点ではあると思う。
私の場合は可子をクリアして雪那の途中くらいで雪那√だけでなく作品の大体の全容と残る愛乃亜と瑞花の位置付けが見えてしまった。4をクリアしたばかりで記憶に新しいのも地味に効いてるのかも。
あいか√は平和でした。
可子√は一体なんだったんだ…。
◆桜来 瑞花◆
ついにきました、恐らく本作の正史となるであろう√。
ずーっと気になってたけどこの子耳尖ってんだよね…少なくとも何かしら純粋な人間ではない的な奴じゃん。
瑞花については本当にこの√に全て詰まってるんだろうなってくらい、他√では天然クールですっとぼけた事ばかり言うのといつも会話をよそに一人だけ食べてるってくらいの印象しかないまま事件が起こる前に消えてしまうため、おもろい子だけど好きも嫌いもまだない感じ。
ていうかD.C.4SHラストで枯れない桜の地で主人公達が出会ったショートの子がスタッフロールで同じCVだった気がするから…この√で髪切るのか?
個人的には愛乃亜が好きすぎる為、プレイ後にこの子が正史であることに納得できるかどうかが一番の気がかり。でもタイトル画面にずっと2人いるし、4でもあんな感じだったし、案外瑞花一強ではないのかも?
開始。いやキャラBGMおっも!コミカルめなシーンだろうが今にも深刻な話始まりそうじゃん…いい曲だけどなんだかなぁ…w
個別入って即、瑞花が動物に囲まれながら歌ったり青年と話しをしたりするシーン。これは相当な過去の話か?それに歌を歌っているとき云々って有里咲のと関係ありそう。
個別入る前の選択肢では学校に来る猫にエサをあげようとしたり戯れるシーンが何度も描かれる。あー動物系掘り下げるタイプかぁ…。これ系の話って味しないんだよなぁ…。
文化祭の後夜祭でサプライズで瑞花に歌わせようと画策するが、まずは連れてこないと話にならないということで一緒に回ろうと声をかけるんだけど、正直ここの半分告白みたいな主人公のセリフに対して瑞花が頬を赤くしたのが結構意外だった。そういう女の子的な感情あったんだこの子…。
しかしいくら最初から別の目的が念頭にあったからって自分の言動の意味深さに気づきもしないキッズ主人公くんさぁ…。
で、いざ本番、瑞花の歌唱。盛り上がってたところに急にしっとり系の曲だけど、まぁ後夜祭の締めにはぴったりか…とかのんびり思ってたけど、待てよなんか聞き覚えが、、、この曲ってD.C.4SHの山場で有里咲が歌った「めぐり逢えたね」じゃん…うわーうわー…。でも伴奏はどこかr…あ、なんでもないです。
同じ歌を同じような場で歌うヒロインと、その歌を主人公が自慢げに誇らしげに楽しげに聴いているという構図まで同じなの、いいな。
歌の後に瑞花からの公開告白、その場は即撤収せねばならなくなり返事は後回しになってしまったとはいえ、瑞花からしたら主人公から告白されて悩んで告白に答えたような形だったはずなのに今度は待たされるっていう意味がわからない状況だよねこれ。ほーら無自覚主人公のせいでこんなことになったー!
でも瑞花は瑞花でしっかり考えて今回の一連の流れの中で主人公の真意が告白ではなくサプライズにあったことを説明されるまでもなく察して、その上で正直に向き合ってくれる。本人曰く「答えを急かすつもりはないが、待ちながら押すつもり」と。こんな状況で相手の考えに寄り添いつつ自分の想いも主張する、めっちゃ良い子じゃん…。
しかも告白済で待ってる側であるということを最大限活かしたグイグイっぷりやいじりが面白い。基本すっとぼけた感じでこういう事全く考え無さそうなキャラだったのに意外すぎでしょ。
でもなぁ…今12月前半くらいだけど、瑞花って1月中頃には例のイベントが発生する訳じゃん。だからこそその前にイチャイチャイベント詰め込もうとしてるのも分かるんだけど、こういう付き合う前にヒロインの方からめっちゃグイグイ来る系っていざ何かが起きた時主人公に相談もせずに一人で解決しようと無茶したり最悪何も告げずに去って行ったりする事多すぎるから不安だなぁ…。
ちなみに告白の返事は待たせに待たせ、それに見合うだけの返事をクリスマスにすると気合を入れた割にめっちゃ普通どころか若干情けない寄りの返事しただけだった。おい主人公…?おい?
玖星家の魔法であるナギの魔法は、物事を安定させたり、本来の姿を見せる魔法。4の主人公も使っていた…と言ってもアレは鏡に宿った力を起動してただけって感じだったけど、とにかくあの笑顔の魔法は正しくはその相手が本来持っている自然体の表情を映すものであり、多くの場合それが笑顔である、という代物だったらしい。
そしてその魔法を瑞花に使って見えたのが苦し気な表情…と。まぁ危機的状況だからわざわざ来たのに記憶喪失になって無為に日々を過ごしてしまっていて、そうしている間にも刻一刻と状況は悪化していてもう1ヵ月も猶予が無い状況だもんね…。プレイヤー的には分かるけど主人公からしたらこれかなり不安になる現象やろな。
やたら瑞花が構ってた猫が子供を産んで、しばしば一緒に面倒を見てた桐子ネェが店(月見団子)で面倒を見ることに。更に今後野良猫の保護もしていくと…あ~~、これ瑞花の心情変化の為に安易に動物使ったしょうもなイベとしか認識してなかったけど、未来(D.C.4)で猫喫茶にする為の伏線イベだったのかーすっかり忘れてた。
とはいえやはりというか、想像以上に話の主役が主人公でもヒロインでもなく猫なんだよなぁ…それは違うじゃん。良くないじゃん。
謎の時空での瑞花らしき少女と青年の会話、この青年って4の主人公のじいさんの若かりし頃とかかなって何の根拠もなく思ってるけどどうなんだろう。しかし1000年後かぁ…。
そして1/17、いつも通り桜が枯れてしまい、そこから数日瑞花が主人公を避けまくる。からのそのまま失踪。完全に「グイグイ来る系はいざ何か起きたら一人で~」の持論通りの展開になってしまった。ヤダヤダー…。
これ系って主人公何も悪いことしてないのに事情も分からず翻弄されるだけで理不尽さしかないから普通に割と嫌いな展開やねん…。
今回も、プレイヤーはまだこの直前の?/??での会話もあって記憶が戻った瑞花が4のサクラの国の設定「魔法使いは、恋をしてはいけない」を理由にこんな行動に出たんだろうと察しがつくけど、主人公目線だと恋人絶頂期だったのに突然避けられるようになり挙句事情も告げられないまま居なくなられただけなんだよ。これって一番残酷、最低なお別れの仕方だと思うんだよ…。
実際割とヒロインsageだと思うんだよなぁこの手の展開って…たとえどんな事情があろうが、どれだけ好き好き言っていようと、いざとなったら相談どころか説明すらなしに一方的に主人公のことを切り捨てるタイプの女だって事じゃん。私も辛い?知るかよそれはお前自身の決断だろ、それと比べて何も知らずに一方的に捨てられる側の辛さが如何程の物か想像出来るか?って話。ほんと不快だわー。
しかも本作でもそうだけど、大抵そういうヒロイン以外の√ではちゃんと恋人同士相談して一緒に立ち向かったりするのにこの手のグイグイ系ヒロインばかりが主人公を蔑ろにして勝手な事するからより一層悪目立ちするんだよね。緩急つけりゃなんでも良いってもんじゃない。ライターさん方、このテンプレ使うのそろそろやめない?
それにしても、こういう時いつも主人公と同じ目線で真剣に向き合ってくれる可子がほんと癒しだし、愛乃亜がこの手の色々知ってる系キャラらしからぬ主人公に寄り添ってくれる性格でとても良い。
どの√やってもこの二人の好感度が上がってくわぁ…(まぁ可子は個別√は終わってるんだけど。ほんとなんだったんだアレ。)
このルートで初めて世界のマナバランスの崩壊具合が描写された。アカンやん…ていうかサクラの国とミズの国ってこんな感じ(カガミの国を挟んで上側にミズ、下側にサクラ)になってたんだ…。4じゃこんな分かり易い描写なかったもんな。
そもそも瑞花がミズの国へ行った理由は、主人公を見つけて衝動的に移動しただけだったとか。それで記憶を失って使命をおろそかにしてこんなことに…ドジっ子かな?
ちなみに追い付いた後の瑞花は、自分だけじゃどうにもできないことが分かり切ってるくせに「これは私の使命だから帰って」って突っぱねる辺りまで完璧にテンプレでクソだるい。なんでこういう展開にしちゃうかなぁ…。
あと例の青年とやらは何の捻りもなく未来の主人公でした。っていうよりこの主人公こそが4のじいさんかな、なるほど同一人物だったか…。
結局力を合わせてどうにか均衡を取り戻したけど、要はアレの元が黒無くんでしょ?どこいったん?あの場に愛乃亜だっていたのにこの√では「黒無」の名前すら出ないまま消失したん?あれぇ??
あと瑞花は不老なだけでただの人間だった。…それをただの人間と評して良いかはともかく。ある地点で自分に魔法をかけたとかで不老になってずっと世界の維持に努めてきたとかで、1000年ってのはそのことっぽい。耳尖ってるのはその魔法の影響ってとこ?長命のイメージ、エルフのイメージかな?
ここからは瑞花の後継者を探すため、ミズの国とサクラの国を行き来する生活を1ヵ月ほどしたらしい。4の主人公達もやってたっけ…ほんと似た構成に拘ってるね。
一応4より50年くらいだっけ?前の世界観だけど、世界観設定的には特に変わらなさそう。イギリス時計台に魔法学園もあるとか。3の時代設定っていつだったっけ…なーーんも覚えてないのがまたしても悔やまれる…。
その生活の中で、主人公の事信じて魅力的な女の子が多いミズの国に送り出す私ってば健気な彼女よねとか言ってたけど、使命の為とはいえ君一度主人公の事かなり惨い捨て方しましたよね?更にこれから先も(今度は合意の上とはいえ)、使命の為にお別れするんでしょ?どの口が…って思ってしまう。ほらーヒロインのイメージ悪化してんじゃん…だからあの流れよくないんだって。。
で、この時点で瑞花のお腹には子供が居て、使命の為に厳しめに育てる感じのこと話してるけど…これまだ有里咲じゃないよな?有里咲は瑞花みたいに年齢を止めるとかやってなかったはずだし、母親にあたる人か?母親は死んだか忘れたけどほとんど話にも出てこなくて、祖母の話ばかりしてたっけ。瑞花が有里咲の祖母っぽいねやっぱ。
最後は主人公がナギの魔法をかけた懐中時計と、瑞花が1000前にもらってずっと大事に持っていた懐中時計に今の恋心を封じ込めた物を交換してそれぞれの世界に別れて終わり。
…と思ったらEDを挟んで主人公が文脈的に恐らく1000年前?の瑞花に懐中時計を渡して、それによりそこに込められていた瑞花の恋心が蘇ってなんかハッピーエンドな感じに?…んー?蘇るっていうかこれ思い出インストールって感じだよね。え、これで良いの?なんか違くない?現代の方の瑞花はどうした?いやこの子こそが全てを終えた後の瑞花か?だとしたら恋心どころじゃなく主人公関連の記憶全てを封印してた?でも使命を子に託した後の瑞花だというにはさすがにおかしいよな…それに交換した懐中時計を持ってる素振りも見せないのも変だし、やっぱり1000年前かどこかの瑞花だよねこれ。ならそこに記憶インストールして恋心抱かせたままそっから1000年過ごさせるの?えぐくない?んーちょっとイマイチ理解出来なかったなー…。
クリア後、EPILOGUEが解放されたので、そちらで後日談が語られるんだろうけど、一旦この√としての感想を言うなら、うーん…。
使命が使命だけに確かに仕方ないんだけど、離ればなれになる所まで含めて振り回されっぱなしの主人公が不憫な√だったなーって感じ。
ヒロイン自身もめっちゃグイグイくる辺りは面白かったけど、それだけだったなぁ…正直別に好きにもならなかった。
最後のシーンがどの時点の瑞花なのかイマイチ把握しきれなかったものの、何らかの形でハッピーエンドにはなったっぽいのでまだいいけど、そこまでの流れもあまり好きじゃなかったな。想いが通じてれば幸せ…などと綺麗事を言ったところで、こんな一番恋人絶頂期に、遠距離ですらなく完全に会えなくなるのはきつすぎるだろうし。
全てを終えた瑞花は魔法の力が弱まるなり失うなりした事で不老の魔法も解除されて、主人公と一緒に同じ速度で生きていけるっていう流れかと思ってたけど、どうなんだろう。
個別√全体の結構な割合を占めた猫の話とか”瑞花√”としては心底どうでも良かったし。動物を愛でる女の子は可愛いよね、は良いけど、そこをメインにしすぎ。話の一部程度に収めるべきだった。
全体のシナリオの内容、ペース配分、ヒロインの魅せ方、会話の運びやその内容、キャラの思考やそこから来る発言の自然さ、心理描写、悲壮感漂うシーンの緊迫感やら佳境の盛り上げ方、文章による間の取り方まで、どこを取っても雪那√や愛乃亜√の方が圧倒的に上だったと思う。この√はせいぜい凡作。あと主人公が全くかっこいいとこなかったね。
最初に「プレイ後にこの子が正史であることに納得できるかどうかが気になる所」なんて書いたけど、これはちょっとなぁ…。
4の設定と本作各√の内容を考えると、どうも複数の√を1つに束ねた世界が正史って感じかなーとも思うけど、主人公と瑞花の孫が有里咲だというなら、少なくとも正ヒロインはやはり瑞花で確定ってことだよね。残念だー。
そういや愛乃亜に続いてこの√でも本名は明かされなかったな。
■EPILOGUE
瑞花EPで植えてた苗木って愛乃亜√ラストのマナの苗木だったのね…。これ愛乃亜√で話のあった、別√の主人公が黒無対策で植えたけどマナが足りずに枯れたってやつ、あれをマナ含有率たっぷりのマナの桜でやり直したってことか。
ていうか改めてやっぱり愛乃亜と再会したの卒業式の日って言ってるな…例の大魔法を実行したのがその前日の夜遅くで、つまり主人公が消えてから帰ってきたの翌日…っていうかせいぜい半日程度ってことになるよね…いくら愛乃亜が時間の概念も飛び越えられるって言っても、帰ってくる場所自体は自分の時間軸だけに未だに違和感あるな…。
これ、ここに来て各ルートのEPをちょっとずつとはいえやるっていうのは、黒無の問題を解決したことで途切れてたそれぞれのパスの未来が見られるようになった、ってことだよね。だから時系列的には当人の√のラストでやってくれても良かったけどあえてここでやった訳だ。まぁ愛乃亜を早めにクリアした人は以降のルートで普通に見られてもおかしくなかった気はするけど…。それとも瑞花のも併せて解決してようやく未来が繋がったんだろうか。
ちなみに、愛乃亜√は想秤の桜の消失、瑞花√では猫カフェ、雪姉の√では学園祭で両方開催、可子√では天文部の宇宙人召喚、灯莉(あいか)√では……何かあったっけ…もしかして月見団子の制服?まぁとりあえず各ルートに分散して後世に受け継がれる要素が出てきたことから、やっぱり統合的な√が正史なのかも。
黒無退治に使っちゃった可子のチョーカーを直したり、あいかの母が目を覚ましたり…これ当人のルートでもわざわざ話に出す癖に放置なの不自然だと思ってたけどまさかこんな回収の仕方をするとは…。例の黒無が悪さしてたってことかね。いやでも灯莉の方は治らないんか…こっちは本格的に続編要素ってことか。
雪姉√では常坂を継承してたから、ようやく姓を継承する…って結局雪姉とくっついた主人公でも常坂を継承する側なのか。例外云々の設定はなんだったんだか…。ていうか周囲からしたら級友が急に苗字変わるわ生徒会長が急に名前変わるわで戸惑うだろうなぁ…。あと雪姉…せつ姉?せつな?の寿命は結局削れまくったままらしい。いくら快復したと言ってもそもそも限界ギリギリだったんだし、全然残って無さそうだよね…え、何?結局解決しないまま終わった4に続いてこれって、D.C.は姉キャラに恨みでもあるの…?今度こそFDで解決してくれ頼む…。
瑞花√で主人公が凄い魔法使いになる為頑張るって言ってるけど、そういやこの√でも黒無は消失してるはずだから、主人公の魔力感知の阻害はなくなってるんだよね?
■SEQUEL
後日談やったと思ったらまた後日談…だと…!?まぁこっちは恒例の最後の匂わせみたいなやつかな。
1
主人公がシャベッタアアアアアアアアアア!しかもCG使いまわしだけどあのシーンきたああああっていうかやっぱり本作主人公が4主人公のじいさんだったかー。とか思ってたら風見鶏出てきたああああああああヒロインまで出てきたああああああいやIIIとかマジ覚えてないけどめっちゃ色々出してくるじゃんヤバぁ。。
2
愛乃亜がおばあちゃんになっちゃった…継承前の名前と瑞花の本当の名前ここで出るんかー。亜子と由岐子ね…メモメモ。
瑞花は未だに全く老いてないようで、有里咲と会う時は魔法で姿と声を変えていたらしい…まじか。もう永遠の魔法使いじゃん…。
あれ、ていうか4の主人公の祖父が5主人公なのはいいけど、祖母は誰だこれ…?常坂になってるなら雪姉なのかと思いきや、話の流れ的に愛乃亜っぽいよね。うわー祖母の情報なんてじいさんがとても愛してたみたいなこと言ってた気がするくらいしか覚えてないわ…。
でもって4主人公が父母妹を事故で亡くしてたってことは、主人公(創眞)達は実の子とその配偶者+孫も一人喪ったって結構えぐい事になっちゃってるな・・。
それと有里咲は瑞花の孫じゃなくて娘だった…そもそも存在してないんじゃそりゃ母親の話なんてろくに出なかった訳だ。
主人公がいい歳して頑張った2人目の~とかではなく、単にミズの国とサクラの国で時系列が違うから合わせる為だとか。えーっと…どういうことだ???
4でじいさんがナギの魔法はサクラの国側の誰だかにあげちゃったみたいなこと言ってた相手はつまり瑞花よな。で娘に継承したと。
完全に4SHの流れになってきた…あの時のロリ愛乃亜って普通に昔の愛乃亜が時間を超えてきてたのかと思ってたけど、まさかのおばあちゃんだったんかぁ…
3
4SH一番最後のCVから髪切った瑞花と出会ったんだと思い込んでた奴、まさかのキャラすぎたんですけど…。。。え、何、2のキャラまで出てきて喋るの今作…さすがにそこまでやるとは思わないじゃん…ビビるわ。これで1~4全部何かしらの形で登場しちゃったな。
ていうかつまり2もサクラの国側の話だったってことか。1とか2ってほんとろくに覚えてないけど魔法関連はそこまで派手にやってた印象なかったからどちらかと言えばミズの国の話かと思ってた…。
さすがに色々気になってきたので時代設定をまとめてみた。
単純に西暦だけで言うと
1950年 D.C.III風見鶏編 (作中で明言)
1960-1961 D.C.5 (作中で明言)
2002か2003 D.C.
2019 D.C.4
2055-2056 D.C.II (1の53年後)
2072 D.C.III初音島編 (作中で明言)
って感じで、かつどうやら1、2、3、がサクラの国の話で、4と5が主にミズの国の話らしい。
で、時系列云々についても考えると…さすがに面倒なので月日は同じで年だけの時差があると考えて、
1961年3月には既にに瑞花が有里咲を身籠っていてそのままサクラの国で12/8に出産、と。その有里咲はミズの国で言うところの2004年産まれってことになるから、43年ズレてるってことか?
しかしその時差を先の年表に反映してしまうと、(立ち絵が当時のままだから年齢が読めないが)創眞が風見鶏で出会った人との年齢差は時差なんて無いと考えた方が自然だし、しかし4の主人公達が最後に出会った人物がおかしいな話になるし。
つまりあれか、、、単に瑞花が43年後の未来から来ていたというだけの話か。そもそもカガミの国では時間の概念なんてぶっ壊れてるし、愛乃亜だって軽々超えるし、気にすること自体あまり意味がないのか。
分からなくなってきたしそれでいいか。
で、話を戻すと4の主人公と有里咲が出会った人から、ジジイ…要は創眞からの伝言を伝えられる。
ていうか4では死んだと思われていた有里咲の祖母が実は若いままの瑞花で、まだ生きてるけど死んだことにして姿を眩ませていただけとか結構大変なことが告げられまくってる。えぐいて。
ここで4主人公の祖母が亜子(愛乃亜)だってことが判明するけど、つまり創眞くん2人孕ませたってこと?4の主人公の祖父と有里咲の父親が創眞??
あの流れでそんなことある?って感じだし、あの人たち平気で孫世代の事騙しまくるからもう何が真実か分からないな…。
最後の「D.C.」はプレイヤー向けのメッセージのみで終わり。
終わったなぁ…。
途中ダレる事もあったけど、総評としてはそれなりに悪くなかった。
各ルートの感想はそれぞれでがっつり書いたから今更言うこともさほどないが、ざっくり言うと
雪姉と愛乃亜の√は普通に結構良かった。特に愛乃亜は何度も言ったが、最初に愛乃亜を気に入り、それをプレイするために4PH、4SHという個人的に最高にしんどかった2作品を乗り越えてようやくここまで来て、その結果がこれなら素直に嬉しい。
あいかはまぁ…まぁ……悪くはなかったけど、当人の√以外では一生モb…末崎と同じサブキャラレベルの扱いだったのは不憫。続編で灯莉がどうなるかは気になるかな。
可子は個別√以外では常にとても良いキャラだったんだけどね…。
瑞花は…個別感想でも書いたけどセンターの割に全てにおいて凡作レベルでしかなかった。もしこの√が雪姉や愛乃亜くらいの質だったら本作の評価がグンと上がったかもしれないのに。
そういえば雪姉√クリア時に「この√が本作一番良いシナリオでしょ」みたいなこと雑に書いたけどそれ自体は本当にそうだったね。個人的に愛乃亜が好きすぎるからそっちもそれなりに満足はしたけど、やっぱり雪姉√が一番出来良かったと思う。
あとは、それでなくても酷いシナリオだったのに色々放置したまま終わった4が、まさか別のナンバリングでこうも続いてる感じになるとは思わなかったな。それでも色々投げっぱなしなのは変わらないけど、一部でも続編で回収されるだけでもだいぶマシだね。
D.C.シリーズとしてはヒロイン5人って若干物足りなさあるけど、そのおかげで頭割りな各ルートのテキスト量が増えたことで雪姉や愛乃亜の良さが出たのなら、不満はない。
続編が続編なのかただのありきたりなFDなのかは知らないが、うだうだしてる間にもう今月発売になってしまった…程ほどに楽しみにする程度で待つとしよう。
ちなみにえちちなシーンは前作より頑張ってるんだろうなって気は一応するけど、個人的には全然ピンとこなかったというか…何ならあの不評すぎる前作の方がまだ多少は刺さるものがあったなぁって感じ。
あくまで比較すればの話で、どちも足りない。